50代からの貧乏ながら気楽な人生

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ブラックバイトに悩む学生諸君へ「即刻辞めちまいな」


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ブラック企業やブラック会社という言葉をよく耳にするようになったと思っていると、今度は「ブラックバイト」なる言葉も頻繁に聞くようになった。ブラック企業の場合、雇われているのは、いわゆる大人なわけだから、ある程度の判断力は備わっているはずだ。しかしアルバイトの場合は、まだ社会経験のない学生が被害者となる可能性が高い。いわゆる子供相手に、あれこれと難儀難題を押し付けていく大人がいるのは、同じ大人として恥ずかしい。

もし現在、学生のあなたがブラックバイト問題に頭をかかえていらっしゃるのであれば、今回はここでちょっとお勉強をしていっていただくことにしよう。きっと、脱出口を見つけ出すことができるはずである。というより、即刻辞めちまった方がいいような気もするが、まあこれについては後述することにする。

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■最初に把握すべき仕事の概念

ブラックバイト問題の脱出口を見出す以前、今後の長き人生を生き抜くために、まず最初に把握すべき点は、「仕事」についての捉え方である。これはブラック企業によって不当な扱いを受ける受けないの前において、しっかりと把握をすべき点であり、当然のことアルバイトも理解しておく必要がある。

それは、仕事とは、社会や企業、顧客に対してなんらかの労働という貢献をすることにより、その対価としてお金を得るというものである。よって、辛いこと大変なことも少なくない。よって仕事が大変だからブラックというわけではないという点は把握しておく必要はある。

また、学校を卒業して正社員として働くようになっても、必要とされる労働における基本的なスタンスはさして変わることはない。仕事を通じて会社や社会に何らかの貢献をすることにより、その対価として給与が支払われるということについて、さしたる違いはないからである。

よって、お金を貰う以上、それに見合う貢献をする必要がある。時給だからその時間とりあえず、それらしく装っていればそれでよいとは考えないほうが良い。このような小手先で人生を渡り続けようとすると、人生の後半において、苦労することになる。つまり、あなたのためにならないのだ。

だからこそ、どうしたら効率を上げることができるか、みんなの手助けをすることができるかなどをしっかりと考えながら行うと良い。この思考は、仕事を楽しくさせるのみならず、自己の成長にもつながる。お金をもらいながら自分を成長につなげることができるのであれば、一石二鳥となりお得である。さて、これを踏まえたうえで、ブラックバイト対策を考えていこうと思う。

■ブラックバイトの対応策

改めて書くまでもないが、バイトの雇用主、もしくは担当者は、いわゆる社会経験もある大人である。よって、先に申し上げた仕事に対する捉え方は十分に把握している。問題なのはそれを逆手にとって、アルバイトを追い詰めていくことにある。

繰り返しになるが、仕事は一生懸命取り組むべきである。これは本人のためにもなるからである。しかしだからと、関わる部分の全責任を背負う必要は、アルバイトにはない。

もともとアルバイトには、副業といった意味合いがある。つまり本業を別に持っているのが一般的である。この点は派遣労働などの非正規労働者と多少色合いが異なる。アルバイターの多くは、学生であり本業は学業である。よって学業を優先させる必要があるし、雇用主もこれを考慮する必要がある。ところが、ブラックバイトの場合はこの点を取り違えている。

たとえば、居酒屋のシフトスケジュールにおいて、学業に問題があるスケジュールを押し付けられることがあるという。「その時間は講義があるので」とか「試験対策があるので」といっても取り合わないという。しかもこんな言葉を学生に投げかけるんだそうだ。

「お前の一方的な都合など聞いていたら、みんなが迷惑をするだろうが!」

さて、この言葉、どのように思うだろうか。仕事は一生懸命やるものである。また、どのようにしたら周囲のためになるかを考えて行うべきものでもある。そう考えてアルバイトに臨む学生が、そんな言葉を聞いたら、どう受け止めるだろうか。実はここに雇用主側の悪意がある。

先にも申し上げたが、アルバイトは本業ではない。よって雇用側もそれを認識しなければならない。頑張って仕事をする必要があるが、学業を不意にしてまで仕事をする必要はないのだ。だから、表情一つ変えずに胸を張って言ってよろしい。

「申し訳ないですが、学業優先なので、そのシフトはできません」

■賃金未払いや罰金などの不当請求対策

労働賃金や残業代の不払いもよく問題として挙がる。働いてもそれに見合う賃金が支給されないケースだ。働いた分の賃金が支払わないことをアルバイト先にいうと、次のようなことをいわれる。

「そもそも労働時間が超過しているのは、お前の仕事が遅いからだろ?もっとしっかりと仕事をすれば、残業なんか必要ないんだよ。お前が悪いだけだろう。なんでこっちが金を払わなければならないんだよ」

これ、払わなければならない。そもそも残業代の未払いは労働基準法に抵触する行為である。つまり違法なのだ。このような被害にあわないために、タイムカードや日報などは、かならずコピーして保管することをお勧めしたい。証拠があれば、2年間であれば遡って請求をすることができる。労働した時間により、その対価としての賃金を得るわけだから、個々の作業能力は全く関係のない話なのだ。

また、アルバイトが何らかの失敗をした際に、その代償をアルバイト代から差っ引くようにいわれることもあるそうだ。

「お前がやった失敗だろう。その失敗を自分で穴埋めするのは当然のことだろうが」

と畳みかけるわけだ。一見この理屈は正しいかのように思える。しかしそもそも違法行為なので、従う必要はなんらない。アルバイトにそこまでの責務はない。このような要求も、毅然とした態度で拒否してかまわないし、それでも給与から差し引かれたら、レコーダーを胸に、雇用主に返還要求をすればよい。証拠を押さえたなら、労働基準監督署にそれを持ち込むというのも良いだろう。

給与は全額支払わなければならない。これは労働基準法24条によって定められている。また、雇用主がペナルティを定めてはならない。これは同16条で規定されている。つまり、一見もっともらしい雇用主の要求は違法行為なのだ。

もともと労働者は、労働基準法によって保護されている。学生のあなたなら、そして概論書程度なら、ななめ読みで理解できる学力をお持ちなら、是非とも労働基準法はしっかりとお勉強されることをお勧めしたい。ネットでも簡単に検索して読むことができる。雇用主が法律を知らずに、アルバイトに過度な責任や要求を押し付けているケースも少なくないからである。

■雇用契約を結んでいるので

これまでのお話、ご理解いただけただろうか。しかし中にはこんな方もいらっしゃるかもしれない。

「今までの話が違法であることはわかりましたが、アルバイトの際に雇用契約を結んでおり、その中の条項として明記されているので、うちではどうにもならないんです」

ご存知だろうか。契約とは一方的な利益、もしくは不利益な条項を盛り込んではならないし、もし盛り込んでいた場合には無効となる。よってそんな雇用契約があり、そこにサインや押印をしたからと、違法でかつ一方的な条件をのまなければならないことはない。

また、そんな契約書があるのであれば、それは、違法行為の常態化の証明にもなるので、ぜひともしっかりと保管しておくとよい。その会社の運命はすでに風前の灯火である。

■首になると学費が払えない問題の対策

「なるほどとは思うんですが、バイトを首になると、学費が払えないのでなかなか強いことはいえなくて・・・」

昨今、日本国民の実質賃金が下落傾向にあることから、親御さんも大変である。よって子供の学費や生活費まで面倒を見れない場合も少なくない。このため苦学生が増えるわけだが、ここを巧妙については、過度な責務を強いる悪質な企業もあることだろう。

確かにバイトを首になると、学校へ行けないのは困るはずである。しかしだからと、アルバイトを続けて留年をしたり、結果的に大学を辞めてしまっては本末転倒である。そんなあなたのために、解決策のひとつをご紹介しよう。

それは、ワンコールワーカーの日雇い派遣会社に登録することである。最近では、インターネット上での登録を受け付ける会社もある。さすがに高校生は登録できないが、大学生や専門学校生であれば、成人に達していなくても登録することができる。

ワンコールワーカーは、日雇いなので、学業の空いた日や時間帯に仕事を入れることができる。また、週末などに入れておいて収入を得ることもできる。仕事は楽ではないが、若ければ問題なくこなすことができる。また、その日の単発仕事なので、あれこれと責任を押し付けられることもない。

さらなるメリットは、ワンコールワーカーの場合、労働した当日に給与を得ることができることだろう。また、週単位、月単位で銀行振り込みをしてもらうことも可能だ。
この手の企業は数多く存在するので、複数登録しておくと、学業優先スタンスを守りつつも、必要な時にすぐに仕事を得ることも可能だ。派遣会社に登録をしたからと、仕事を受けなければならないという義務も発生しない。

複数の企業に登録をしておき、これをセイフティネットに使いながら、アルバイト先を探せば、仮にアルバイトで首になった場合でも、翌日以降日雇いバイトで学費や、生活費を稼ぐことができる。バイト先で小さくなっている必要もないだろう。なかなか使えるシステムだとは思われないだろうか。

なお、ここで注意点をひとつ。ワンコールワーカーは、とても簡単にお金を得ることができるメリットがあるが、それだからと、本業にしては絶対にならない。あくまでもあなたの本業は、学業である。一生懸命に学び、多くの知識を吸収し、今後の日本を背負っていっていただく必要がある。一方、ワンコールワーカーに未来はない。この辺は、取り違えることのないように注意していただきたい。

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さて、いかがだっただろうか。

アルバイトはあくまでもアルバイトなので、本業たる学業をそれによって奪われるような生活をしてはならない。また、企業側からのそんな要求は、毅然とした態度ではねのけていただきたい。

あなたが今後生きていかなければならない社会には、善人ばかりが生きているわけではない。このため、ある程度の自衛手段は不可欠となることだろう。そしてこれには、経験の他に、しっかりとした知識が要求される。しっかりと学び、そしてしっかりとした人生を、どうぞ歩んで行っていただければと思う。限りない無限の可能性を秘めたあなたの将来を、陰ながら応援させていただきたいと考えている。

 

 


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