55歳の俺が憧れるリタイア後の旅のあり方
■理想的なリタイア後の旅のあり方
まだ俺は55歳だし、たぶんは65歳まで働く必要がある。一方で、現在安定した仕事にはついていない状況下にあるため、リタイア後の旅のあり方なんかをあれこれと妄想している暇はないのだが、でも、たまには妄想を膨らませてみたりしてみよう。
そもそもリタイアしているわけだから、時間的な制約はなんらないわけだよな。ということは、週末やお盆休み、年末年始の限られた時間の中での旅行ではなく、いつでも行きたいときに行きたいところに行くことができたりするわけだ。これは素晴らしい。と、いうより時間的制約がないのだから、旅をしながら生きていくって事もできそうな気がする。
まあ、これにはカネがかかるだろうし、そんな優雅な旅などできるはずはないとお考えの方も多いだろう。
しかし、できるはずがないと考えてしまってはそこで終わってしまう。そうしたいと思ったのなら、それを具現化するための方法を考えてしまう方が、人生面白そうである。
■働きながら旅をする選択肢
さて、では時間はいくらでもあるが、資金的に問題となるのであれば、カネを稼ぎながら旅をするという方法はどうだろう。基本は車中泊だ。車で生活をする。そして、場所を移動しつつ何らかのビジネスを展開する。ひと儲けしたのなら、次の行きたい街へと移動する。これなら、ずーっと旅である。まあ、疲れたら帰ってくればよいし、行きたくなったらまた行けばよい。
また、移動先でビジネスは行わないものの、車の中で何らかの仕事をし続けながら、旅を続けるという方法も考えられる。
「そんなうまい話など、あるわけがないだろう」
ほらほら。その考えがいけないのだ。実はこのような暮らしを具現化されている方は少なからず存在する。たとえば、原稿の執筆やデザインを仕事とする人の中には、キャンピングカーを改造してオフィスにしている人もいる。あちこちと旅をしつつ、車の中で仕事をしているわけだ。
■制約に縛られることのない旅
サラリーマンでは、このような生き方は難しいかもしれないが、フリーであれば案外こんな生活も成り立つことがある。しかもこれ、リタイアしていない。つまりリタイア後ではなく、リタイア以前にこれを実現しているわけだ。
また、リタイア後において、仕事などせずに車で旅を続けていらっしゃる方もいる。まあ、この手の方々は、それまで必死に働き続け、まとまった資産を持つとともに、しっかりとした年金を手にされている方に限定されるかもしれない。しかし、素敵な第二の人生といえるだろう。
と、あれこれと考えてきた。俺の場合のリタイア後の理想的な旅とはなんだろうと考えると、これが案外、思い当たらないのは、いずれもちょっと俺には手が届かないと考えているからなんだろうか。
いやいや、そうではない。それ以前、リタイアするまでの間、どうやって生きていくかという問題を抱えているからに他ならないと気づき、ちょっと凹んだりするわけである。
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