そろそろ仕事を探すのはやめようかとも考える55歳
■雇用される立ち位置
あれこれと仕事を探してきたわけだが、採用に至らないことから、そろそろ雇用される立ち位置探しは止めようかとも考え出している55歳である。「雇用される立ち位置」とは、つまりはどこかの会社で働くということである。また、これを止めると言うことは、つまり自分で単独で動くと言うことだ。
まあ、このご時世自分で動いてすぐにカネになることなんかは滅多にないわけだが、それでも何とか考えれば、ギリギリ生きていくことはできるかもしれない。実際俺は、雑多な収入で食いつないでいるが(いや、食えてない)、この多くは、雇用される側に回って得ているものではない。まあ、それでもカネがなくなるとしばらくバイトをしたりはしているけどね。
さて、では特定の企業に属さずに生きていくためには、いったい何をすれば良いだろうか。今回はこのことについて考察を進めていくこととしたい。
■自らカネを作り出すこととは
そもそも企業に属さないわけだから、給与を得ることはできない。サラリーマンは企業に属して働き、その労働対価として毎月給与をもらって生活をしている。ところが、企業に雇用されていないのだから、当然のことそれがないわけである。
ではどこからカネを引っ張ってくるかということだが、これは直接クライアントを作り、そのクライアントから直接カネをもらうことを考えていかなければならない。たとえば、近くの斉藤さんから依頼を受けてそのお宅に行き、1日掛けて大掃除をして、その対価として5000円をもらったとすると、これは給与ではなく売上という勘定科目においての収益が発生することになる。
ちなみに給与と売上は、いずれもカネではあるが、その性質は大きく異なる。サラリーマンが給与を受け取る場合、社会保険や税金など、さまざま控除がなされたものであることが一般的である。よって銀行に振り込まれたカネは、フルに自分のものとして使うことができる。まあ、実際には多くのローンや家賃に消えてしまい、残りの少ないカネで次の給料日まで食いつながなければならないかもしれないが、それでも振り込まれたカネのすべては自分のものである。
一方、売上はどうだろうか。実は商売をするためには、さまざまな経費がかかるものである。たとえば、斉藤さんに仕事を受ける以前において、自分が仕事を請け負うことを告知したり広告を打たなければならない。また、掃除をするにあたり、軍手やエプロン、場合によっては洗剤や雑巾などを自腹で揃える必要があるかもしれない。そしてこれらの経費のすべては、売上から減額する必要があることだろう。
さて、売上からさまざまな経費を差し引いたなら、それがすべて自分の収入となるかというと、世の中そんなに甘くはなかったりする。残額を給与として使うためには、ここから社会保険や税金などを支払う必要がわるわけである。
しかしこれでは、たまに5000円を売り上げたとしても、月々の収支は、ほぼ確実に赤字となることだろう。つまり、仕事は詰め込めるだけ詰め込む必要があるし、そのためには、絶え間ない営業活動がどうしても必要となるわけである。よって、始めてすぐにこれで生活することができるかというと、これは少々難しいと思う。しかし、準備を進めつつ徐々に売上を上げていくことであれば、努力次第ではできないことではないことだろう。
今までの説明のように、クライアントとはあくまでもダイレクトに接触する必要がある。そして、何らかのサービスを提供したり、何かを販売することで、その対価として売上を立てるビジネスモデルを作り上げ、これをしっかりと確かなものにしていく必要があるわけである。
さて、いかがだろうか。何らかのビジネス、思いつかないだろうか。もし思いついたのなら、是非とも教えていただきたい。まあ、本当に儲かる話は、たぶんは話してはくれないだろうけどね。
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