50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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現在の若い世代が考えておかなければならない事


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■現代の若者に降りかかる苦境とは

いつも不埒なことばかりを書いているので、これを読んでいる人の中には、私が引きこもりの独男だと思っている方もいるかもしれない。でも、私は結婚をしているし、よって妻も子供もいる。ちなみに子供はすでに大学を出て独立をしていたりする。
「おい、家族がいるのにまともな仕事に就いていないなんて、大丈夫なのかよ」
ご心配ありがとうございます。大丈夫じゃないです。

さて、そんな私がこれまでの55年の人生を振り返ってみると、最も気楽だったのは、やっぱり独身時代だったと思う。当時はまだバブル崩壊以前だったし、自分も若かったから仕事はいくらでもあったし、働けばそれなりの生活は余裕でできた。まあ、こう考えると、現在の若い世代はかわいそうかもしれない。

若いのに仕事がなかったり、大学を出てもまともな仕事につけないのは、私から見ても厳しすぎると思う。実社会に踏み出す第一歩から否定されるなんて、若い労働力を何だと思っているんだろうと考えてしまう。

なぜなら、これからの日本を支えていくのは彼らだからだ。そんな重要な人材の多くを蔑ろにしておいて、果たして今後の日本の未来は大丈夫なんだろうかと心配になる。政府は今以上に真剣に考えるべきだと思う。このままいけば総生産所得はさらに下落するだろう。そもそも労働人口が低下しているのだから、有効活用しなければ衰退は避けられないだろう。

また、現在の若者世代は比較的豊かな環境に育っているはずだし、必要なものはとりあえず身の回りにあったはずである。このため、どうしても欲しいというモノや大きな夢を持ちにくいんじゃないかと思ったりもする。

若い頃に夢を持てないのはさすがにかわいそうだ。そして、いきなり社会から否定されていては、幸せな人生を築き上げる気さえ起きないに違いない。ちなみに、私の若い頃は、大きな車を持ちたいとか、単純ながらそんな願望があったかと思う。車を持っていなければ女にモテなかったからだ。

しかし単純な夢でもあれば、それを実現するために頑張ることができる。そしてその頑張りが経済を活性化させていく。だから、若者の夢は国家の原動力ともいえる。しかしその原動力がない現在において、いかなる政策を講じようとも、なかなか経済は上向いていくことはないのではないかと心配になるわけだ。

問題とは、案外シンプルな部分に核となる部分があるものだ。これをしっかりと見極めずに外堀だけを固めていっても結果的に成功へは至らない。現在日本の中心で働く人々は、もっとこの点に気づいていただきたいと思う。

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■現代の若者が考えておくべき事とは

さて、一方で現在の若者は、今後何を考えていけば良いかについてふれてみたい。何を考え、どのような準備をしておくべきかという点についてだ。

独身の頃は、自分で稼いだカネはすべて自分で使うことができる。だからこそ、無駄なものに手を出したりして、考えることなくせっかく労働によって得た貴重なカネを消費に回してしまう傾向にある。

ところが、結婚をするとその状態は一変する。

それでも結婚当初はなんとかなる。いや、子供ができるまでは独身の時以上にリッチでいられる時だってある。つまり、ふたりで働きながら結婚生活を過ごすことができる一時期だ。ふたりで生活をするといっても、生活費が2倍かかるわけではない。家賃だって食費だって、やり方によっては1人分+αで済ませることもできることだろう。しかしここで、豊かだからとカネを使いすぎてはならない。妻が妊娠したタイミングで、生活は一変するからだ。

それまでは、ふたりの生活をふたりの収入で維持することができた。しかし、その後は、3人の生活をひとりの収入でやりくりしなければならなくなる。

よって、できれば経済的に余裕がある独身の頃から、ぜひとも貯蓄に勤しんでいただきたいと思う。また、カネをうまく増やしていくための知識を学ぶ必要もある。結婚をして幸せな家庭を築くことは、人生においてもとても意味のあることだといえる。でも、それを維持するにはとにかくカネがかかるものなのだ。

ちなみに、ひとりの子供を大学まで育て上げるのに、最低でも2500万円はかかるといわれている。その子供が私立の学校で学ぶ場合は3500万円は覚悟する必要がある。子供ふたりなら、それだけで7000万円という計算だ。

また、マイホームが欲しいと思われるのなら、金利も含めて現在では5000万円程度かそれ以上の支出を覚悟する必要がある。さらには、各種家電製品や家具、自動車などが必要となる。しかも、昨今の労働環境は不安定でかつ劣悪である。支出は年々増加の一途を辿るのに、収入は不安定な状態で、なおかつ年々実質所得額は低下する傾向にある。

だから、しっかりとお金についての知識を学び、貯めることができる時期から貯蓄額を増やしていくことがとても大切なのだ。

もし、まだ独身であり今後に安定した人生を歩みたいとお考えであるなら、ご自分の生活設計をしてみるとよいかもしれない。今後の人生でいつ結婚をして、子供がいつできて、マイホームを買って・・・などといった具合に、ご自分の未来年表を作成する。そしてそこにかかるであろう支出額を書き出してみるわけだ。

どの時期にいくらくらいの支出が必要となるのかがイメージできないのであれば、ご両親にあれこれと聞いてみるといい。ご両親はあなたを育て上げたわけだから、その際にどの程度のお金がかかったのかを身をもって知っているはずだからだ。事前のしっかりとした準備は、きっと人生をより安定した豊かなものへと導いてくれるはずである。

最低でも、私のような沈殿層には落ちないはずである。

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