50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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困窮生活から抜け出したいのなら決意さえすれば願いはすぐにでも叶う


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■ある程度の経済力がありながら困窮生活を送る家庭

少し前のことだが、NHKで取り上げられた女子高校生が注目を浴びたことがあった。貧困からPCを買うことができなかった女子高生は、キーボードの練習を、1000円で購入したキーボードで行うというものだった。ところが彼女はTwitterに対して、様々なものの購入やコンサートやライブチケットの入手などについてつぶやいており、決して貧困状態ではないという矛盾が露呈した。これはNHKのやらせであるのか、それとも女子高校生の発言に問題があったか。

俺はこれについてそれ以降の情報を得ていないのでなんとも判断が付かない。しかし女子高校生が1000円で購入したキーボードを練習するシーンは、実際に動画で見た。また、この件が注目を浴びる以前に、ある種の違和感を感じていたのも確かである。家の中は多くの雑貨や本、CDなどであふれかえっており、多くのものの中で窮屈に生活をしていたからである。

それぞれは高価なものでなかったかもしれない。しかし窮屈に暮らさなければならないほど、家の中に詰め込まれたものの多くは、この女の子やご両親がお金を出して購入したものであるはずである。つまりこの家庭は、それだけのものを購入するだけの経済力があることになる。そしてそれほど多くのモノを購入する経済力があれば、安ければ2,3万円程度のPCが購入できないという理由がない。

ただし俺は、この女の子やご家庭、さらにはNHKを批判するつもりはないし、これが真実であるか否かを追求するつもりもない。実はこのご家庭と同様の問題から、日々貧困にあえいでいる方は決して少なくはない。つまり、ある程度の経済力があるものの、日々の困窮生活にあえいでいる人々が、意外に多いものなのだ。

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■困窮生活者の多くはすぐにでも抜け出すことが可能

現在働く人のおよそ40%が非正規労働者という割合である。中には年収にして200万円にも届かない人々もいる。しかし貧困問題を抱えている人々は、これら低所得者層だけではない。たとえばサラリーマンの平均所得以上の給与を得ているにも関わらず、日々の生活に困窮しており、妻がパートで必死になって家計を助けているといった家庭もすくなくはない。また、驚くことに年収1000万円を超えている家庭の中にも、生活が困窮状態の人さえ実際にいるのだ。

さて、では彼らはなぜ生活が困窮しているのだろうか。これについては、明確な理由がある。彼らは収入を超える支出を必要とする生活を送っている。また、そんなライフスタイルを当たり前のものと考えていたりする。

「いや、無駄に使っている金などわずかだ。しかし毎月お金が足りない」
「うちは借金が多いので返済が大きな負担となっている」
「生活にはどうしてもそれなりの固定費がかかる。それを支払うと自由になるお金は限りなく少ない」

皆さんきっと、このようなお悩みを抱えていることだろう。しかしこれらの感覚や認識には、大きな間違いがある。また、間違いなので、それさえ正すことができれば、中にはすぐにでも困窮生活から抜け出すことができる人も少なくないものである。

■困窮生活を送る人に存在する共通点

先の女子高生の家庭と同様に、ある程度の経済力を持ちながらも、必要なモノを購入できない家庭の場合、明らかな問題点は、日々の雑多なモノの購入癖といえる。この問題を抱える人々は、必要と思われるモノを躊躇なく購入する。

「必要なモノなのだから購入するのは、間違っていないのでは?」

そう思われる方も少なくないことだろう。しかし必要なモノであるのなら、なぜ棚や収納に所狭しと陳列されているのだろうか。購入したモノの多くは、購入後手を付けることなく、家のスペースを占有するモノとしてそれから以降、埃をかぶることになるのだろうか。

つまり、必要と思われたモノも、実は一時のことであり、それ以降全く使用しないか、使用したとしてもごくたまに手にしたりする程度の頻度であることが少なくない。また、仮にそれがなかったとしても生活に支障を来すものは、そんなに多くないことに、よくよく考えてみれば気がつくことになるはずである。

このような消費癖のある家庭は、食費についてもかなりの負担となっている場合が少なくない。栄養をつけなければならないという理由や、食べたいモノだからと言う理由で、スーパーへ行ってはカートいっぱいの食材を漁る。

実は、人が健康に生きるための食材は、日本人が日々食している量の半分程度もあれば十分のことが少なくない。質素な食生活に切り替えたとしても、それが不健康を招くことはない。

さらには、欲しいモノであれば、お金のあるなしに関わらずそれを買い求めようとする傾向になる。当然、無理が生じるわけだが、現在はカード決済で簡単にモノが買える。これをリボルビングなどの支払いにしてしまえば、月々の返済は少額ですむので、高額であっても買い物をしようとする。

すると、高い金利が乗った債務を長期的に返済していかなければならない。加えて、マイホームが必要だからと過剰な住宅ローンを設定し、週末は家族でドライブに行きたいのでとマイカーを購入する。そして週末になれば、家族とともにショッピングモールへと出かけて、買い物を楽しみ、そして外食を楽しむ。

しかしこれでは、お金はいくらあっても足りない。このようなライフスタイルを継続的に続けていれば、自由に使うことのできるお金がなく、日々の生活が苦しいと感じるのはむしろ当然のことと言える。

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■困窮生活から一気に抜け出すためにすべき決意

さて、このような家庭が困窮から抜け出すためにはどのような対策が必要となるだろうか。

「なるべく節約することで家計をやりくりするしかない」とお考えだろうか。しかしこれは多くの場合、うまくはいかない。というのも、努力して浮かせた5000円も、突然必要となる出費に消えてなくなり、後には節約することで生じた多大なストレスが残るだけだからだ。

これでは、節約は続かず、結果として債務が積み上がることになる。実は、ある程度の経済力がある家庭が困窮生活から抜け出すためには、節約という対策では多くの場合うまくはいかない。

「では、どうすればいい?」

これについては、本ブログでは何回かふれてきている。それは「お金は使わない」と決意することである。

「おいおい。お金を使わなければ良いという理屈はわかるが、それでは生活ができないではないか」

これまたそんな反論を浴びそうである。確かに資本主義社会においてお金を使わずに生活をすることはまず不可能である。しかし節約をしてお金を浮かそうと考えるのではなく、「お金は使わない」という決意をして、それを起点にライフスタイルを見直せば、究極の支出削減は十分に可能となるものである。

また、これを実行に移すことで、多大なメリットを享受することに気づくことにもなる。次に、実際の実行プロセスをご紹介することにしよう。

■困窮生活から抜け出すための実質的な方法

まずは固定費の削減である。私たちは生活を維持する上でどうしても固定費が毎月発生するものである。たとえばガスや水道、電気代、通信費などの公共料金が発生する。また、借家であれば家賃や管理費が発生し、持ち家であえれば住宅ローンの返済が発生しているはずである。これをひとつひとつ見直し、少しでも削ることができるものについては、削減をする。この際、電気代を節約するというミクロ的なことを考えるよりも、むしろどうすればひとつひとつの固定費を根本削減できるかという点に注目する。

基本料金を安くできないか、使用単価を安くできないか、廃止することはできないか、金利負担を削減できないかなど、個々に徹底して見直しを行う。

もっとも大きな削減余地のある固定費は家賃である。もしお一人でお住まいでしかも家賃を5万円以上支払っているのであれば、お住まいの地域のもっとも安いアパートへ移転することで、年間数十万円のコスト削減を図ることができる。しかしこれには、現在抱える多くのモノを処分する必要があるだろう。

また、風呂なしトイレ共同の3畳となるかもしれない。仮に家賃7万円のワンルームにお住まいなら、家賃2万円の部屋に移り住むだけで月5万円、年間60万円ものコスト削減ができることとなり、この差額は大きい。また、実家があるのであれば、一時実家に戻るだけで家賃をそのまま浮かせることができる場合もある。

現状では通信費に多くのコストをかけているご家庭が多いものだが、これなどは、家族全員の単価を、格安SIMなどを利用して引き下げることで、毎月1万円程度を削減することは容易である。なお、単価を下げることにより、今まで得られていた信頼性や品質などが損なわれる場合もある。しかしその部分がイヤだから、面倒だからと言う思いは目をつぶることにしたい。

■日々の生活にも抜本的な意識改革が必要となる

次は日々の生活である。先にも申し上げたが、「お金は使わない」という決意を断行する。お金は使わないわけだから、当然のこと、コンビニやスーパーへと足を運んではならない。たとえば今日、お金を使わないのだから、夕食を作る際に、新たに買い物をすることはできない。よって冷蔵庫にある食材で何とかする必要がある。

また、冷蔵庫にまったく食材がないのであれば、何かを購入する必要があるが、基本はお金は使わないので、必要最小限の食材以外には手を出してはならない。買ってしまった食材は、できうる限り切り分け、一食一食に用いることを考えよう。

お金を使わないわけなので、ランチの外食はできない。よって前日の夕食の残りなどを、翌日の手弁当として活用できないかを考える必要がある。

これまで欲しくなった段階で購入していたものは、すべて購入できない。つまり買わない。欲しくなっても買わずに済ませることができる方法を考える必要がある。ネットショッピングなどもすべて停止する。

「どうしても必要なモノは?」

それがどうしても必要かどうかは、それを購入しなければ生存を維持できないものに限りたい。おおよそそんなモノは存在しないし、仮に存在したとしても、それはすでに家にある。

また、購入するまでもなく、実は友人知人が持っていて、それを借りることができるものもある。繰り返すが、節約をしようとは考えない。「お金は使わない」を念頭に生活を続けるわけである。

■日々の支出を節約ではなく激減させる方法

次に実質的な方法をご紹介しよう。今、財布をお持ちだろうか。まずはその財布の残高を確認しよう。いくら入っていただろうか。まずはその持ち金の半分を財布から取り出す。取り出した金は翌日口座に入金をしてしまって良い。

あなたは今後、お金を使わないので、お金を持ち歩く必要はない。とはいえ最初からこの生活はハードルが高いので、まずは持ち金を半分にする。そしてそれに慣れたらさらに半分にする。最終的に持ち金はゼロとしても良いし、実際千円から2千円程度入っていれば、問題なく数日、もしくは1週間を過ごすことができるようになる。

当初は不安でいっぱいだろうが、お金を使わずに過ごす生活に慣れていくと、案外困らずに生活をすることができるものである。コツは、欲望や利便性を、お金を使って解消する癖を排除し、お金を使わずに生活することをベースとして行動をすることだ。慣れは必要だが、慣れてみれば意外に簡単で無理がないことに気づくはずである。

なお、その日一銭もお金を使わなかったなら、あなたはその功績をたたえ、カレンダーのその日に丸を付けるのも効果的だ。カレンダーに多くの丸を付けることができるようになると、あなたの人生は劇的に変化し始めるからである。

 

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■決意をもって生活改善をすることで得られることとは

さて、この生活を続けたまま1ヶ月、月末を迎えたあなたは意外なことに気づくはずである。これまで毎月足りなかったはずのお金が口座にしっかりと残っているのだ。

残ったお金は、債務がある場合には、金利の高いものから前倒しに返済をする。高い金利は、金融機関を儲けさせるだけであり、債務者に何のメリットもない。また、返済が完了したのなら、毎月貯蓄へと回していく。

というよりも、あれこれと貯蓄戦略を構築しなくても、口座のお金は毎月積み上がるはずである。なぜなら、基本的に「お金は使わない」からである。

「随分と窮屈な生活にならないだろうか?」

これまでお金を使うことで喜びを得ていた方からすると、当初の不安は大きいかもしれない。しかし実は、お金を使わなくても人生を楽しむ方法はいくらでも存在する。また、「お金は使わない」と決意したのであれば、お金を使わないで楽しむことができる様々なことを考えるようになる。さらには、人が生きていく上で必要なものは意外に少ないことにも気づかれることだろう。

資本主義社会は、お金が循環することで栄えることになる。お金は血液に相当するものだからだ。このため、資本家はなんとかして消費を拡大させよう画策する。日々のテレビCMやネット広告など、それは私たちの生活に容赦なく流れ込み、知らず知らずのうちに私たちを洗脳して行くものだ。よって、お金を使うことが目的となる。しかしお金を稼ぐことが如何に大変なことかについて語られることは少ない。

人は意外にもお金をかけずに生活ができるのもだ。よってこれさえ実行すれば、現在の困窮生活からは、おおよそ抜け出すことができるはずなのだ。

「お金は使わない」という決意をした人の中には、収入の半分で生活することができる人もいる。この人の精神的な安定は、実際に体験しなければわからなかもしれない。

1ヶ月働くことで、2ヶ月生活できる状況を招くことができる。10年働けば次の10年間を全く労働しなくても生きることができるだけの余裕を手に入れることができるのだ。
いかがだろうか。毎月お金に困窮されている現状と比べ、それが如何に大きな変化であることをご理解いただけるだろうか。

決意さえできれば、必ず誰もが実行することができる。是非ともそんな決意のもと、今後の人生を豊かに過ごされてみることをおすすめしたい。今までの生活が如何に無駄な生活であったかを、きっと痛感することができるはずである。これまでにない精神的安定を、手に入れることができるはずである。

 

 


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