二日働いたら二日休む程度が理想的なミドルのお仕事
■二日働いたら二日休むライフスタイルとは
俺は現在求職中の身なので、仕事に条件など付帯させる立場にはないのだが、理想を申し上げるのなら、二日働いたら二日休む程度の仕事がいいんじゃないかと考えている。
と、こんなことを書くと、
「おっさん、この厳しい時代に、なに甘いこといってんだよ」
と怒られそうだが、実はそんな生活を実際にされている方がいる。
まあ、この方の場合独身であり家族はないので、身軽ということもあるが、固定費などを徹底的に見直すことで、月10万円もあれば十分に生活が成り立つように環境を作り替えていたりする。また、それに伴い、労働時間を減らしたという。
しかし考えてみていただきたい。二日働いたら二日休むのだから、彼にはウイークデイは月曜日と金曜日しかない。「月曜日か。あー面倒くせえ」とぼやきながら仕事に行き1日が終わると、次の日は気分は金曜日となる。なぜなら、その次の日には2連休が控えているからである。これ、ちょっと魅力的だなあと不埒な俺はそう思ったりする。
■労働者と経営者のひとつの相違点
まあ、サラリーマンがこのライフスタイルを手にすることは難しいだろうし、そもそもそんな生活を望まないかもしれないが、自営であれば、調整をすれば、このような生活は十分に実現することができるはずである。というか、自営であれば、やり方によっては、毎日を日曜日にすることもできるかもしれない。
経営者と労働者は、労働という概念が基本的に異なる。雇われていれば、雇用契約に則った労働をしなければその対価を得ることはできない。一方で経営者は、仮に1年休みなく働いたとしても、売上がなければ1銭にもならないかわりに、ビジネスが回り始めれば、徐々に不要な仕事をアウトソースとして外注委託することが可能となる。外注委託をするわけだから経費はかさむが、その分の自らの労働時間を削減することが可能となる。
実は、これを徹底的に行って、自らはセミリタイアを決め込んでいる知人もいる。彼が日々行うことは、次の一手を模索するということだけである。まあ、この領域に行き着くまでは、とんでも無いパワーを使ったことは容易に想像がつく。しかし、自らビジネスを行う人の中には、そんな道の選択肢もあるわけである。
二日働いて二日休む生活や、毎日が日曜日ながら豊かに暮らすことができる生活に強いあこがれを持ちながらも、俺にはそれができそうにないので、今日もまた求人雑誌をめくっては、「はぁ」とため息をついていたりする。
底辺爆走中の55歳がここにいる。
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