50代からの貧乏ながら気楽な人生

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実は存在する正社員よりも表面上は豊かな非正規労働者


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■非正規労働者にも存在する高額所得者

本ブログでは、非正規労働者がいかに過酷であるかを、実体験も交えて各所でご紹介してきている。しかし実は、正社員よりも、表面上豊かな非正規労働者も存在する。

非正規労働者の多くは、派遣労働者であるはずである。実はごく希だが、コンサルタントなどの職種を派遣会社が取り扱うことがある。コンサルタントとはいえ、派遣社員であることから、給与は時給によって支払われることに変わりはない。

ちなみに、派遣労働者の場合、安ければ時給1000円前後、専門性が高い職種でも2500円程度であることが少なくない。時給1000円の場合の年収はおよそ200万円、2500円で480万円である。つまり、時給2500円あればサラリーマンの平均年収を超えることができる。

一方、専門性の高い職種でありなおかつスキルが高い場合、時給5000円以上の仕事が発生することもある。時給5000円であれば年収換算で960万円となる。また、残業が一定量発生する場合、年収が1000万円前後となることもある。いかがだろうか。非正規労働者ながらサラリーマンの平均年収を大きく超えることもあるわけである。

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■結果的に表面上でしか豊かになれない非正規労働者

さて、今回比較的高い年収を得る非正規労働者の存在をご紹介したのには、理由がある。その理由とは、コンサルタントなどの高いスキルであっても、表面的に豊かなだけで非常に不利な立ち位置にあることに変わりがないことをご理解いただくためである。

仮にあなたの年収が960万円であったとすると、あなたは今より豊かになるだろうか。

「そりゃ豊かになるさ。俺はサラリーマンだけど年収は300万円そこそこだから」

確かに年収300万円と960万円では大きな開きがある。ところが非正規労働者の場合には、来年も仕事を得られる保証はない。現状、サラリーマンとて確証はないが、少なくとも非正規よりは安定しているといえる。正社員に対して、企業は正当な理由なく解雇を通告できないからだ。

非正規労働者の場合、いくら高い年収を得ていても、それが続く保証はどこにもない。また、非正規の場合、年齢とともに仕事は減少傾向をたどる。50歳を超えてから突然仕事がこなくなることも珍しい話ではない。さらには非正規労働者であるがゆえ、退職金は存在しない。60歳以降に生きていくことができる石橋は、叩こうにも存在しないのだ。これが「表面上豊か」と記した理由でもある。

■高いスキルがあるのならむしろフリーランスを選択すべき

さて、もし仮にこれをお読みのあなたが非正規労働者ながらサラリーマンの平均年収以上の年収を得ていらっしゃるのであれば、ある程度の準備期間を経た上でフリーランスへと転身された方が良い。

フリーランスは個人事業主であるため、派遣社員にも増して不安定性は増してしまう。しかし少なくとも、不安定な状態を、自力で安定させていく自由はある。実績を作り上げるとともに、縦横のコミュニケーションラインを開拓することで、安定した仕事を得る状況を自ら作り出すことが可能となる。

決して楽な道ではない。しかしフリーランスとして生きる領域を広げることができれば、それを法人化する道も開ける。つまり、労働者を雇用する側に回ることもできるわけだ。

派遣労働者は、高い年収を得ていようとも、派遣期間が到来すれば職を失う。派遣法の改訂により3年を超えることはなくなっている。まあ、逃げ道はいろいろとあるのだが、企業側がそれを望まない場合は、失職することに変わりはない。

労働者の場合、自らの力で安定性を確保することは難しい。雇用されている立ち位置であるがゆえ、自らの力でセイフティネットを築くタイミングが限られている。このため、不安定な状況から脱することができないのだ。

いかがだろうか。

もしあなたが、表面上豊かな派遣労働者であるのなら、フリーランスへ、そして法人の代表取締役として労働者を雇用する立ち位置へと移行することも考えてみると良い。豊かな経営者となるのもロマンではある。考えてみる価値はあろうかと思うがいかがだろうか。

 

 

 


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