50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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50代になったら考えたい健康寿命と平均寿命から見た余生の長さ


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 日本の平均寿命は、男性がおよそ80歳、女性がおよそ86歳程度であったと記憶している。これは世界でもトップレベルのものであり、インフラが整備されていること、政治的に安定?していること、そして治安が良好なこと、さらには医療技術が優れていることなど多くの要因が平均寿命を引き上げていると思われる。

まあ、日本はありがたい国であるわけだ。

よって、平均寿命から現在のあなたの年齢を差し引くことで、おおよそのあなたの余生の長さを計算することができることになる。たとえば、男性のあなたの年齢が今55歳であられるのなら、あなたの余生はあと25年ということになる。

これを長いと捉えるか、短いと捉えるかは個人によってさまざまであるはずだが、平均的に25年という時間があなたには残されていることになる。

「25年かあ。まだまだいろいろできそうだなぁ」

と、あなたは考えるかもしれない。しかし実は、いろいろとできる時間は25年はない。今回はそんなお話である。

■余生のすべては今のように活用できない

「おいおい、いきなり縁起でもないことを言うなよ」
申し訳ない。

多くの人は、平均寿命をベースに余生を計算するものである。そしてその時間を生きる計画を立てる。これ自体に間違いはないのだが、もしこの時間の中でいろいろとやるべき計画を立てるとなると、それができなくなるリスクもあるので、注意が必要となる。

というのも、私達の多くは、余生のすべてを今のように活用することができない可能性が高いからだ。

「どういうこと?」

ご察しの方も多いかと思うが、平均寿命とは別に健康寿命という指標がある。

健康寿命とは、平均寿命の中で健康で活動的に暮らせる期間をいう。つまり自立した生活が可能な寿命を意味しており、ちなみに日本の場合、男性の健康寿命は71歳、女性は74歳という数値があり、それ以降は要介護の可能性が高まることになる。

つまり、平均的に男性は9年、女性は12年の要介護期間があり、この期間においては、自分の意思で自由になにかをして過ごすことが叶わない可能性が高くなるわけである。

つまり、今55歳男性のあなたには、25年の余生が残されているものの、自由なことができるのは16年しかないことになる。

「それしか残されていないのか。どうしよう」

そう、意外にも余生は短い。ちなみに私の余生はもっと短い。さて、どうしようかということになる。

■健康寿命を延ばす取り組み

平均寿命はもとより健康寿命についても、これはあくまでも平均的な指標である。よって個々にこれを伸ばすための取り組みを心がけることで、引き上げることは可能となるはずである。

実際、90歳になるまでバイクを乗りこなし、ある夜「おやすみ」と眠りについたらそのまま起きてこなかったというご老人がいらっしゃる。このご老人の場合、寿命と健康寿命は等しいことになる。

寿命を迎えるまでの間、元気に自立して生活をされ、しかも自室の床で眠りについて生涯を終えることができたこのご老人は、あまりにも素敵な最期であったと羨ましく思った記憶がある。

よって、このような最期を迎えたいと痛感したわけだが、ミドルやシニアの初期から意識すれば、確実ではないものの、そんな最期を迎えることができるのではないかと考えている。

「どうすればそれが可能となる?」

このご老人を例に挙げるのなら、この人はいくつになっても様々なことに興味を持たれていた。お話がとても上手であり、私も度々その話に聞き入ったものだった。

また「そろそろ歳だから」という理由でなんら諦めることはなかった。常に様々なことに興味をもっていらしたようだったし、何か知らないことを耳にすると「そりゃすごい」と、目を丸くして感動する心の余裕や柔軟性を持たれていた。

バイクにしても周囲からは「危ないからやめてください」と度々言われていたが、本人は「安全運転に努めている。まだ大丈夫だよ」といつもそれを笑顔でかわしていたし、実際に、過信のない安全運転だった。

つまり、気持ちがとても若い人だった。

■人生100年に向けて

この人のことがそのまま参考となるかはわからないが、常に感動を求めては行動を絶やさなかったことは健康寿命を伸ばすことに有効に機能したように思う。

加齢と共に、知力や体力、忍耐力が失われていくものだ。しかしそれ以上に、加齢を理由に自分の思考や行動範囲を自ら制限していることで、不可逆的な老いを加速させていくのかもしれない。

自分はまだまだ若いと思うことも必要だろう。しかしそれ以上に多くの感動を得続け、多くの興味を満たす行動を続けることで、健康寿命を伸ばすことはできるのかもしれない。

そしてそんな日々は、案外人生を100年へと近づけてくれる方法なんじゃないかと考えている次第である。

 


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