50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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大きく変化しているマスコミュニケーションの在り方

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不特定多数の大衆に対して、新聞やテレビ、ネットなどを用いることで大量の情報を伝達することをマスコミュニケーションという。つまりマスコミのことだ。最近では、マスコニュニケーションの在り方は、様々なメディアにおいて大きく変化してきている。

たとえば、最近の若者は新聞を読まない。これについては、実はこれまであまり意識をしなかったが、ふとそう考えて、カフェで周囲の若者を観察してみると、なるほどなるほど。

若者が新聞に目を通しているシーンは皆無である。新聞に目を通している人を探すと、それは必ずミドル以降の方々と、そして私である。

そこで馴染みの若者をつかまえて、質問をしてみる。

「新聞は読む?」
「新聞?読みませんね」
「なぜ?」
「え?だってニュースならネットで読むほうが早いでしょう」

確かにおっしゃる通りである。気になって日本新聞協会の新聞の発行部数を調べてみると、2000年には5370万部であったのが、2018年には3990万部へと落ち込んできている。

まあ、世帯数にも変化があるので一概には言えないが、新聞の発行部数は25%程度も低下してきている。いや、逆にこの数値はまだ頑張っている方かもしれない。昔から新聞を読み続けた世代が購読しているに過ぎないに違いない。新聞の発行部数は今後、不可逆的に下がり続けることだろう。

 

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若者が新聞を読まないのには、実は別に理由が存在する。彼らは新聞による偏向報道を嫌っている可能性が高い。確かに最近の新聞による偏向報道には、私自身目を覆いたくなる時がある。

私がカフェで複数の新聞に目を通すのもこのためである。一つの時事ネタに対して、一紙に依存して情報を得るのはあまりにリスクが高い。同じネタを扱った記事でも、新聞によってその印象は大きく異るからである。これでは、新聞メディアの信頼度が低下するのはあたり前だとも言える。

また、真実はメディアにとどまらず、国というフィルターによって曲がる場合もある。まあ、日本人が日本の立ち位置でニュースを取り扱うとともに、それを読むわけだから問題がないようにも思う。

しかし、世界の動きは、日本人が受け取る情報が真実とは言えない場合も少なくない。よって、真実を探求するためには、日本に視点を置いたままでは問題がある。

この問題を解決する方法は存在する。

これには、その時事ネタの対象となっている国のニュースソースを漁るといい。つまり、その国のマスコミサイトに直接アクセスすることである。

英語ならいざしらず、さまざまな国の言語で記されているこれらのサイトは、当然のこと、読むことができない。しかし最近では、ブラウザの翻訳機能が便利に活躍してくれる。

新聞の記事は、基本的に事を端的に伝える文章であることから、自動翻訳でもおおよそは意味を汲み取ることができるものである。これによって、一つの時事ネタを、日本サイドと同時に当事国サイドから把握することができる。一つのものを複数の視点からみることで、意外なことがわかることがあるものである。

 

「ところで、テレビは観る?」
先程の若者に問う。
「ほとんど観ませんね」
「なぜ?」
「だって、番組に生活を合わせるのも面倒だし、それに・・・」
「それに?」
「嘘だらけなので、意味がないですよね」

完全に信頼を失ったテレビの未来もまた、はさほど長くはないようである。

 


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