50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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私の場合の40代と50代の心の変化を語ります


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■50代になってわかる40代との心の相違

孔子は15歳で学問の道に進むことを決め、30歳ではその学問の基礎的な基盤を確立、40代では戸惑うことがなくなり、50歳では天命を悟る。また、60歳では人の言葉に素直に耳を傾けつつ何を聞いても動じることがなくなり、70歳においては心の赴くままに行動をしたとしても道理から外れることはなくなったそうである。
「子曰く、吾れ十有五にして学に志ざす。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳従う。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。」って超有名なあれ(論語)です。

私はどうなんだろうと考えるに、15では酒タバコを覚えて、バイトに明け暮れ、学校もあまりいかず、30では・・・仕事してたか。40では迷いまくって50になって失業して、それからはほぼプー太郎続行中って感じなので、大先生とはさして変わらない立派な人生を送っているしだいである。

しかし最近になって過去を振り返って、心にちょっとした変化が訪れたタイミングがあったのでちょっと書いておこうと思う。

20代の頃は実社会に出て新鮮なこともあって頑張ったりした。時代はバブルの絶頂期に向かっていたから仕事は山ほどあったしね。で、30代に入ってバブルが崩壊するが、私にとっては「はーん、そうなの?」って感じであんまり実感がなかった。多少株はやっていたけど、長期的な投資はしていなかったので、それでもチョクチョク儲けていたし。また、意識としては20代とはあんまり変わらなかったと思う。
そして40代、実は40代は30代の延長で、これまたあまり意識は変わらなかった。ただ体力的に衰えは感じ始めていたかな。

ところが、50代は、40代の延長とはいかなかった。というか、意識が大きく変化した実感があった。なんというか、40代まで持っていたプライドというか虚栄心といったものがなくなった。また、人生はこうでなければならないといった固定観念がどこかにすっとんでいってしまった。これは、私としても不思議なことだった。

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■50代になって考え始めた事とは

私は現在ほぼプー太郎だが、それは最近になってからのことであり、それ以前は比較的まともに働いていたから、金に困ることもあまりなかった。でも、50代を迎えたころから、物欲的なものがなくなり、それまで抱えていた固定観念が消失し、とにかくは自由でありたいと考えるようになった。

当時は最もお金がかかる時期だったから、そんなことをいっていてはいけなかったのだが、必死に働いて豊かになることがバカらしくなったのは、人生を踏み外すきっかけとなったかもしれない。まあ、後悔はないが。

豊かになるということは、消費額を拡大するということだ。必死に働いて稼ぎを増やして、その分、消費も増やすということである。しかしこれが、どことなく無意味に思えてきたのが、50代に差し掛かる頃だったような気がする。カネを使うために働くのなら、使わない生活をすれば、働かなくてもいいんじゃないかと思うようになったのだ。

これ、なぜなんだろう。私にもわからない。でも、こんな話がある。

死を目前にした人間に、人生における悔いを問うと、多くの人は「もっと自由にいきるべきだった」とか「やりたいことは躊躇せずにやっておけばよかった」という言葉を残すという。

だから、とりあえず考えには従おうと思うが、しかしそれでは生活ができないので、仕事を探しているし、老後の準備も少しづつ進めていたりする。でも、50代になってこれらのことに気づいたことで、いいこともあった。それは、人生がちょっと楽しくなったってことだ。

どんなに頑張って多くのものを手に入れたとしても、それをそのまま天国に持っていくことはできない。であるのなら、逆に、今後は持ち物を減らしていく方が良いのではないかと、50代になって感じ始めた。

この考えが、正しいものか否かは、その後の人生を確認してみなければわからない。でも、50代はきっと意識部分におけるある種の分岐点になっているような気がしてならない。まあ、その結果が完全ではないがプー太郎なんだけどね。

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