50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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仕事がないのであれば作り出すという発想


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60歳を超えてくると、なかなか思うような仕事が見つからないというご意見をよく耳にする。あったとしても、最低賃金付近の末端労働に限られてしまうことが少なくなく、これまである程度の地位で働いてきた方からすれば、たしかに馴染むのはご苦労かもしれない。

しかしながら、末端労働にも良い点はある。最低賃金付近で提供される末端労働は、責任が重くのしかかるような仕事はまずない。与えられた仕事を淡々と続けることでおおよそは完了し、その日の仕事がおわれば、それで完結する。つまり、低賃金ながら気楽は気楽なのだ。

まあ、中には「業務には責任を持ってあたっていただきたい」と、時給950円で雇用しながら真面目な顔でいう担当者もいるが、労働者の生活にはどの程度の責任を持たれていらっしゃるだろうかと少々疑問に思えたりもする。

でもまあ、仕事は頑張って取り組むべきではある。というのも、頑張って行うことは、雇用主のためというよりも自分の為になるからだ。嫌だと思いながらダラダラとやっていても、誰にためにもならないし、そもそも時間がなかなか経過しないので、精神的消耗が大きくなる。それであるのなら、むしろ頑張って仕事に取り組み、達成感を味わったほうがよほど意味がある。

「それはわかるが、もっとやりがいのある仕事がしたいんだよ」と、そんな方もいらっしゃるかもしれない。

もし、やりがいを求めるのであれば、60代以降の場合には、雇用にその矛先を求めることは少々無理がある。ということで、無ければ作り出してしまうという発想に切り替えたほうが良い。つまり、仕事を自ら作り出すわけである。

■サラリーマンの給与と自営業の売上の相違

さて、ところが仕事を作り出すと行ったもこれまでサラリーマンとして生計を立てられてきたかたからすると、何から始めればよいのかがまったくわからないという方もいらっしゃるかもしれない。

そもそも仕事とは、他者に対する貢献であり、その対価として売上を得ている。これはサラリーマンでも自営業者でも同様であるわけだが、サラリーマンの場合、給与を得るまでの仕組みは、自営業者のそれとは少々異なる。

企業は企業の看板を持って仕事を受注する。そしてこの仕事を、複数のスタッフが分担して行う。するとそこにはスケールメリットが生じることになる。つまり受注がうまく回りだすと、規模が大きいほうが効率的に売上を上げることができるわけである。

企業側は売上を得ることになるが、その中から先行投資分の様々なコストと人件費コストなどを差し引いた部分を利益を捻出する。

サラリーマンの場合は、ある程度立ち位置が守られており、毎月一定額の給与を得ることになる。現状は終身雇用も年功序列もなくなりつつあるが、それでも会社に行っていれば、とりあえず月末には給与を受け取ることができる。

さて、一方で自営業者の場合には、当初はこれをひとりで行う必要がある。仕事を受注するための営業活動から、実際の仕事、さらには納品から経理まですべてを行うわけである。

ところが当初は社会的信用は皆無なので、なかなか仕事を得ることができない。毎日必死に営業活動をするものの、仕事は簡単には降ってきてはくれない。つまり、1日24時間1年365日働いたとしても、売上が立たなければ1円の給与も得ることができない。

ところが、信用が徐々につきはじめ、仕事が回りだすようになると、これまでの苦労が一変することもある。自分の思うように仕事をアレンジすることもできれば、雑務はアウトソースすることもできるようになる。また、利益確保のための仕組みづくりがうまくいくと、少ない労力でもサラリーマンを遥かに超えることのできる売上を立てることも可能となるものである。まさに天と地を味わうことができる世界だと言える。当然やりがいは保証付きである。

■何らかのビジネスを立ち上げるための注意点

なお、何らかのビジネスを始めようとする場合「儲け」を優先して考えられる方が少なくない。確かに運営の目的とは利益を上げることであり、利益を上げることができない企業は罪悪とまでいわれるので、これはとても重要なことではある。

しかし儲けにばかり注視すると、逆に儲けることができなくなる場合が少なくない。
これは売上の性質をご理解いただければおわかりになろうかと思う。売上とは、何らかの製品やサービスを顧客に提供し奉仕した対価として立つものである。

つまり、まず先に他者貢献が必要となるものである。このため、ご自身がいくら素晴らしい商品であると思っていても、人や市場がこれを受け入れないのであれば、つまりは奉仕の矛先が間違っており、それは他者貢献になっていないわけであり、利益も確保することができない。

よって、まずは市場において、人々が困っていることはないか、求めていることはないかを常に観察し、それに対して供給できる自分の立ち位置や貢献はないかを探していく必要がある。そしてそれがもし見つかれば、当初は儲けよりもむしろ、その人々のために貢献することをお考えになられたほうが良い。

すると、次第に信用が形成されるとともに、顧客の数も増えていく。利益はその向こう側にしっかりと用意されているわけである。

そしてそれは、儲かるばかりではなく、とても大きなやりがいとなっていく。おおよその人々の60代以降の人生は受け身なものとなる。ところが、自分で仕事を持ち、それが回りだす状況にある人々の日々は、意外なほど充実したものとなる。

まあこれ、人によって賛否はあるだろう。

しかしもし、やりがいをお求めであるのなら、そんな第二の人生を送られるもの素晴らしい選択肢の一つとなりうると思うがいかがだろうか。

 


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