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50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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55歳のおっさんが面接を受けに行った結果

仕事探し編


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■面接で盛り上がった後に見た障壁とは

55歳にもなると、面接の段階にたどり着く確率さえ、非常に低いものとなるものである。良さそうな仕事があって、年齢制限もなさそうだし、まあ、おっさんが応募しても問題はなさそうだなと踏んだ仕事を探しては、求人情報にある電話番号に電話を掛ける。すると、まずは履歴書を送るようにいわれたりする。

ということで、学歴のない履歴書と、やってきたことはいろいろあるものの、まったくまとまりのない経歴書を作成して郵送をする。すると、なんともやる気のなさが見て取れるが、2週間位して返事が送られてくる。まあその厚みで何をいいたいのかはよくわかるわけだが、送った履歴書と経歴書が3つ折りになって封筒に詰められ、添えられた簡素な手紙には「厳正なる審査の結果、今回は見送らせていただくこととなり・・・」といった類の文面というのがいつものパターンである。

しかしこのどこが厳正なんだか。たぶん会社の人事ではこんなやりとりが展開されていると予想される。
「課長、応募者の履歴書が届いています」
「ほう見せて。・・・・だめだなこりゃ」
「だめですか。まあそうですね」
「うん。送り返しといて」
「了解でーす」
ところが先日、面接をするという電話を頂戴し、「こりゃ珍しいこともあるもんだ」とばかり、久しぶりにスーツを着て出かけていった。とはいえ、正社員雇用ではなく契約社員なわけだが。

55歳にもなると、正社員雇用で企業に潜り込むことは、まず難しいと考えた方が良いようだ。でもまあ、これは当然といえば当然である。学歴も経歴もない定年間近の人間を正社員として迎え入れるメリットがどこにあるのかと自問すると「ないな」と自分でもすぐに合点がいくからである。

さて、面接は結構盛り上がり、時間もかなり押してしまい、これはいけるんじゃないかと思っていると、採用担当者が切り出した。
「かなり時間が長引いてしまいました。本日では難しいので明日SPIを受けていただくことになりますので・・・」
「SPI?」
俺は思わず聞き返した。SPIが何であるのかは知っている。子供が就職活動の際に対策を図ったことのある試験のひとつだったからだ。しかしそれを俺が受ける?これは大変なことになった。ただ、受験は自宅でOKということだ。試験会場に出向くのが一般的だと思っていたが、自宅モードもありなのか。

ちなみにSPIとは、リクルートマネジメントソリューションズによって提供されている適性検査であり、能力と性格を測定する試験だ。現在では多くの企業が新人採用の際にこれを用いて採用するか否かを判断する。
早速帰宅してこどもの部屋にあった対策本を見てみると、意外に難しい。基本的な能力をみる適性検査であることはわかるが、その基本的な能力さえも、この年齢になるとあまり使わな事が多いからだ。

検査は言語と非言語、性格診断によって構成されており、1時間程度で完了するとある。しかしその内容たるや、非言語においては、割合や集合、鶴亀算、年齢算、電気回路、濃度、速さなど多岐にわたる。また、言語は長文読解や語彙力を検査する。
いずれも生活に密着していると言えば密着しているが、何の対策も講じていなければどれも難しくて解けそうにない。逆にいうならば1,2週間対策を講じて問題に慣れれば、何とかなりそうではあるが、明日とあってはそれもできない。
「こりゃだめだ・・・」
俺は対策本を持ったまま立ち尽くしてしまうわけである。

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■55歳の無意味なSPI試験対策

とりあえず、それでも対策を図らなければと、夕食を取った後に対策本の練習問題を解き始めた。しかし数字が頭の中で暴走を始めて、どうも解をえることができない。しかもそのうちに眠くなってしまって、そのまま寝てしまい、翌朝を迎えてしまった。

朝食を取った後に、対策本を見て背水の陣的な、それでいて無意味な対策を講じるもののまったく進展がないので、あきらめて試験を受けることにした。

会社からは試験用のURLが張り付いたメールが届いていたので、そこにアクセスする。まずはIDとメールアドレスを入力するように指示され入力する。するとメールにパスワードが届くので、次にIDとそのパスワードを入力する。PC環境が試験に適合しているかのチェック画面があり、それを満たすと練習問題が出るのでそれに回答する。ところがこの練習問題すらまともに答えることができなかった。気分は最悪である。

でもまあ、あれこれいっていても始まらないので、早速本試験モードへ移行する。まずは言語から。国語力を査定する試験だ。長文を読解したり語彙力がテストされる。慣れないのでうまく答えられない部分もあったが、まあ、日本語なので全滅と言うことはない。ところが、言語査定が終わる最後で画面がフリーズしてしまう。
「へ?」
センターに電話をしてその旨を伝えると、「PCを立ち上げ直して次の非言語から受験してください」というのでそれに従う。

非言語は、数学力と言うより算数の力を査定するものだが、問題の時間が限られていることから、小心者の俺は正しい答えを落ち着いて導き出すことができないまま、問題が次々と降ってくる。最悪である。しかも非言語終了時にもブラウザがフリーズしてしまう。
「運も実力のうち」
という言葉を借りれば、やはり俺は実力がない。しかも本来の実力もないので目も当てられない。

再びセンターに電話をすると、性格診断から始めるようにいわれる。性格診断は、さまざまな質問に答えるだけなので頭を使わなくて済む。俺は先の言語、非言語の査定でほぼ諦めモードだったので、性格診断は思った通りのことをビシバシ入力して完了した。

なお、これを真面目に受ける方への助言だが、性格診断は、自分をよく見せようとして答えると、その部分がマイナス点となる場合がある。模範的な回答ばかりをしていると、矛盾点が浮き彫りになるようなアルゴリズムが組み込まれているように思う。そしてこの試験は、そういう部分が重視されている可能性が高いので十分に注意されたい。

なお、この試験はしっかりと対策を講じれば十分に点数を上げることはできると思う。特に若い方であれば、SPI関連問題集を1ヶ月くらい掛けて何回も丁寧に解いていけば、必ず点数は上がる。ただし気を抜いてはいけない。出来る人間は、とれる部分は確実に点数を取ってくるはずである。だから、簡単だからと手を抜いたら、ライバルに出し抜かれてしまうからである。

俺の場合、試験はぼろぼろ。結果は改めてふれるまでもないだろう。いい経験にはなったが、再び受けようとは思わない。ただ、学んだことがひとつだけあった。俺はこの年齢にして、はじめて鶴亀算を理解した。今回の経験において、享受できたのはその一点だけだったかもしれない。とほほ。55歳男は今日もまた、底辺を爆走中である。

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