50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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子供が社会人となり独立した以降の夫婦のあり方


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50代になると、そろそろ子供たちは大学を出て独立を果たす頃を迎えることになる。

これまでは大学の学費や生活費の仕送り、教科書代も含めてきっちりと負担をされてきた親御さんも少なくはないことだろう。しかし無事大学を卒業し、企業への入社を果たすと、以降は子供にかかるお金はぐっと減ることになる。

なかには、子供が社会人になった以降も、あれこれと経済的負担を続けるご夫婦もいらっしゃるようだが、できれば子供が社会人となった以降は、自分の稼ぎの中ですべてを賄いつつ、将来のことを考えて貯蓄をすべきであることを教えたほうが良いと思う。

お金の大切さ、お金がないことの厳しさを、早いうちからしっかりと体験させなければ、いつまでたっても経済的自立を果たすことができないからである。

ということで、子供が社会人となったのなら、子供のことは子供にまかせ、以降は夫婦二人の生活をしっかりと見つめていく必要があろうかと思う。

■好ましい夫婦のイーブンな負担

若かりし頃、結婚をした頃を思い起こしていただきたい。最近では経済的な理由から結婚をしてなお共働きのご家庭も少なくはないようだが、その昔、結婚をすると妻は専業主婦となり家庭を守るのが一般的だった。

「亭主元気で留守がいい」

などといった言葉が流行ったことがあったが、夫が経済的に支える一方で、妻には家庭を守り子供の世話をするという仕事が発生する。疲れて帰ってきた夫は、おおよそ家では何もしないので、妻があれこれと家事を行う必要があった。

よって、夫が働き、妻が家事や子供の世話を行うという分担により、家庭は健全に守られ、子供は成長を果たした。つまりこれで夫と妻はイーブンな負担を担当することになった。

このため、夫は「オレが働いているから家族が生活できるんだぞ」などとドヤ顔をしてははならない。夫婦はそれぞれの仕事を分担することで家族が成り立っているからである。

夫の働きと、妻の家事や子育ての頑張りにより、子供たちは無事成長し社会人となり、独立を果たすことができる。

そしてそれ以降は、子育ての必要性がなくなる。

■子育て終了後の妻の生き方

母親としては、分担が減ることで寂しく思われる方もいらっしゃることだろう。また、子育てから開放されて、これからは羽をのばそうと考えられる方もいらっしゃるかもしれない。

もし、ご自分の負担が軽減したと感じられるのであれば、そして夫と妻の負担がイーブンな状態にないのであれば、これまで子育てに費やした労力を、仕事に活かされるのも選択肢のひとつとなる。

とはいえ、子育て負担がなくなったからと、何もしない夫の代わりに家事をする必要性はあるだろうから、その負担分を差し引いた労力の中での労働で良いかと思う。夫が生活を主に支えることで100の労力とするならば、妻は家事+パートで100を負担しておけば、イーブンな状態を維持することができる。

また、子供の独立から支出額が減少するのと同時に、妻のパートにより収入が上がるのであれば、経済状態はより安定するだろうし、老後のための貯蓄を始めることもできることだろう。

■定年後における夫の生き方

さて、そんな状況を続ければ、ある程度の安定状態の中で老後を迎えることができるかもしれない。65歳となり、夫のあなたは定年退職を果たすことになる。

「さあ、これからは自由に生活するぞぉ」

とあなたはこれ以上にない、ともすれば上半身と下半身が分離してしまうのではないかという程のノビをしながら、そうおっしゃることになる。

ところが、気をつけて置かなければならないことがある。

あなたが定年をしたとしても、奥さんは家事として100、もしくは家事+パートとして100の負担が発生している。さて、あなたの100の負担はなんだろうか。

「おいおい、オレは生涯家族のために働いてきたんだぞ。老後はのんびりさせてもらってもいいだろう」

いやいや、奥さんとてそれは同じである。奥さんはあなたが仕事に出ている間、家事をして子供の面倒を観てきている。また、足りない家計を助けるためのパートにも出ている。

あくまでも作業を分担してきただけであり、あなただけが苦労をしてきたわけではない。このため、イーブンな状態は、定年後においても維持し続ける必要がある。

もし、奥さんも仕事をせずに年金生活に入ったのであれば、以降、家事は二人で分担して行うべきである。また、あなたが定年をされた以降、奥さんがまだ働いていらっしゃるのであれば、むしろあなたが家事を担当する必要がある。

「家事って言ったってオレは何もできないんだぞ」

もしこのように思われるのであれば、定年を迎える以前から、奥さんの指導を受けつつ、洗濯や掃除、料理などを学ぶことをお勧めしたい。洗濯一つでも、実は効果的な衣類の干し方もあるし、たたみ方も覚える必要がある。

料理に至っては、少ない食材で多彩なものを作り上げるノウハウを得る必要があり、これは短期間で習得できるようなものではない。

定年後においても、100対100の作業を分担してこそ、夫婦は仲良く老後の生活を送ることができる。そしてこの状態を維持できれば、二人で仲良く旅行へ出かけることもできるし、日常の中でも二人で手をつないで公園を散歩することもできるかもしれない。

夫婦におけるあなたの100の負担、定年を迎える以前から、いち早く考えることをお勧めしたい。きっと素敵な夫婦であり続けることができるはずだからである。

 


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