50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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戦争はダメだが戦争ゴッコ(PUBG)がやりたくなったという話


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■小さな頃の戦争ゴッコの思い出

多くの罪なき市民の命を奪うことになる戦争は、どう考えてもあってはならない。まあ、防衛力を強化する必要性は、諸外国の状況を考えれば必須であるとは考えている。中立国であることを宣言している国もあるが、彼らは国民のレベルに至るまで徹底した防衛力を有しているからだ。

しかし今回はこのような難しいお話ではなく戦争ゴッコの話だ。幼少の頃にゲーム機の存在がなかった世代の方であれば、近くの悪ガキを集めては戦争ゴッコを楽しんだ経験をほぼ必ずお持ちであるはずである。

私もご多分に漏れず、小さな頃は戦争ゴッコを楽しんだ。あらかじめ簡単なルールを決めておき、チームに分かれて互いの陣地を奪い合う。ある時は草陰に隠れ、またあるときは建物の背後に隠れては、連携をとりながら相手を倒していく。

物陰から敵を発見したなら「ばーん」とシューティングを行う。その際に相手が気づいていない状態なら、相手はそこで倒れなければならない。時には弾が当たった当たらないで、リアルな喧嘩に発展することもあったりする。しかし結果として相手の陣地を攻略することができた際の達成感はとても強い記憶として現在でも鮮明に残っている。

昨今では過激な遊びは教育上良くないという風潮が強いが、戦争ゴッコにおけるルールの重要性や、仲間とともに目的を共有し行動することの素晴らしさ、戦略の必要性など、学ぶことも決して少なくはなかったかと思う。ただし念のために書いておくが、戦争を肯定しているわけでは決してない。あくまでもゴッコの話としてご理解いただきたい。

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■PC上で可能なリアルな戦争ゴッコ

さて、少し前の話になるが、動画配信サイトで動画をあれこれと検索していて、あるゲーム実況動画を発見するに至った。ゲームは、兵士が軍用機に乗って戦地へと赴くところからスタートする。兵士はなんら物資や武器を持つことなく、パラシュートで戦地へと落下していく。戦地にはかつては平和だったであろう無人化した住宅や建物が点在している。兵士はその建物の中で銃や弾、ヘルメットや防弾ベストなどを調達する。倒した兵士から奪うこともできる。

単独の行動もできるしスクワッドを組むこともできるが、それ以外のすべての兵士は敵兵であり、相手を倒さなければ倒されてしまう。まさにそこは激戦区であり、生き残りをかけた戦いが始まる。展開される戦場は島であったり砂漠であったりするが、広大なエリアであり、兵士は自由に戦略を組んで動き回ることができるオープンワールドだ。

ルールとしては単純であり、最後まで生き残ることができれば、その兵士は勝者となることができる。これをこのゲームでは「ドン勝」と称している(カツ丼の意味だったようだが誤訳からこうなったそうだ)。また、ゲーム自体の導くストーリーは存在しない。

なお、時間とともに戦いの場はせばまっていく。縮小を続ける安全エリアの外は、毒ガスに満たされており長時間生存することができない。このため、自ずと兵士はそのエリアへと集まらざるを得ない。移動には、放置されているバイクや車、海の場合にはボートなどを使う。なければ走るしかない。戦闘はさらに激化し、そして最後に残った兵士が覇者となる。

展開するバーチャルの世界は、実にリアルに描かれており、しかも様々な銃の特性やそれぞれの弾の軌道などもかなり忠実に再現されている。「まんま、戦争ゴッコじゃんかこれ」と私はうなり、そしてこのゲームについてちょっと調べてみることになるわけである。

■Player Unknown's BattleGrounds

このゲーム、名前をPlayer Unknown's BattleGroundsという。勝手に解釈して日本語訳すると「戦場の名もなき兵士」といったところだろうか。名称が長いので一般に「PUBG」と略されて表示されることが多い。日本では「ピーユービージー」と読むが、英語圏では「パブジー」と呼ばれているようだ。

PUBGは、韓国bluehole社の子会社であるPUBG Corporationによって開発ならびに運営されているPC版のオンラインゲームだが、Xbox One版もリリースされているようだ。個人的にはできれば日本製であってほしかったが、世界の注目度は高く2017年後半にリリースして数日で100万本を超え、現在3000万本に迫る勢いだという。

「やってみてえな、これ」

と私はそう思った。しかし高精細で再現される戦場を見るにつけ、PCのスペックはかなり高いものが要求されるであろう予想は立った。快適にゲームをするためには、多分はゲーミングPCが必要となるはずだ。

実際に調べてみると、必須動作環境としては、Windows7以降64bit(32bitOS非対応)、30GB以上のHDD空き容量、CPU Intel Corei3-4340以上かAMD FX-6300以上、メモリ6GB以上、グラフィックボードはGTX660 2GB以上、AMD7850 2GB以上となっている。

ちなみに私のメインPC環境は、2年ほど前に数千円で購入した中古のIntel Core DuoでWindows10は32bit、グラフィックボードなしというチープな環境である。この環境でもとりあえずの仕事はできるし、マルチディスプレイはUSBインタフェースを介したユニットがあるので問題はなかった。しかしPUBGはできない。さりとてゲーミングPCを購入するだけのカネは、皆さんもご存じのように貧乏人の私にあるはずがない。ところがこの戦争ゴッコ、やってみたくて仕方がない。さて、どうしようかと考えるわけである。

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www.playbattlegrounds.com

■ゲーミングPCを格安で構築する

比較的高いスペックを持つデスクトップを安価で手に入れる方法は実はなくはない。これには、企業向けにリリースされた機種の中古を狙えば良い。これらは個人ユーザには購入できないが、企業が大量購入を行う場合、1台あたりのコストはかなり安くなる。メンテナンスコストがかさむことを企業は嫌うが、メーカーはこの点にも配慮していることから、企業は企業向けのPCを一括で大量購入することになる。

ところが、様々な事情により5年以内で多くのPCを一度に刷新する必要に迫られることがある。中にはほとんど使われていないものもある。これらは業者を介して中古市場へと流れることになる。よってこのような流れに陥るであろう機種を検索すれば、比較的高いスペックの中古PCを安価で購入する機会に恵まれることがあるわけだ。

ちなみに、企業向けPCとして強いシェアを持つメーカーにDellを挙げることができる。スペックが高いラインアップが用意されている上、価格設定も比較的安価である。この中古を狙う。

基本的にカネがない私は、1万円台でIntel Corei5 2400 3.10GHzの中古デスクトップPCを手に入れた。届いた製品はほぼ新品だった。Windows10 Pro(64bit)でメモリは4GBだったが8GBに増設をした。もともとPCを新たに購入する必要性を感じていたのでいい機会である。

ただしビジネス向けなのでグラフィックボードは非搭載である。そこでグラフィックボードも中古市場を漁る。たまたま格安でGT1030 2GBを見つけたのでこれを購入した。GT1030は、補助電源を必要としない省電力タイプのグラフィックボードだ。これでゲーミングPCは完成だ。

総コスト2万円超えは、私にしては痛い出費だが、同程度のスペックのゲーミングPCを一般的に購入する場合、その価格は8万円以上、平均でも15万円以上と高価であることを考えれば、安価で購入できたかもしれない。あとはPUBGをネットで購入、これに3千円少々。これでやっと戦場へと赴くことが可能となった。

GT1030では少々非力かと思えたが、映し出された戦場の世界はとても美しいものとして描画されている。動作もスムーズで大きなラグもない。早速戦場の建物内に入り、のんびりと窓から景色を見ていると、突然ヘッドショットを食らって吹っ飛ぶわけである。

難易度はとても高いので「ドン勝つ」を食べるのは難しいが、慣れれば操作もさほど難しいものではないし、自分なりの戦略を立てて生き残ることもできるようになる。また、世界のユーザとスクワッドを組んで助け合いながらドン勝つを目指すのも楽しい。子供の頃に戦争ゴッコが好きだったという方にはおすすめのゲームである。


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