50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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地方暮らしの55歳男がそのメリットを語ってみる


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■都会と地方の夏事情

「暑い日が続きます。お元気でお過ごしでしょうか」と残暑見舞い的な一言を添えたうえで、今回は地方暮らしのメリットについて語ってみようと思う。と、こう書くと、地方での生活を称賛するかのように思われるかもしれないが、実はそれほどメリットのみをアピールするつもりはない。もともと俺は東京で生まれ育っているし、たまに深夜の首都高を流すと、その夜景の美しさに「東京に戻りたい」と考えることもなくはないからだ。

しかし確かに地方の暮らしにもメリットは存在する。また、このメリットは、首都圏や大都市圏でしか生活をされたことがない方であれば、実感としてご理解いただく機会がないと思われるので、もし、老後は地方でと考えていらっしゃる方がいるのであれば、参考としていただければとも考え方からである。

実は先日、家族と海に出かけた。55歳になっても、やっぱり夏は海であり、しかも川や山もいくものだから、夏休みの小学生ではないが、肌はそれなりに焼けていたりする。

東京にいた若かった頃にも、当然のこと夏になれば、湘南だ、九十九里だと海へと繰り出したものである。最近の東京事情はあまり知らないし、もしかしたら交通事情なども緩和されたかもしれないが、若き日の海とは、午前4時ごろに起き、車を海に走らせるといったちょっとした気合が必要となったような気がしている。

早めに海につかなければ、駐車場がいっぱいになってしまうリスクもあったし、そもそも海の家やビーチなどで、快適と思える場所を陣取ることができないからである。

当然のこと夏の海だから、多くの人で混雑するし、道もそれなりに渋滞する。これらをうまくすり抜けるには、地元民レベルの土地勘が必要だったし、穴場スポットを知っている人間に優位性があったかのうよに記憶している。昨今の東京における海事情はいかかだろうか。 

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■地方で海水浴に出かけると

さて、冒頭でも述べたように、先日俺は家族とともに海に出かけた。というか、特別なイベントとして記すまでもなく、夏になると海には何度も出かけている。しかし地方における海水浴は、なんとも気合のないものである。

その日の俺は10時ごろに目を覚ました。そしてのんびりと朝食をとっていると、青い空と、照り付ける太陽に、今日は海でも行くかという気分になったわけだ。

そこで妻にお願いして、おにぎりなどの簡単なランチを用意してもらい、クーラーボックスには冷やしたお茶などを入れた。あとは水着に着替えて車に乗り込むといった程度であり、まあ、近場の公園にピクニックに行く的な気分で海に向かう。

自宅から海までは車で30分程度だ。途中の道はお盆時であるものの混雑はない。到着は昼頃だから、海はかなり混雑しているかと思われるかもしれない。しかしビーチの入り江に相当するエリアは、海の家もない。ビーチに沿って市の有料駐車場があり、あとはビーチにいくつかの屋根付きのウッドデッキ的な建物があるのみである。

ちなみに駐車場は1日駐車しても300円程度であり、建物を利用しても料金はかからない。また、人もさほど多くはなく、ウッドデッキにシートを広げて横になるだけだ。俺はガキのように早速海に飛び込むが、妻と子供(とはいえ成人している)は、着替えるのが面倒だからと昼寝である。途中クーラーボックスの冷たいお茶でのどを潤したり、おにぎりをたべたりしつつ、あとは泳いだり、横になって読書を楽しむといったところだろうか。

海には16時ごろまでいた。荷物を車に運び、あとは帰路であり、16時30分には家でシャワーを浴び、そして冷えたビールを飲むといった1日だった。このように、こと自然に関しては、生活にとても近いように感じる。このため、自然を楽しむためには、さほどの気合は必要ないわけだ。また、この日の遊びにかかった経費は、駐車場代の300円のみである。ちなみに、駐車場に停めなくても、無料スペースに車を置けば、このコストも削減することができる。つまり、お金をかけずに自然を楽しむ術は、いくらでもある。

ちなみに東京の場合、人口が過密状態にあるうえ、関東平野は広大なので、自然に届きにくい環境にある。まあ、お台場あたりで肌を焼く程度であれば比較的気楽にできるかもしれないが、海水浴となったらそれなりの気合は必要となるはずである。

地方の場合、海のみならず川や湖などで自然を気軽に楽しむこともできるし、少々の準備があれば、登山なども楽しむことができる。まあ、登山とまでなれば、それなりの知識が要求されるので、気楽というわけにはいかないが、それでもちょっとしたハイキングをしたいというのであれば、近場の山に車で出かけ、車を止めてハイキングコースを歩くという手もありそうである。 

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■地方で住んでいて感じられるメリット

地方の場合、給与は安いし、仕事があふれているわけではないので、この点においてはデメリットといえるだろう。実際俺は、地方での仕事探しに苦戦し続けているわけであり、東京に戻って仕事を探そうかと考えることもある。

しかし、給与が少ないという点については、実はあまり問題にはならない。住居や遊びは、考え次第では格安にすませることもできるからである。たとえば東京で30万円の月収が、地方において20万円になったとしても、家賃やその他のコストが安く済むので、実は10万円程度の差額は、それだけでも消化することができたりするわけだ。特にミドル以降の方であれば、お金の使い方はとてもお上手であるはずだから、むしろ物価安の部分の享受は大きくなるかと思う。

もし、老後の移住先として地方を考えていらっしゃるのであれば、そしてそんなあなたが、自然に親しむことがとても好きなのであれば、比較的安価なコストで生活ができて、いつでも自然に手が届く環境を得るのも、選択肢のひとつとして考えてみる価値はあるかもしれない。

なお、地方で生きる上でのデメリットを考えたが、現状はあまり思いつかない。買い物については、数千台が駐車できる巨大モールが近くにあるし、そこになくても、必要なもや書籍の類は、すべてネットでオーダーしてしまうので、昔のように、東京でなければ手に入らないという問題はあまり感じることがない。

また、地方とはいえ、街中に住んでいるので、近くにコンビニもスーパーも総合病院もある。しかも、商業施設には、ほぼ必ずといっていいほど無料駐車場があるので、基本的には車社会ということができるだろう。まあ、運動不足になりがちなので、ジムへと通う必要はあるかもしれないが。

地方の生活も、現在ではなかなか楽しいと思っている。もし老後の計画に組み込むのであれば、ぜひともお気に入りの地方エリアを探索し、そしてその地に、一時的でも住んでみることをお勧めしたい。

仮に一時的に住まわれるのであれば、ウイークリーマンションを借りても良いだろうし、ワンルームマンションをしばらくかりても、月2から3万円程度からあるので、あまり負担になることなく、しばらく別荘気分で地方の生活を満喫することもできそうである。そしてもし、お時間があるのなら、ぜひお声がけをいただきたい。素敵なビーチをご紹介しようと思う。

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