日本の政治は本当に大丈夫なんですか?
「冗談だろ?」
朝、カフェでモーニングセットのゆで卵を食べていた私は、思わずそれを喉につまらせるところだった。目にしていたのは、第4次安倍第二次改造内閣人事についての新聞記事、そしてタブレットの画面だ。
私は政治に疎く、というかすべてに疎いわけなので、あまり興味のない情報は、ネットで即座にアクセスできるものであっても、アナログ的に新聞で知ることが多い。
昨今の日本の立ち位置からすれば、気になるのは官房長官、外務大臣、経済産業大臣、防衛大臣といったところなんだろうが、私は仕事柄、IT担当大臣が気にかかるところだった。
というのも、ネットでも話題になった台湾でIT大臣を担当するオードリータン氏は、省庁の統合ネットワークを自ら構築した人物であり、38歳の天才プログラマーであることについての知識はあり、よって対する日本のIT担当大臣には興味があったからだ。
そのお人は78歳となっている。「おいおい、大丈夫なのかよ」と思うわけである。で、タブレットでこの人の名前を検索する。すると、オフィシャルサイトがヒットする以前に、多くのネット記事が目を引く。そして、いくつかの記事に目を通して、おおよそのことを理解することになる。
この人、はんこ議連会長も努めていらっしゃるとのこと。
「IT担当大臣が、はんこの存続を提起するっていったい・・・」
で、次にご当人のブログにアクセスして目を通す。また、ブログのプロフィール内に「私のホームページも是非ご覧ください」となっていてURLがある。
早速これにアクセスをする。ところがこれ、ドメインが切れている。でもまあこれ、早急になんとかはすることだろう。
IT担当大臣のホームページなのだから、多分は世界各国の人間がアクセスをしている。日本の今後のIT市場の動向を左右するポストなのだ。ここには必ずアクセスをする。
中には、何らかの内部崩壊が起きているのではないかと勘ぐる国もあったことだろう。
しかしそんなことは発生していないことは良くわかる。単に作りっぱなしで更新しないまま、しかもドメインの更新すらされずに失効したに過ぎないに違いない。
私はこの先生をどうこう申し上げているのではない。むしろ任命責任が問われると思う。これに対して関係者はこう反論する。
「SNSへの投稿をご自分でスマホから行っている。問題はない」
全身の力が抜けた。今に始まった話ではないが、完全に終わっている。
■シンプルに誠実に生きる人
誤解なきように申し上げておくが、私は現政権のアンチではない。というより、他に与党となることができる政党がない。野党の多くは、他国擁護の発言を繰り返す。日本国の政治を司る人々であり、億単位の税金を毎年得ている方々である。これ、どうなんだろうか。
中には、日本の国旗掲揚や国歌斉唱に異議を唱える人もいらっしゃる。
「俺たち日本人なんだぜ?」と、私は思う。
以前、サッカーのカズ選手が国歌斉唱をすることに対して、異議を唱えつつ質問をした新聞記者があった。カズ選手は、こう答えた。
「自国の国旗、国歌に敬意を表せない人は、他国に敬意を表すことはできません」
そう、自国の国旗や国歌に敬意を表すことに右も左もへったくれもない。日本人が日本の国旗や国歌に敬意を表すことを否定する人は、どの国を見ていらっしゃるのだろうと、本当に不思議に思う次第である。
次期首相は、どうぞカズ選手に就任していただきたいと思う。実際、カズ選手には以前に出馬要請がなされている。これに対してカズ選手は次のように答えている。
「はぁ?僕はサッカー選手ですよ?」
私は、シンプルにそして誠実に生きている人が大好きである。