50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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貧乏ながら気楽な人生を歩むための経済学


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■お金は借りることで生まれる?

暇に任せてネットを見ていると、「お金は借りることで生まれる」「よって借金をしてお金を使えば豊かになれる」という記事が目についた。元のソースがどこにあるかはわからないが、複数の経済学者や大学教授がこのように書いていた。

この記事は、あながち間違ってはいないが、説明が足りないような気がする。というのも、マクロ経済とミクロ経済の概念を無視した論調になっていたからだ。よってこのまま真に受けて、「やはり積極的に借金をしてお金を使った方が良いわけだ」と理解してしまうと、その後の人生を過酷なものにしてしまう可能性がある。ちなみにマクロ経済とは一国経済全体を扱うものである一方で、ミクロ経済とは消費者や企業などの最小単位を対象とした経済学といえる。

なお、経済学と偉そうなタイトルをつけているが、所詮は人生負け組の無知な最低男が書いていることである。話半分にお読みいただければ幸いである。

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■借りるとお金が増える理由

さて、ではなぜお金は借りることで生まれるのだろうか。これはまず銀行のシステムを理解すると話が早い。銀行は多くの企業や個人のお金を管理している。たとえばその総計が100であった場合、100すべてを金庫に管理しているわけではない。というよりその多くは企業や個人などに貸し出すことで運用している。取り付け騒ぎが起き、多くの預金者が引き出しに走ると、銀行が破たんしてしまうのはこのためである。

さて、この銀行からお金を借りた場合、預かり金100の中から貸し出すことになる(実際には銀行の自己資本も絡むがここでは話をシンプルにするために考えない)。仮に1借りると残りは99となるはずだが、銀行に預け入れた人々の残金は何ら減らない。つまりここでは情報が動いたに過ぎない。

この銀行システムは、資本主義社会を活性化する上で大きな役割を生み出す。銀行は預かり金の中から貸し出しをすることで、金利収入を得ることができる。これは社会に大きなお金の流れを生み出す。資本主義社会ではお金が円滑に流通しなければ繁栄はしないので、有効なシステムなのだ。

■お金を借りる人のその後とは

銀行からお金を借りた人は、借り入れ金に金利をのせて返済する必要があるが、これは労働によって得たお金の中から返済をする必要があることだろう。つまりお金を借りることは、すなわち市場に流れるお金を活性化させる錬金術でもあるわけだ。

お金の流れが活性化するわけだから社会は豊かになる。これですべてがうまくいく。つまりお金を借りることは、すなわち経済活性化に貢献することであり必要なことなのだ。ということで、冒頭でご紹介した記事の「お金は借りることで生まれる」「よって借金をしてお金を使えば豊かになれる」は正解なのだ。ただしこれ、マクロ経済視点であり、豊かになるのは企業であり資本家であることに気づく必要はある。

お金を借りた人は、今後、借入額に金利をのせた額を長期にわたって返済し続ける必要がある。ないところからお金を生み出し、そのお金で市場を活性化させるわけだが、そのお金を実体化させるためには、お金を借りた人々の苦痛が伴うことになる。

確かに経済は活性化し、豊かになるわけだが、その成長を超える金利が請求されることになるわけだから、債務者は豊かになった社会の恩恵を受けにくい。つまり豊かにはなれない。

■お金を借りて良い人とは

資本主義社会の繁栄において覇者になるための武器とは金利であるといわれている。金利はいわば魔法なのだ。そしてこれに気づいた人々は、お金を貸す側に回る。お金を貸すというのは、金融業のみならず、たとえばビジネスを展開することもそれに含まれる。

ビジネスを展開する場合には、先行した投資が必要となる。これは市場に対してお金を貸しているのと同様である。そしてこれを回収できなければ貸し倒れることだろう。また高い利回りを得ることができれば資産はさらに増える。

「ビジネスを展開する場合でも、借り入れはする。つまり債務者側ではないのか」

と、そう思われるはずである。確かにお金を借りれば債務者であるわけだが、資本家がお金を借りる場合には、しっかりと返済金利を認識している。たとえば銀行から1千万円の借金をしてビジネスを始める場合、優秀なビジネスマンであれば、それによって生み出される収益を利回りとしてとらえているはずだ。仮に金利が3%であるにもかかわらず、ビジネスによって利回りが最低でも10%見込めるのであれば、資本家は多くの借金をすることだろう。

また、賢いお金持ちは預金がいくらあっても、車を借金で購入したりする。これはなぜだろうか。
借金をしたならそこには金利がのる。このため現金で支払った方が支払額は安くて済む。ところが賢いお金持ちは、お金をより高い利回りで回す術を知っている。仮に自動車ローンの金利が2%であっても、自分のお金を回して5%の利回りを得る術をしっているならば、3%の差益を得ることができる。よって金利を支払ってでもローンを組んだ方が安いことになる。

■諸刃の剣である金利を使いこなす

利子が魔法であると申し上げたが、このことには多くの賢者が認識していた。たとえばユダヤには、金利を稼ぐビジネスの展開をユダヤ人同士ではしてはならないとの規律があったという。つまり、金利という魔法を使うか、もしくはこの魔法に支配されるかをしっかりと認識していて、これを仲間内で使うべきではないと禁じていたわけである。

金利は諸刃の剣である。

仮にあなたが資金を高い利回りで回すことのできるスキルがあるのなら、大きな資金を金融機関なら引き出してそれを回すことで資産を急速に増やすことができる。レバレッジをかけたビジネス展開が可能となるし、大きくしたビジネスを株式上場させれば、より多くのお金を、最低限の税額でかき集めることができる。まさに借金はそのまま錬金術に相当する。

消費を拡大するためだけにお金を借りるのは、そのまま資本主義社会の奴隷側に回る可能性が高いので気を付ける必要がある。消費の場合、借りたお金はお金を生み出すことはない。このため元金に加えて金利を返済し続ける必要が生じる。また、返済するためには過酷な労働を生涯続ける必要があることだろう。

経済は借金によって活性化するわけだが、それを支えるのは一般消費者である。金利を使う側に回るか使われる側に回るのはご本人の自由であるわけだが、少なくとも貧乏ながら気楽な人生をもし送りたいと思われるのであれば、金利に使われる側には回らないことをお勧めしたい。

 




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