50代からの貧乏ながら気楽な人生

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関東圏で生まれ育った人が意外に知らない地方の生活


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■止まらない一極集中

今なお首都圏への人口の流入に歯止めがかかっていないようだ。まあ、地方で生まれ育った人々が、一度は都会暮らしをしてみたいというのは理解できる。また、より良い仕事を求めて上京するという方も少なくないことだろう。東京は日本の首都でありまたトレンドの発信源でもあることから、首都圏で職を得たり関東圏で生活をしたいと考える人は多く、首都圏への人口の流入にはそれなりの理由が存在するわけだ。

ちなみに関東圏の東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の人口合計は、おおよそ3700万人程度になる。つまり日本人のおおよそ3人にひとりは関東圏で生活をしていることになる。また、日本人のおおよそ10人にひとりは東京都民でもある。

地方から東京へと流入してきた人々は、そのすべてが地方の生活を知っている。たぶんは刺激が足りなかったり、大きなチャンスに恵まれないことから、東京に自分の可能性を求めたのかもしれない。まあ、これもわからないではない。

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■関東圏以外の生活を知らない人々

しかし中には、生まれも育ちも関東圏であり、しかもそのまま成人し関東圏で仕事を得たという方も少ない数ではないはずだ。

私も東京で生まれ育っている。私が幼少の頃の東京は、公害問題がピークに達していた頃であり、東京湾はヘドロ、よく遊んだ多摩川にはわけのわからない泡が浮遊し流れていたりした。夏は光化学スモッグで外で遊ぶことができない日もあったり、朝礼の際には女子生徒が気分を悪くしたり倒れるなどのシーンもよく目にした時代である。平成生まれの方からすればちょっと想像しがたいかもしれないが、当時の東京はとても汚れた街だった。ということで、いずれ子供を育てる頃には地方での生活を選択しようと考えていたし、実際に結婚後、私は東京を離れ現在に至っている。

しかし東京に生まれ育ったものの成人して以降、自らの意志によって地方の生活を選択する人は今なおマイノリティに属するはずだ。つまり多くの方はそのまま東京もしくはその近県において生活を続けているはずである。

さて、今回はそんな方々に向けた提言である。生まれも育ちも関東圏であり今なお関東圏で生活をされている方は、意外にも日本の地方の生活をあまり理解されていらっしゃらない場合が少なくない。というのも、関東圏の一般的なライフスタイルが、そのまま日本全国のそれであると誤認識されていらっしゃる方が多いからである。

■関東圏とは異なる地方の住環境

東京において、現在3畳ワンルームの物件に人気が集まっているそうだ。首都圏もしくはそれに近いエリアで利便性も高い上、家賃も6万円台と格安なのがその理由だという。私がもし東京に住んでいてしかも独身であれば、興味をそそられるかもしれない。インターネット環境さえあれば他にあまり物は必要ない方なので、PCが置けてちょっとした自炊ができて、あとは寝ることができれば多分は事が足りるからである。

しかし地方での生活において、3畳ワンルームの物件の需要はほぼない。というのも、8畳程度のワンルームであっても2万円程度から借りることができるからだ。

また、東京ではマンション価格にもちょっとしたバブルが生じているようである。人気のエリアやタワーマンションの価格が高騰し、サラリーマンには手が出ない状態にあるようだ。このような状況も、地方都市においてはどこ吹く風である。

入居率が50%を切るマンションも珍しくはない。そんな物件に高値が付くわけもない。また、都市部からちょっと離れれば、といっても車で少々走っただけのエリアであっても空きや状態の家などいくらでもあり、車一台分程度の価格で購入できる物件は少なからず存在する。これは、若い世代が大都市圏へと移動し、その親世代が他界してしまった後の残骸ともいえる。住む人がおらずさりとて更地にして売り出すにも価格がつかないのだ。

■地方の生活は意外にも利便性が高い

「安いのはわかるが、人気のない不便な地域に住んでもねえ」

と、関東圏で生まれ育った方々なら皆そう思われることだろう。かつて東京の生活しか知らなかった私も、そのまま東京にいればそう考えたはずである。少なくとも私がまだ若かった頃には、東京と地方の情報や利便性の格差はとても大きなものがあった。地方では流行の店がなく、情報も限られていた。そしてだからこそ、地方から東京へ買い物にやってくる人々も少なくはなかった。

しかし現在ではインターネットの存在がある。最新のトレンドはいくらでも入手できるし、それを購入するのも数回クリックするだけで事が足りてしまう。また、全国展開を図る店舗も少なくはない。地方には大型のモールが多く、駐車場も数千台の規模である。場所によってはアミューズメント施設が充実していたり、ゆったりと1日過ごすことができるスーパー銭湯も多い。

最近、車を購入することのない若者が増えているという。確かに首都圏において車を持つのは大きな負担となる。駐車場代に2万円から3万円が月々かかるからだ。また、首都圏では公共交通機関が発達していることもあり、あえて車を持つ必要がない。

一方で、地方の場合、車は不可欠な足となる。このため、成人して仕事を持つようになると当然のように車を購入する。家族の数だけ車を所有する家も珍しくはない。

ちなみに車は自分の敷地内に停めるわけだから駐車場代は発生しない。また、借りる場合でも月極で3000円程度、中には家賃に含まれている物件さえある。よって東京において駐車場を借りるコストのみで車は所有することができることになる。当然のこと通勤も自分の車を用いることになることが少なくない。交通費はガソリン代として会社から支給される。

車での通勤の場合、仕事帰りの飲み会はどうするのかという質問を東京に住む幼なじみから受けたことがある。「地方の飲み屋には駐車場完備のところも少なくないよ」と答えると、かなり驚かれることがある。

地方には代行運転サービスが充実している。会社帰りに飲み屋まで車で行き、飲み会がスタートする。帰りは代行運転サービスに電話をすれば、業者2名が車で迎えに来る。一人が車を運転してくれるので、それに乗って帰宅をするわけである。

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■地方においての物価や遊び

地方の場合、東京に比べて物価も安い。地域にも寄るだろうが新鮮な野菜や魚を安価で購入することができるので、自炊をすれば食費にもあまりお金がかからない。コンビニも当然存在するが、同様に駐車場付きの大型スーパーマーケットが複数存在するので、食材がなければ帰宅時に買い物をして帰れば事が足りてしまう。

また、おおよそ街は小さく、車で少し走れば自然を満喫することができる。ちなみに私の独身時代、夏に海に繰り出す場合、早朝に起きる必要があった。九十九里に行くにも、湘南に行くにも渋滞に巻き込まれる可能性があったし、遅くなるとビーチの近くの駐車場がいっぱいになってしまう可能性が高かったからだ。

しかし現在では、ゆっくりと起きて気が向いたな海へ出かけるというゆるさで十分に事が足りる。30分も走ればビーチに行くことができるし、途中渋滞を気にする必要もない。ビーチには無料の駐車場も多数あるので、お金を使うこともない。山側に30分走れば、渓流で泳ぐことも釣りをすることもできるし、夜は満天の星を干渉することすら可能だ。

■地方に仕事がないは本当か?

「魅力的なのはわかるが仕事がないしねえ」

確かに大企業において赤絨毯、つまり役員を目指すのであれば、東京がベストといえる。しかし仕事自体は探せば地方都市にもいろいろとあるものである。給与は当然のこと東京に比べて安くなるし、職種が選び放題の東京のように求職はできない。しかしそれでも生活に困らない程度の収入を得る方法はいくらでもある。

また、インターネットを用いたビジネスを展開するのであれば、むしろ地方での生活に切り替えた方が成功確率は高くなる。起業当初のリスクは、自らの生活費を捻出できるか否かにあったりするが、地方都市において最低限の生活環境を構築してしまえば、これを最低限に抑えることができるからだ。

ちなみに、地方においては月10万円程度稼ぐことができれば、十分に生活を続けることができる。そしてそれを満たす給与を稼ぎ出す仕事は十分にある。

一人であれば、洒落たワンルームマンションに住み、車を持ち、週末は自然を楽しむ。ゆとりある自由な時間を満喫しても、さしてお金はかからない。

■地方での生活を知らないあなたへの提言

さて、あれこれと書いた。少々長くなったので今回はこの辺終わることにするが、まとめとしての提言は、もしあなたが首都圏で生まれ育ち、現在も生活をされているのであれば、一度地方での生活を体験することをおすすめしたい。

仕事を持たれているのであれば、なかなか実現できないかもしれないが、機会があれば一度東京を離れ、単に訪れるのではなく実際に数ヶ月生活をされてみることをおすすめする。また、仕事をリタイヤされているのであれば、そんな数ヶ月を作り出すのにさほどお金はかからないはずである。

地方で実際に生活をしてみれば、東京の生活が日本のひとつの側面にすぎなかったことに気づかれるはずである。地方が素晴らしいというつもりはないが、首都圏の暮らしが日本の暮らしであると錯覚されていることにきっと気づかれることだろう。

また、お金をかけることなく、つまりは必死に生きることなく、意外にも豊かな時間を歩むことができることに気づかれることだろう。そしてさらには、老後の不安さえも払拭することのできる気づきやそのヒントを、きっとあなたも得られるはずである。

多くの人が一極集中へと流される中、その流れに逆行することで、意外に多くのメリットを享受できる場合もあるものなのだ。

 




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