50代からの貧乏ながら気楽な人生

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老後にはどこに住むのが良いかを考える


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■老後はどこに住むのが良いだろうか

 俺のように資産や貯金を持たない不埒な中年の場合、選択権を持たないが、すでに不動産やまとまった資金をお持ちの方であれば、老後にはどこに住もうかといったブルジョアジー的なプランをあれこれと考えられていらっしゃる方もいることだろう。

生き方は人それぞれだから、定年を機に都会を捨てて田舎にひっこむという人がいる一方で、逆に郊外の家を処分して、都会のマンションへと移転される方も少なくないと聞く。また、さらに余裕がある人は、双方の環境の暮らしを実現してしまう方もいらっしゃることだろう。まあ、俺からすれば羨ましすぎる話ではある。

さて、では実際に老後にはどこにすむのが良いのだろうか。俺は東京で生まれ育ったものの、ここ20年くらいは田舎暮らしをしているので、双方のメリットデメリットをある程度は知っていたりする。

まずは田舎暮らしだが、大都市圏に住まわれていた方の多くは、老後の生活を田舎に求める傾向にあるようだ。確かに殺伐とした都会を離れ、自然に囲まれた生活を望まれる気持ちはわからないではない。

ちなみに俺は東京で育ったが、当時の東京は公害が社会問題化していたころであり、光化学スモッグで気分が悪くなる生徒が続出するなど日常茶飯事だった。また、河川や海などは、ヘドロやわけのわからない化学物質が堆積していたので、いずれは田舎に引っ越したいと考えていた記憶がある。

田舎にはまだ多くの自然が残されている。山並をみながらのんびりと生活するのは、老後の大きな癒しとなってくれるかもしれない。また、これは場所にもよるかもしれないが、居住費や生活費などは、都会に比べて安くすむ傾向にある。さらには、最近ではインターネットで買い物をすることができることから、田舎だからと入手できないものは少ない。

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■都会から田舎へと移転する際の注意点

 しかし都会で暮らしてきた人が田舎へ移転する場合、事前に確認しておくべきことは多い。

たとえば医療施設だ。まあ、田舎でも地方都市であれば問題はないだろうが、過疎地の場合、近場に医療施設がないことも少なくない。加齢とともに医療の世話になる機会は増えるが、そんな際に近くに病院などがないとなると少々不便かもしれない。

また、田舎は基本的に車社会である。だから逆に楽といえば楽なのだが、仮に加齢によって車が使えなくなった場合、買い物にも困ってしまうことがある。近くにコンビニでもあればよいが、それもないとなると、そして元気な若い人間が身近にいないとなると、それが大きな障害となるリスクもある。

さらには、田舎のコミュニティに参加しなければならない局面もあろうかと思う。大都市圏のマンションでは、隣人の顔を知らない状況も別段珍しくはないが、田舎の場合なかなかそうはいかない。よって、自然とともに暮らすといった願望を抱いていると、意外な部分でストレスを感じることもあるので注意が必要である。

 

■田舎から都会へと移転する際には

 さて、逆に田舎暮らしの人が大都市圏で暮らす場合はどうだろう。

それまで田舎で暮らされていた方が老後に大都市圏に住まわれる要因として、子供の近くで生活をされるという方が多いと聞く。確かに子供が近くにいれば安心である。

大都市圏の場合、交通網が発達していることから、車に頼らなくても病院に行くことができる場合が少なくない。また、高度な医療を比較的近場でも受けることができるのもメリットのひとつかもしれない。

ただし、物価は高めであり、また、何かにつけてお金がかかる。人間関係は田舎とは違い殺伐感はあろうかと思う。都会では皆忙しく生きているので、のんびりとした感じはないし、そもそも人のことに気を遣っている余裕はない。よってこのような違いは、あらかじめ認識しておく必要はありそうである。

いずれにしても、老後を迎える頃に生活環境を大きく変える場合は、事前の十分な確認が必要となる。憧れを持って移り住んでみたものの、新しい生活に適合することができず、ストレスを抱えてしまうケースが少なくないからだ。

新しい地域での生活には、実際に生活を始めてみなければわからないことが少なくない。このため、できれば事前にプチ生活を繰り返し、どのような環境での生活になるのかを、把握しておくことは必要となるような気がしている。

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