50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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シニア世代にバスツアーはなかなかいいよという話


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■長期の旅を楽しむ

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私は旅が好きである。フラッと旅に出ては海外で放浪することもある。まあ、ここのところはめっきりと行っていなかったが、第二の人生を迎えてからは、積極的に旅に出ようと考えている。

旅は国内のこともあるし海外のこともある。いずれも高いコストを掛けるのであれば、むしろ貧乏旅行でも長期の旅の方が良い。

若い頃、海外ではドミトリーを泊まり歩くことが多かった。日本円で言えば300円程度の宿泊施設だ。まあ、現在でもあるのかはよくわからない。最近では日本の衰退をよそに、急速な経済発展を遂げている途上国も少なくないので、そんな格安施設は減少傾向にある可能性も否めない。

行く場所はその時々であり、気分で翌日の行動パターンを決定したり、次に行きたいと思う地域や国を決定したりする。

そんな私だから、ツアーに参加することはなかった。ましてや、国内旅行において、バスガイドさんの旗の後をついていくといったツアーとは、まったく無縁だと考えていた。

■突然のバスツアー参加

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ところがである。

先日妻が「バスツアーに行こうよ。いつがいい?」という。ということで、選択の自由も与えられず、妻とともにバスツアーに参加することになったわけである。

バスツアーは、半世紀前に一度東京見物に参加したことがあったか。これは祖母が上京した際、オヤジが連れて行くのに便乗させてもらったわけだが、意外にも自分の知らない東京があって驚いたりしたのだった。

ということで、およそ50年ぶりのバスツアーへの参加ということになるわけである。ところがこれ、なかなか良かったのだ。

■バスツアーとは

バスツアーは、他県にある城とちょっとした観光地や常設の物産店を巡るものだった。また、途中レストランでのビュッフェランチがついていた。料金も日帰りなら6000円程度からあるが、これで観光地を巡れてしかも腹も満たされるのならまあ妥当なんじゃないかとも思える。

旅行会社は、観光地や物産店などとの契約を取っている。つまり、バズに満載した顧客を連れて行くかわりに、バックマージンを得ている。また、場合によってはバスの中でも土産物品の予約も取る。販売商品は次に巡る場所のものなので、事前にオーダーを取って休憩時間内にバスに積み込み、その後に参加者に手渡す。

これもまた、マージンの類があるはずである。

ツアー参加者からすれば、あちこちの場所に連れて行ってくれて、あれこれと物を購入することができるわけだから、それを不服とするものは少ない。一方で、そのコースは、バスツアー企画側からすれば、しっかりとした収益拠点となっているはずなので、利益を出せるし、そもそもツアー代金を安価におさえることもできる。

企業と消費者、ともにメリットがあるわけだから、なかなか考えられたビジネスである。

■シニア層夫婦の参加が多い

早朝に駅のターミナルに集合である。行くと、何やら老人が列をなしている。よくよく見ると、それは私たちが参加するバスツアーの参加者であるようだった。

私は妻に小声で言う。
「ほとんどジジババじゃないか」
すると妻、私を見た上で参加者の列を観て、
「まあ、ギリギリ問題ないんじゃない?」
も、問題ないんじゃないって、どういう意味なんだろうと考えたが、あえて結論は出さないことにした。

バスに乗り込んでしばらくすると、定刻でバスは走り出して高速に乗った。ガイドのお姉さんならぬおばさんが、適度に車内を盛り上げたりもする。

途中1時間程度の間隔でトイレ休憩がはいっていたり、お約束の物産店に立ち寄ったりで退屈はしない。店の方でも受け入れ体勢が取られており、ツアー客は安く買い物ができたりする。私は買い物には無縁だが、妻はあれこれと乗せられている。

目的地では、ちょっとしたパーク内のレストランでのビュッフェランチとなり、お腹がいっぱいになる。そしてその腹を消化するように、しばらくの自由時間の後に城を歩く。ツアーガイドが旗を持って先頭をいくが、スケジュールの都合なのだろう。歩くスピードが意外に早い。そのためか、いっぱいだったお腹も徐々に凹む。そしてそんなタイミングで、ちょっとしたおやつタイムがあったりもする。

時間はあっという間に経過して、すでに16時を回っている。さて、この時間で巡る旅の疲れも出始めるわけだが、帰路はおよそ200kmもある。

これが単独の旅なら、その距離にうんざりしそうだが、バスツアーの場合は事情が異なる。疲れを癒やすには、バスの揺れに身を任せて昼寝をしていれば事が足りるからである。

そして定刻の19時「今日はどうもお疲れ様でございました」とのアナウンスの後に、ベストなタイミングで到着となるわけである。

小学校の頃の遠足気分の一日を満喫することができた。

そもそも自分で企画する必要もなければ、移動などに労力を掛ける必要もない。若い頃は、そんな物足りなさからツアーには距離を置いていたが、シニア世代においては、なかなか楽しめるものだと改めて認識した次第である。

ということで、同年代の方であれば、ぜひバスツアーに参加してみることをおすすめしたい。なんの苦労をすることなく、知らない地を巡り、それなりの知識や経験を得ることができる。きっと奥さんも喜んでくれることだろう。

実際、シニア世代のご夫婦の参加がとても多かった。
「私たちもそうだから」
妻はそう突っ込むわけである。

しかし皆、穏やかで観ていて心地よいカップルだった。こんな時間の過ごし方も、悪くはないなと思えた1日であり、今後はあちこちとバスツアーに参加してみようと密かに目論んでいたりする今日この頃である。

 


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