50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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諦めるときの状態を知っておくだけで生き方が随分と変わる話

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長いこと生きていれば、何か目標を持って歩みだしたとしてもそれを諦めてしまうことはあろうかと思う。ちなみに諦めるとは、断念することであり、仕方がないと思い切ることである。

実は諦めには「良い諦め」と「悪い諦め」があるのをご存知だろうか。まずはこの違いをしっかりと見極める必要がある。

「諦めるのに良し悪しなんてあるのかよ」と思われるかもしれない。

しかしこれはある。しかも人の多くは、悪い諦めであればすぐにする一方で、良い諦めはなかなかできない。そして常に人生損をする。

そこで今回は、この両者の諦めについて、簡単にお話をさせていただくことにしよう。

■良い諦め

まずは、良い諦めから。つまり早期にスパッと諦めたほうが良いケースである。ところが、人はなかなかこれができない。

良い諦めとは、自分の努力や試行錯誤ではどうにもならない外的要因のみで苦境に立たされるケースにおける諦めである。もっともわかりやすいのが、投機などによってマイナス状況に追いやられているケースだ。

これ、株式投資や証拠金取引などをされた経験をお持ちの方であれば、ご経験があるはずである。また、投機ではなく娯楽の殿堂にハマっているという方にもご経験があるはずである。

相場は自分の意図しない逆方向へと一気に動くことなど頻繁にあるものである。逆方向へと動けば当然のこと、損失が膨らんでいく。投資や投機は、元手がなければ続けることができないわけだから、損失は致命的な状況である。

しかも、自らの努力によって相場を思う通りに動かすことができない。よって、あらかじめ決定していた許容内の範囲を超えるようなら、すぐに諦めなければならない。

ところが多くの人はこれができない。つまり損失を確定することがなかなかできない。

「もう少し様子を見よう」と耐え、諦めることをしない。

中には、無計画に下落相場で買い増す人もいらっしゃる。下落相場で玉を増やすと、平均取得価格を下げることができるからだ。これをナンピン買いといったりする。しかしこれ、多くの人が損失を拡大させる。そんなときに限って、相場は一方向へと動き続けるからだ。追証などがかかり強制撤退を余儀なくされて資金のすべてを溶かしてしまう方もいる。

「下手なナンピン、スカンピン」というわけである。

相場には、「見切り千両」という言葉もある。早期に状況を的確に判断し見切ることには、千両の価値があるという意味である。

同様に、自分ではどうにもならない外的要因によって苦境に立たされた場合には、じっと耐え忍んでいないでスパッと諦め、まったく別のルートを模索するほうが、人生はうまくいくことが多い。

ただしその際に捨てなければならないことは存在する。多くの人はそれを抱えたまま沈んでいき、最後にはそれさえも失う。良い諦めは、いち早くしたほうが良いわけである。

■悪い諦め

次は悪い諦めである。つまり安易にしてはならない諦めである。

一般に人は、あれこれと言い訳をしては新たな行動に出ることを躊躇する傾向にある。
これ自体、とても勿体ないことである。

しかし全体の20%の方は、自ら行動を起こす。これは自らの人生を変えたいという方もいらっしゃるだろうし、収入を上げたい、思うような生活を手にしたいという人もいらっしゃることだろう。

ところが、そんな人には、多くの言い訳マンによる攻撃が入る。
「そんな無駄なことやめておけ」とか「失敗したらどうするんだ」とかね。多くの人がそんな言葉を真に受けて「そりゃそうだ」と早々に諦める。
さて、言い訳マンはなぜそんな言葉を掛けてきたのだろうか。
「親身になってくれた」
「経験則を教えてくれた」
いやいや、言い訳マンはそんなに優しくはないし経験もない。ただ単に、身近に変化を生じさせる存在が発生するのが嫌なのだ。

あなたが自分を超えて大きく変化しようものなら、自分の行動しない様を否定しなければならなくなってしまう。これは許しがたい。そこでそんな芽は早々に摘んでおきたいがための言動なのだ。よってそんな言葉に納得しての諦めはしてはならない。

ただ、中には言い訳マンの言動の真意を理解し耳を貸さない人もいる。自らの力を信じて、失敗と試行錯誤を繰り返しながら、自らの道を切り開いていく。しかし、いくら道を切り開こうとも、試行錯誤を繰り返そうとも、なかなか結果を得ることができない。
そしてついには折れてしまう。諦めるわけである。

さてこの諦め、妥当だと思われるだろうか。

ここで検証しなければならないことがある。それは、本当に試行錯誤はされていたかという点、そして自分には全く知らない道の存在は本当にないのかという確認である。

これについては、自ら考えていても見えては来ない。このような際には、先人がどのように歩まれて目的を達成したかをしっかりと調査する必要がある。

幸いにも現在では、SNSもあればブログもある。そこではあなたが達成しようとしている立ち位置にすでに到達されている人々の存在を知ることができる。これを徹底的に調査しなければならない。

自分の努力や試行錯誤によって可能性を高めることができる領域における諦めは、悪い諦めであることを、ぜひご認識いただければと思う。

ちなみにこんな言葉がある。
「諦めた時、それは成功に最も近い位置にある」


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