50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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質素がむしろ好ましいミドル世代以降の食生活


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■様々な制限が課されるミドルの食生活

飽食の時代と呼ばれて久しい。日本は経済的に衰退の一途を辿っているようだが、それでも、国民の多くは好きなものを腹一杯に食べることができる。また、この状況は、さまざまな生活習慣病を生み出すことになった。

さて、中高年になってくると、徐々にあちこちにガタが出始めるものである。それまでは健康に自信があったという方であっても、定期検診で2次検査の指示が出たりすると、ちょっと凹むなんて事があるかもしれない。

一度病気になると、とかく食事制限を余儀なくされたりする。脂っこいものを食べるな。甘いものを食べるな。塩分を控えろ。とまあ、さまざまな指示が医師からなされることがある。

あまり指示されると、日々の食生活はとても難しくなるし、そもそもストレスも多くたまっていくことだろう。だから、そうなる以前から、食生活を見直す必要があるかもしれない。

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■簡単に手にすることができるミドルに適した食生活

ところが、飽食の時代に生きた時代が長いと、どのような食生活が好ましいのかがわからなくなる。塩分や糖分を控え、油の多い食事もまた制限しなければならないという複合的な条件を考慮するのは、意外に難しいものである。

しかし実は、ごく簡単な方法がある。

それは、昭和初期の食事を調べ上げ、これを具現化すればよい。

もともと日本には日本古来の食生活があった。しかし戦後、欧米からさまざまな食生活が入ってきたことから、次第に日本人はそれに慣れていった。ところが、日本古来の食生活とは、大きく異なることから、身体にも悪影響を及ぼすことになった。ちなみに現在日本において急増する大腸がんの原因のひとつは、食生活の欧米化にあるといわれている。

ミドルに適した食生活を得るのに最も簡単な方法は、昔の食生活を取り戻すことといえる。昔の日本の食生活においては、日常的に肉は食していなかったはずである。一方で魚は比較的容易に手には入ったかもしれない。まあ、保存がきかなかった時代だから、ひもの以外の魚は手に入らなかった地域もあったことだろう。

また、海草類なども多く食していたはずだが、佃煮などは、保存も利いたので、内陸部でも食することはできたことだろう。

あとは、納豆や油揚げなど、大豆の加工品も多く食されていたし、味噌は広く流通していたようだ。大根や白菜など野菜も比較的に手には入ったはずである。日本は四季がはっきりとしているので、季節の野菜を楽しむことは十分にできたことが予想される。

よってこれらの食材をベースにした食事をとることで、食生活を昔のものへと戻すことは簡単にできる。現代の食生活からすれば、少々貧相に見えるかもしれない。しかし、ミドル以降の世代では、案外このような昔の食生活が、身体にマッチしているのではないかと思う。

 

■恐るべしサーチュイン遺伝子とその機能

人間にはサーチュイン遺伝子なるものがあるそうだ。別名長寿遺伝子とも呼ばれるサーチュイン遺伝子は、活性化することにより、免疫力をあげたり、遺伝的な調節を行うことが可能となるものであり、効果的なアンチエイジングを実現するものだそうだ。

サーチュイン遺伝子は、通常であれば機能しないが、摂取カロリーが大幅に減少した際にスイッチが入るという。たぶんは、身体が飢餓状態を関知た際に、生命を守るために発動される機能なのかもしれない。

サーチュイン遺伝子のスイッチを入れるためには、カロリー摂取を長期に渡り70%程度削減する必要があるとの説もあるようだが、これではちょっと腹が持たない。

しかし人の身体は、カロリー摂取を減らすと、その環境に順応しようとして、少ないカロリーからでも、最大限の栄養素を吸収する機能が備わっているという。

ダイエットをして体重を減らしても、食事制限を元に戻すと、リバウンドが起こり、もとの体重以上に太ってしまうという状況は、これらの機能が引き起こしている。

食事制限によって摂取カロリーを落とすと、しばらくして身体がそれに対応しようとして、少ない食事でも生きていくことができるようになる。このため、一時期は停滞期が起きて体重が一時減らなくなる。ところが、ここで心が折れて食事制限をやめてしまうと、これまで以上の効率で栄養を吸収する身体となっているため、今まで以上に太ってしまうことになるんだそうだ。

つまり、人の身体は、現在の食生活ほどの栄養素を採らずしても、十分に健康を維持できるわけである。

よって、昔の食生活に戻したとしても、健康に異常をきたすリスクは少ない。むしろ、糖尿病や願などの生活習慣病には、質素な食生活が有効とされる。

だからこそ、ミドル以降になったのなら、飽食といえる食生活を捨てることが望ましい。質素な食事を習慣化することで、大病のリスクを軽減し、いつまでも元気な身体を維持できる可能性が増すからである。

ひとつ、昔の食生活をトライしてみてはいかがだろうか。しばらくそれを続けることで、身体や心が軽くなり、より充実した健康的な第二の人生を歩むことができるかもしれない。

いつまでも健康のまま長生きすること。これは、人生を豊かに終える上でとても重要な要素のひとつと考えるが、いかがだろうか。

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