50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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「働いたら負けだと思う人」と「働いて負けだと思う人」


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「気楽に週3日働いて4日休むと言ったり、国民は働かなければならないといったり・・・」

またまた友人の登場である。友人の突っ込みは厳しい。まあ、それだけ丹念に読んでいただいているのでありがたいことはありがたいのだが。しかし、週3日働いて4日休む生活も、国民は働かなければならないとの考えも、矛盾があるとは考えていない。生活をしっかり見直すことで、週3日働くのみでも生活はできるようになるのは確かだし、さりとて国民は働かなければならないと考えているのも事実である。

実際、仕事をやめて収入源を断ってしまった場合、困窮状態はすぐにでもやってくることだろう。他に収入源があったり、しっかりとした貯蓄があれば別だが、これらを持たない場合、働き続けなければならない。

ただし、基本的に「収入>支出」状態をキープすることができれば問題はないので、支出を大幅に縮小させることができれば、それにスライドする形で収入を減らすことも、逆に「収入=支出+貯蓄」という好ましい状況を作ることも可能となる。

つまり、仕事を続けながらであれば、その中での生き方の選択肢はいくつもできることになり、あなたは自由に人生を歩むことができることになる。このように、働くことはとても重要な要素のひとつといえるわけである。

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■将来が心配の「働いたら負けだと思う人」

ちょっと前の事だが、「働いたら負けだと思う」という言葉が大手掲示板で流行ったことがあった。この言葉の出元がどこなのかは知らないが、最初にこの言葉を口にした人が少々心配である。

遺産が転がり込んだり、宝くじが当たったのであれば、そんな言葉をいう事ができるかもしれないが、多くの場合、働くことで少なからず社会に貢献する必要はあるし、そもそも働いて金銭を得なければ生活が成り立たない。

仮に、家族が養ってくれるのであれば、それもありかもしれないが、養ってくれる家族は、たぶんはご両親など、自分よりも年上の場合が多いわけで、いずれは養う家族がいなくなる可能性が高い。それでも「働いたら負けだと思う」と言い続けることができるのかは疑問である。

また、フルに何もやらなくてよい生活は、一見極楽のようでありながら、実は意外につまらなくもあるし、結果的に生活がすさんでしまうことが多い。人間、多少は義務的な時間を持った方が健康でいられるように思う。そんな時間があるからこそ、自由な時間が輝くからである。

ただしこれにも限度があり、余裕のない過酷な長時間労働が続いてしまうと、精神的にも肉体的にも参ってしまう。つまりはバランスが必要であり、無理のない労働と、自由な時間の使い分けができるのなら、その方が、精神衛生上は好ましいと思えるわけだ。

■自由を得られない「働いて負けだと思う人」

しかし、これらはあくまでも理想論であり、人生はそううまくは行かない。家族を養うために必死に働かざるを得ない人々はとても多い。その一方で、働きたくてもなかなか仕事がないという方々も多く存在する。特に50代の人々には、この両極端の問題の一方で頭を抱えていらっしゃる方も少なくないはずである。

さて、そこで登場するのが「働いて負けだと思う人」の存在である。つまり、自分は労働者として働いており、負け組であると思っている方々であり、自分をそう思われている方は意外に多いものである。

「そりゃあそうさ。日々必死に働いているのに、低所得だし自由もない」

おっしゃる通りである。理不尽な事である。せっかく真面目に働いているのだから、できれば自分を勝ち組だと思いたいものだ。しかし生活はまったく楽にならないし貯蓄さえもできない。一体全体どうなっているのかと思われるはずだ。

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■収入を得ているのであれば自由は作ることができる

「収入を得ているのであれば自由は作ることができる」と耳にされて、多くの方は「額による」と思われるのではないだろうか。

「俺は真面に働いているけど月収18万円だぜ?どうやって自由を作るのさ」

月収18万円というと、ボーナスがない場合年収200万円程度、あったとしても年収ベースで300万円を超えることは難しいかもしれない。また、この年収は自分の意思で引き上げていくことは難しいことだろう。

しかしながら、自由に変えることができる部分もあることに気付かれるだろうか。

それは支出面についてである。支出は自らの意思で圧縮することが可能である。月収18万円でギリギリの生活をされているのであれば、月の支出は18万円という事になる。

仮に周囲に月の支出が30万円の知人がいたとしよう。当然のことながら18万円ではその知人と同じライフスタイルを得ることはできない。これは当然と言えば当然のことである。

しかしながら、月収30万円の知人と同様の金銭感覚にそろえなければならないというルールはない。あなたが18万円であるのなら、18万円なりのお金の使い方を身に付ければよい。

徹底的に固定費を見直すとともに、お金を使わない生活を自分のライフスタイルに取り込んでしまえば、月18万円が大金に化けることもある。たとえばの話だが、毎月6万円程度が口座に残るような生活も決して夢物語ではない。

これは、実践して見なければご理解いただけないかもしれないが、そんな習慣を獲得すると、1000円が、かつての5000円や1万円と同程度の価値を持つようになる。1000円が財布にあるだけで、高揚感や安堵感を得ることさえ可能となると申し上げたなら、「そんなアホな・・・」と思われるかもしれない。しかし実際に、使う側の意識によって、金銭の価値とは、自由に変動させることができるものである。

また、月6万円を貯蓄に回すことができるようになると、2カ月働くだけで、1ヵ月生活できるだけの資金が積み上がることになる。18万円の収入から6万円の貯蓄を捻出することに成功しているという事は、月12万円の支出において、生活が回っていることになるからである。

しかも貯蓄額は、毎月増え続けていくことになる。この精神的安定は計り知れない。あなたはきっと自由を感じ始めることだろう。

低賃金にあえぐ人々は現在、年々増加傾向を辿ってきている。しかしこの方々の多くは、自分よりも収入が多い人々の金銭感覚に合わせて物を考えている。そしてだからこそ疲弊し、そして不満を払しょくさせることができないでいる。

収入を増やすことなく、金銭価値を変動させることも、貯蓄を積み上げることも可能なのだ。是非とも真の自由をつかみ取っていただきたいと思う。意識さえ変えることができれば、必ず誰にでも手にできることだからである。

 


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