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50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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楽しく暮らすことのできる超格安の住環境を考える

人生編 生活費削減編 老後生活編


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■カネがなければないなりの生活をすれば良い

最近、破格で土地を取得し、自力で小屋を建ててそこに暮らす人が増えているという。日本においては、それまであまりなかったライフスタイルなので、ネットでもひととき話題になった。また、日本における本格的な格差社会の到来なのかもしれないと思えたりもする。
戦後の高度経済成長期、そしてその結果招くことになった一億総中流社会の到来は、すでに過去の栄光となり、昨今ではごく限られた一部の大金持ちと、拡大の一途を辿る貧困層の二極化傾向が兆候となりつつある。つまり大多数の人間が、貧困に喘ぐといった状況が、日本においても顕在化しつつあるわけだ。
しかし、そんな状況下においては、これまでにない考え方が生まれてくるものだ。それは、「カネがないなら、ないなりの楽しいライフスタイルをすればいいじゃん」的な発想だ。
カネがなくて日々の生活に困窮しているのであれば、むしろコストを最小限にまで抑えることで、その困窮状態を払拭してしまおうというこの発想は、まさに理にかなったものといえるだろう。
そこで今回は、楽しく暮らすことのできる超格安の住環境についての考察を進めてみたいと思う。

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■寝るためだけのスペースに高い家賃の物件は必要か

超格安での住環境を得るための最も簡単な方法は、格安の賃貸物件を探すことだろうと思う。たとえば家賃2万円以内の物件を探しあてることができれば、そしてそれまで家賃に7万円のワンルームに住まわれていたとするならば、それだけで年間60万円もの支出を削減することに成功する。月収が20万円の人であれば、実に3ヶ月分の労働対価を節約することができるわけである。
俺がまだ20代の頃のことだから、すでに30年程度も前の話だが、当時そこそこの収入があった俺は、2LDKの賃貸物件に一人で住んでいた。ところがある日、「これってちょっと違うんじゃないかな」と思い立ち、近くの1DK風呂なしのボロアパートに引っ越したことがあった。
まだ独身だったこともあり、生活に困窮していたわけではなかったが、仕事が忙しかったので、寝るために帰る自分だけの住空間は、最低限のものでも問題ないのではないかと思ったのが切っ掛けだった。
しかし引っ越してわかることだが、風呂がないのが困った。近くに銭湯はあったが、帰宅が深夜になることが多かったので、利用できないわけだ。
そこで、雑誌などの広告にあった簡易シャワールームを購入してキッチンに設置した。このボロアパートのキッチンには、湯沸かし器がついていたので、そこからお湯をとる。また、排水は簡易シャワールームのセットに付属するポンプで十分事が足りた。シャワールームといっても、小さなバスタブをビニールで覆ったまさに簡易的なものであったが、それはそれで十分に機能してくれた。
ちなみにこれを大家に告げると、「賃貸契約違反に相当する」とのことだった。しかしそれまでのいきさつを説明すると、「水漏れに気をつけることと、周囲には言わないこと」という条件でお墨付きをもらうことができた。
時代はバブルの頃だから「なんでこんな生活?」的な周囲の反応だったが、俺自身はかなり満足した生活だった。

 

■超格安の賃貸物件に住む

話が逸れたが、つまり格安の住環境を手軽に手にするのは、格安の賃貸物件に住むって事だ。ひとりであれば3畳一間でも事が足りる。
最近では徐々に家賃が上昇してうまみが薄れつつあるが、東京で仕事をする際、俺はレンタルルームやレンタルオフィスを使ったこともある。聞こえはいいが、2畳程度のスペースにパーディションで仕切られただけの部屋で、中には小さな流しと机、椅子、ちょっとした棚などが用意された空間だ。部屋と言うより寝台車といった感じの空間だから、閉所恐怖症の人にはあまりお勧めできないが、俺はこの空間がとても気に入っていた。
この部屋にいるときは、主にネットをしていたので十分に事は足りた。また、寝る際には、座椅子を倒し、寝袋をかぶって寝ていた。空間が狭いのであれこれとモノを置くことはできない。しかし座っているだけですべてのモノに手が届いたし、生活する上でのことは、立つことなくすべて行うことができる。
トイレやシャワールームは、共同のモノがあったし、部屋は冷暖房が完備していた。雪の降る夜に帰宅しても、暖房を入れれば1分程度で部屋があたたまり、以降はTシャツ姿で過ごすことができた。また、夏も快適な生活が保証された。
俺が利用していた当時の家賃は2万円少々であったと記憶している。プライベートスペースが確保され、そして寝ることができるのであれば、案外この程度のスペースでも十分に生きていくことはできる。また、無駄なモノを買っても置くところがないので、買えない。究極のスペースは、意外なほどの節約効果ももたらしてくれたわけである。

 

■超格安の中古マンションを購入する

これまでに触れたように、格安の住環境は、格安の賃貸物件を利用することで手軽に手にすることができる。しかしこれらは、あくまでも借り物であるため、いつかは追い出されてしまうリスクもある。また、景気動向によっては家賃を引き上げられて、住んでいられなくなるなんてこともあるだろう。そこで次に、格安の住空間を、買ってしまう戦略を考えていきたい。
「買うって、そんなカネはないよ」
いえいえ、ご心配は無用である。「超格安」というタイトルにもあるように、数千万円を用意して快適な住まいを得るといった類の話ではない。まあ、車一台購入するくらいの資金があれば、住環境なんてなんとでもなるものである。
場所にもよるが、昨今では各地で不動産価格の暴落が起こっている。地方もしかり、大都市圏や首都圏においてもこの傾向は顕著なものとなりつつある。
たとえば、中古マンション価格だ。驚くことに100万円台の売り物件を、最近ではよく目にする。また、家族向けの2DK、3DKマンションなどでも、300万円程出せば手にすることができるようになってきている。
マンションの場合、購入後にも、大規模修繕積み立てや、共益費などのコストが生じるが、ワンルームマンションを破格で、しかもキャッシュで購入してしまえば、以降はそれらのコストを支払うだけで生活することができる。当然、キャッシュの場合はそれだけのカネがかかるわけだが、車一台分程度であれば、そしてまだ独身であるならば、誰にでも貯められる範囲内の資金といえるだろう。
また、購入後は、家賃の支払いやローン返済などの必要がないため、格安の賃貸物件に住み続ける以上にセイフティで、なおかつ格安な住環境といえるのではないだろうか。しかも、ちいさな部屋ながらマンションのオーナーである。ちょっとかっこよいではなか。

 

■最近増加傾向にある土地を購入し小屋を建てての生活者

さて、次に紹介するのが、冒頭でも触れた、土地を購入してそこに小屋を建てて住むという方法である。まさに一国一城の主になれるわけだから、これはすごいことだが、あれこれと実践している方の情報を調べてみると、皆さん、それにかかるコストは100万円から300万円程度と、これまた車一台分程度で済んでしまっている。
土地付きの戸建て住宅といえば、最低でも3000万円以上は覚悟しなければならないと考える人は少なくないだろう。しかし彼らは、車一台分程度のコストで、実際に土地と建物を手に入れている。
格安の土地を手に入れるわけだから、大都市圏や首都圏ではなく、地方や郊外のエリアという事になる。しかし探せば100万円程度で取得できる土地はあるものらしい。ここに電気を引き込むとともに、場合によっては井戸を堀り、最低限のライフラインを確保する。
また、建物に関しては、小さなログハウスなどのキットをたてる人や、DYIショップでパーツを購入し地道に自分でバラックをたててしまう人もいる。
隠れ家、もしくは秘密基地的な雰囲気があり、男性の多くは憧れるのではないだろうか。
ただし、簡素なバラックでは、台風などに耐えられない問題点はある。また、この様な非日常に憧れて実際に小屋暮らしをはじめたものの、それを日常とすると、その過酷さに嫌気がさして、結果的に1、2年程度しか続かない場合も少なくないようだ。
よって、長期的な視野に立ち、どのようにすれば永続的な生活が確保できるかを、あらかじめ考える必要はありそうだ。

 

■車で生活するという選択肢

最後にご紹介するのは、車中泊、つまり車で生活するという選択肢だ。このスタイルを選択する方の多くは、実は住む家を別に持っている場合が少なくないようだ。しかし、その家には年に数回しか帰らないという方もいらっしゃるようで、つまりは生活基盤は車での生活が主体となっている。
車中泊を実現するための車は、人それぞれだ。たとえば、豪華なキャンピングカーを用意して、家での生活をそのままに旅を続ける人がいる一方で、軽自動車のワンボックスを改造し、最低限の生活環境を構築している方もいる。
いずれにおいても、車中泊のメリットとして挙げることのできる点は、住まいを自由に移動させることができるといった点がある。観光地に自分が赴くというより、自分の生活をその地に移動させることができるというのは、一般には味わうことのできないことだといえる。
とはいえ、どこにでも停めるわけにはいかないので、車を置く場所にはその都度十分な配慮が必要となる。また、多くの人の目に触れる場所で、生活臭をまき散らすこともモラル的にどうかと思われる。しかしこれらを十分に考慮し、周囲の迷惑にならないように生活をすれば、比較的問題なく、生活を続けることができそうだ。
シンプルなライフスタイルを徹底するならば、軽ワンボックスでも、寝て起きて、食事をして、そしてちょっとした作業なら、すべてこなすことができるという。また、最近では車中泊用のトイレも購入することができる。クーラーボックスがあれば食材の一時保存も問題ないそうだ。ネット環境は、スマホやモバイルルーターを持っていれば場所を選ぶことがない。ネットが使えればそれだけで事が足りることは多い。
ただし、日本の場合、車中泊ができるのは1年の半分程度とされている。真夏は車内が暑くなりすぎるし、真冬は地面からの冷気で車内が氷点下になることも少なくないからだ。
よって継続しての生活は難しいかもしれないが、それでも夏は高地で過ごし、冬はなるべく寒くない地域へ移動するならば、車中泊期間を延長することは可能となるだろう。

 

■真の意味での楽しい生活の模索

さまざまな住空間を紹介してきた。バブル以前における一億層中流社会においては、すべての人がより良い生活を追い求め、そしてそれを具現化するために必死に働いた。団塊の世代と呼ばれる人々である。ところが昨今では、富を得る者と、貧困にあえぐものの格差が拡大傾向にある。つまり誰もが中流であり続けることができない社会といえる。このような社会においては、毎年収入を上げ続け、ライフスタイルを向上させていくこと自体困難なことである。
しかしそれならばと、お金がなければ、ないなりの生活を楽しめばよいという発想に気づき始めている人が多くなったように思う。
必死に働き、そしてそれによって得たカネにより、豊かさを享受することは、間違ったことではない。しかし豊かさの享受とは、消費の拡大を意味する。多くのモノを購入し、そして多くのサービスを受けるには、お金が必要となるからだ。
ところが、しっかりと考えると、実はカネをつかわなくても、楽しく充実した生活を送ることはできる。これまでの日本にはそんな意識は必要なかったわけだが、今後はさらにこのように考える人々が増えていくことだろう。
これは、たとえば欧米などの人々の暮らしを見るとよくわかる。欧米諸国においては、貧富の格差は日本よりも顕著である。そしてその歴史は長い。よって、欧米諸国においては、少ないお金で充実したライフスタイルを送る人々は、決して少なくはない。
日本でも、今後このような考え方を持つ人は増えていくことだろう。
なるべくお金を掛けない生活の中に、真のゆとりを見いだすことができるのなら、それはそれで、とても意味のある人生ではないかと考えるが、いかがだろうか。

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