50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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午後にスーパー銭湯に行った55歳が思ったこと


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■スーパー銭湯へと出かけてみた
俺は東京で育ったものの諸々の事情により、ここ20年くらいは地方都市に住んでいる。だから、首都圏とは大きく環境や事情は異なるだろうが、俺の住む街にはスーパー銭湯の類がいくつか存在する。

地方都市は、東京のように交通網が発達していないので、というかそんな必要もないわけだが、よって基本的には車社会である。スーパー銭湯には、どこも大きな駐車場が併設されているので、車で10分から20分程度走れば、大きな風呂や露天風呂を楽しむことができたりする。また、近場にもスーパー銭湯があるので、チャリにのってのんびりと風呂へ行くことも可能だ。

スーパー銭湯には、いくつもの風呂や露天、サウナなどがある。価格は場所によってまちまちだが、600円前後といったところだろうか。一般的な銭湯は、460円程度であるはずだから少々高めであり、まともな職につかない俺は毎日利用するには厳しいが、それでも、のんびりと風呂につかったり、サウナで汗を流したいと思ったときに、たまに利用するのであれば、大きな負担にはならない。少なくとも大枚叩いて温泉に繰り出すことを考えれば、ささやかな楽しみといえる。

先日も久しぶりにサウナで汗を流したくなって、午後にチャリで出掛けた。最も近場のスーパー銭湯であり、チャリで10分程度の所だ。このスーパー銭湯は、午後にでかけると、客の多くはリタイアした人々だ。まあ、平日の昼間なので、ビジネスマンが風呂につかるわけにもいかないだろうが、風呂につかって「うー」とうなりつつ、周囲を見渡すと、視界の中に確認できる客のほぼ100%が、55歳の俺よりも年上である。

つまりそこには、若い日々を生きて結婚をして子供を生み育て、そして成人として送りだし、たぶんは無事に仕事を勤めあげた人生が、客の数だけ風呂につかっていることになる。常連客も多いのだろう。あちこちで会話にも花が咲く。実にほのぼのとした光景がそこにはあるわけだ。

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■スーパー銭湯の客の仲間入り希望の俺
しかし、まわりがすべて俺より年上となると、少々自分の存在に違和感を覚えることもまた事実である。皆が皆、健全なリタイヤをはたした方々であるかはわからないが、少なくともまともな定職に就かず、それでもまだまだ働かなければならない、リタイヤに向けた途上段階の俺が、果たして昼間からこんな所にいていいのかと、少々引け目を感じたりするわけだ。フルマラソンを完走した人々が皆で語り合っている中に、まだ途中までしか走っていない自分がひとり潜り込んでしまったといったそんな気分だ。

俺は55歳だから、60迄あと5年足らずということになる。少なくともその時までは、マラソンを続け、ゴールにたどり着く必要がある。そして、完走をはたした暁には、是非とも、彼らの会話に入っていきたいと思った。そう、彼らの会話に入る資格は、まだ現在の俺にはないのだ。

あと4年余り。4年経過したからといって、年金の受給資格はまだないので、俺はリタイヤすることはできない。しかしその時までに、なんらかの方法で経済的自由をもし得ることができていたのなら、その時には、彼らの会話へとまぜていただくことにしたい。

老人のコミュニティに早く入りたいと考える自分には、驚かされるばかりだが、現在の俺はすでにその位置にまできているのだと、改めて認識させられた1日だった。不埒に生きてはきたが、あと少しだ。頑張っていこうと、モチベーションが上がる昼下がりの風呂だった。

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