50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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他人の役に立つ生き方を選択することで得られる幸福


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あなたは、他人の役に立つ生き方を選択されていらっしゃるだろうか。

のっけからこのように申し上げると、
「何を偽善的なことをいっているんだ」
とお叱りを受けるかもしれない。

また、昨今は生きることさえも辛い状況でもあることから、
「気持ちはあるが、自分の生活を維持するのに手一杯でそんな余裕はない」
と思われる方もいらっしゃることだろう。

しかし、どのような状況にあったとしても、他人の役に立つ生き方は誰にでもできるものである。
「何で自分のためではなく他人のためなんだよ」
と思われるだろうか。

それは、あなたご自身が幸せになるための早道だからである。今回はそんなお話をしてみることにしたい。

■他人の手助けをすることの価値

私は底辺を這って生きているので、同様に底辺で生きる人々を頻繁に目にすることになる。
生活に困窮した状態では、自分が生きることが精一杯であり、他人に目を向ける余裕などない。

目の前の小さな利益があれば、それを貪る一方で、他人が寄ってきたのなら、それを必死に排除しようとする。常に誰かに騙されるのではないかと疑心暗鬼な状態にあり、眼光は常に厳しい。つまり、幸福な状態にはない。

一方、貧しかったとしても困窮状態にない方の中には、心が開かれている人を目にすることができる。

困っている人がいれば、自分のできる範囲の中で助言をしたり、手助けをしようとする。また、これまで培ってきた経験を活かすことができる場に積極的に参加をしては、惜しむことなく自らの力を他人のために使おうとする。

手助けをしたからと報酬を得るわけでもなく、何らかの見返りを受けることもない。それでも彼らは、なんとか他人の役に立ちたいと考えている。そしてそんな人々には、一様に笑顔があるものである。

さて、ではなぜ彼らは他人の手助けをすることを厭わないのだろうか。

心の狭い私からすれば、何のリターンもないような行為をする分、損をするんじゃないのとも思えてくるわけだ。同様に感じる人も少なくないことだろう。しかし彼らには、実はしっかりとしたリターンがある。それは、小さな形なきものだ。しかしそれを得られるからこそ、彼らは他人を助ける行動をやめようとしない。

■他人の手助けが自分のためになる理由

これについては、お若い方では理解が難しいという人も少なくないかも知れない。しかし、50代を迎えられた方であれば、ご納得いただける方も多くなるのではないかと考えている。

どのような人生であれ、半世紀以上も生きていると、そこには様々なことがあるものである。

そしてその様々なことの中から、多くの知識や経験を積み上げていく。生き抜く中で得る知識や経験は、それなりの時がなければ積み上がらない。年齢と共に、知力や体力は減衰し続けるものの、経験値は自ずと高まることになる。つまり経験値は、ミドル以降の唯一の力となる。

このため、唯一の力を使うことで、誰かの役に立ちたいと考えるようになるものである。
これは偽善的な精神ではない。というのも、それなりのリターンを得ることができるからだ。

たとえば、誰かの役に立つことにより、自己の存在を認識することができる。また、他人の手助けにより、微力ながら社会貢献ができている満足感を得ることができる。さらには、他人の役に立つことで、人であれば誰もが持つ承認欲求を満たすこともできる。
時折得られる感謝の言葉に、幸せを覚えることもできるものなのだ。

■承認欲求に支えられた生き方

先にお若い方では理解しにくいかもしれないと申し上げたが、実際には承認欲求に支えられて生きている若者も少なからず存在する。

たとえば、時間的拘束も長く、それでいて低所得の仕事に就かれている方も少なくないだろう。このような仕事の場合、できれば転職をしたいと考えるものだが、中にはそれでも日々前向きに仕事に取り組む人もいる。

端から見たなら、なぜそんな仕事を続けるのだろうと疑問に思えることもある。しかし当人に一言聞いて合点が行くことが少なくない。

「給料も安いしハードだし、辞めたいとは思ってるんですが、お客さんから「ありがとう」という一言をもらうと、不思議とやる気がでちゃうんですよね」

この若者は、偽善的精神で仕事を続けているわけではない。そこには、しっかりとした承認欲求を満たすというリターンがある。また、社会貢献の実現から、自分の存在価値を確認することができている。

満足な給与を得ることができないでいるのは問題だが、それでも彼はこの仕事から給与以外の形なき大きなリターンを得ていることになる。

■自分の幸せのために他人の役に立とう

もし50代を超えてきているのであれば、あなたにはそれなりの経験値が積み上がっているはずである。今後は、その経験を用いることで、他人の役に立つ何かを始めてみることを検討されてみてはいかがだろうか。

それは、ビジネスであっても構わないし、ボランティアであってもかまわない。また、NPOなどを設立する形で行動を開始するのも良いかもしれない。

「いやいや、そこまではちょっと無理っぽい」

とおっしゃるのであれば、自治体で若者に対してあなたの経験を伝える機会に参加するのでも良い。特に、これまでの人生において、これといった幸福感を味わったことがあまりないという方には有効となる。

「人助けなんて冗談じゃない」

と、そう思われているあなたにも是非お勧めである。多くの場合、リターンを得ることができないかもしれない。

しかしある日、こんなことが起こる。
「ありがとう。助かりました」
あなたはその時、これまでに感じたことのない幸福感や満足感を得ることになるはずなのだ。


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