50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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55歳の考えるテクノロジーの進化と利便性の関係


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■テクノロジーの進化を振り返る
テクノロジーは年々その進化を加速させてきている。中年になるとなかなかその速度にはついていけなくなるが、その一方で、日々ワクワクさせてくれることはありがたい。

最新技術とは高度な技術の集積だから、私たちがおいそれと理解できる領域にはない。でもまあこれは開発側のお仕事なので、ユーザ側である私たちがあれこれと首を突っ込む必要はない。なぜなら、真のテクノロジーとは、高度な技術ながら、それを誰もが簡単に使える段階になって、初めて完成したといえるものだからだ。

これは、たとえばパソコンが世に出てから、現在に至るまでの流れを、ユーザ側から見てみることで理解できる。

コンピュータは、ノイマン型とよばれるプログラムによって動作するタイプのものだけでも既に60年以上の歴史を持つ。また、一般に用いられるようになる以前から、研究機関や大手企業などによって用いられてきた。

しかし私たちエンドユーザが手軽に手にすることができるようになったのは、1980年あたりかと記憶している。日本においては、NECのPC8000シリーズが1979年に登場して以降、PC8800シリーズ、そしてビジネスユースとしてのPC9800シリーズが登場することになった。この当時は、Windowsなんてのもなかった。ちなみにPC9800シリーズで用いられたOSはMS-DOSであり、これはコマンドを入力することによって操作した。マウスなんてものはこのPCにはなかった。

また、インターネットは民間利用ができない頃であり、80年代の後半になってやっと数社のパソコン通信サービスが立ち上がることとなる。まだ「ネット」なんて言葉はなかった時代で、パソコン通信は電話回線にモデムを接続し、パソコン通信サービスにアクセスするときは、ダイヤルアップ接続、つまりいちいち電話をかける必要があった。よってユーザは一部のマニアや研究者などに限られた。つまり誰もが使うまでには至っていなかったわけだ。

しかしそれから30年、スマートフォンを、小さな子供からじいさんばあさんに至るまで、誰もが手軽(でもないか)に使えるようになっている。

さて、では80年代のパソコンやそのソフトと、現在のスマートフォンやアプリ、どちらが高度であるかというと、これは誰もがわかるように、比べ物にならないほど、現在の製品やその技術の方が高度である。

ちなみにPC9801に用いられていたCPU、μPD8086はリレーの役目をはたすトランジスタが68000個使われていた。トランジスタ7つ使ったラジオで育った俺からすればこれでも十分に凄いことだが、この当時のメモリは基本128kBだった(メガでもギガでもない点にご注目)。一方で最近のパソコンに実装されるCPUのトランジスタ数は10億を超える。また、メモリは2GB程度が標準だろうか。つまりまったく次元が異なるといっていいほどの進化を遂げていることになる。

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■テクノロジーは高度化すると簡単になる
前置きが長くなって申し訳ないが、つまり、技術革新とは、常に進化し続けるものの、ユーザ側からすると、難しくなるんじゃなくて簡単になっていくものであり、そうでなければならないものといえる。実際、進化半ばにあるテクノロジーは、とても使いにくいが、ある程度の成熟期を迎えたテクノロジーは、誰にでも高い親和性を与えるようになる。能ある鷹は爪を隠すわけである。

「俺はスマートフォンもネットも使わないし、テクノロジーとは無縁だね」

なーんて思われている方も、結構家には数多くのコンピュータが機能しているものだ。たとえばテレビやHDDレコーダー、冷蔵庫、炊飯器などの各種製品には、組み込み型のコンピュータチップが内蔵されている。これらが、番組の予約録画をしたり、冷蔵庫の温度を管理したり、おいしいお米を炊いているわけだ。

逆にいうならば、ユーザが難しいと感じるテクノロジーはまだ進化過程といえる。少し待っていればどんどんと簡単になり、そして意識せずとも、その恩恵にあずかれるようになるわけだ。だから、怖がったり不安に思ったりする必要はない。また、難しいことは追わなくてもいいわけです。待っていれば、向こうからやってきてくれるわけですから。

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