50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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奨学金制度を低リスクで活用するための意識と方法


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■奨学金にまつわる悲惨な状況

奨学金にまつわるトラブルが社会問題化してきている。多くの若者を苦しめるのみならずその親の生活設計をも破壊するケースが後を絶たない。ちなみに現在、学生のほぼ半数が奨学金を借りる形で学生生活を送っている。

「奨学金を借りてまで大学へ行く必要はない」といった考え方もあるようだが、これはむしろ個人と言うよりも、社会構造に大きな問題がある。

国公立大学や私立大学の学費が上昇を続ける一方で、非正規労働者の割合が急増するとともに、実質所得は下落傾向にあるわけだから、親としても学費や生活費を仕送る余裕はない。しかしながら、大学へ進学しなければ、望む会社や職業に就くことができないわけだから、無理をしてでも大学へ進学したいと当人も考えるだろうし、親としてもそう願うことだろう。

ところが就活の段階になって計画が大きく狂うことになる。現在有効求人倍率は業種や業態によりかなり高い値を示すまでになっているが、実は企業は少数精鋭で優れた学生を雇用する傾向にある。正社員としてのイスの数は年々減少していることから、これにあぶれてしまうと、正社員の座を得ることすら難しくなる。

しかたなく非正規で働くことになるわけだが、非正規の場合昇給が望めないばかりか、低所得でかつ常に不安定な就労状況を余儀なくされる。また、雇い止めなどで職がたたれてしまうと、当然のこと奨学金を返済することはできない。そしてやむなく自己破産に陥るという流れだ。

ところがここで問題は終わらない。

奨学金を借りる場合、連帯保証人を立てる必要があるが、これには通常、親がなることになる。子供が自己破産をしてしまえば、奨学金の債務はそのまま連帯保証人の親にいく。子供が成人しているわけだから、親はすでにミドル以降の世代になっている。この世代の人々が、多額の借金を背負いながら返済を続けることは難しいことだろう。よって自己破産は親に連鎖することになる。いかがだろうか。悲惨きわまりない現状が一般化してきているわけである。

さて、この悲惨な状況を回避するためには、奨学金を借りる本人、本人の親、それぞれにあらかじめ気をつける点があろうかと思う。

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■奨学金を借りる本人が気をつけるべき点

進学はしたいが親にはそれを実現させてあげるだけの経済的余裕がないというご家庭は、現在では決して少ない数ではないはずである。それではとあきらめて就職するのもひとつの道ではあるが、周囲が皆進学するのを見ながらも、家庭の事情で諦めなければならないのは、ティーンエイジにはあまりに辛いことだろうと思う。

そこで奨学金ということになるわけだが、現在の一般的な奨学金とは、金利がのった借金である。よって多額の借金を背負いながら社会に出ることになることの自覚はどうしても必要なことだろうと思う。

たとえば月8万円を4年間借りて大学を出る場合、借金の総計は400万円を超える。そしてこの借金は、月2万円程度をおよそ20年間かけて返済する必要がある。これだけのリスクを背負いながらも大学へと通うのだから、必死に勉学に励んで、必ず大学において多大な知識を吸収するといった心構えが必要となる。他の学生に流されて共に遊ぶのではなく、社会に出てからもしっかりと人生設計を描くことができるように、学生の間に、学べることのすべてを学ぶといった姿勢が重要である。

また、大学を卒業して職を得た後には、短期間の返済計画を立てる必要がある。同僚と同様のライフスタイルを送るのではなく、できれば実家にとどまり、月10万円程度を返済へと回してしまう。すると先の400万円の債務も、5年以内に返済することができる。一人暮らしは返済後というように考えておけば良いと思う。

就職事情により実家にとどまることができない場合でも、寮や最安値のアパートなどを選択するとともに、自炊などを徹底することで、月10万円程度の返済を続けることはできる。少々辛いこともあるだろうが、5年以内の返済を徹底して意識していただきたい。返済後には、金銭感覚のしっかりと身についた社会人として、より安定した余裕ある人生を歩んでいくことができるはずである。

■奨学金で子供を大学へと進学させる親の注意点

これをお読みの方の中には、今後、子供を奨学金を用いて大学へと進学させようと考えている親御さんの立場の方もいらっしゃることだろう。さて、お子さんの学力はいかがなものだろうか。

大学には、スカラーシップ制度を設けているところが少なくない。入学時や進級時の学力により、学費の50%から100%を免除してくれる制度だ。よって高い学力をお持ちであるのなら、この制度を活用することで、ローンとしての奨学金を使うことなく大学へと進学させることができる。学費ゼロで大学へと通う学生も少なからず存在するのだ。

また、学力がおありなら、国公立大学への進学も検討されると良い。あらかじめお子さんに「うちは金がないので国立大学以外には行かせることができない」と宣言しておき、自力で進学することを促しておくと良い。

国公立大学の場合、学部によって異なるものの、学費は月5万円程度となる。これは私立大学のおおよそ半分程度の額である。寮も格安で利用できる場合が少なくない。たとえば、月2万円程度で寮費と食事代を賄えることもある。これであればアルバイトでつなぐこともできるし、たとえそれでは足りないとしても、奨学金として借りる額を最低限に押さえることが可能となる。それでいて、就職先の選択幅も広がり、大手企業への門も開かれる。

「学びたいのなら、徹底して学ぶこと」をお子さんにあらかじめ指導しておくと良いと思う。学力の高い人間にほほえむ社会であるのなら、その学力を身につけておく方が良い。また、学力さえあれば経済的余裕がなくても、大学はおろか留学さえも実現する方法はいくらでもあるのだ。

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■実際に奨学金を低リスクで活用する方法

奨学金を借りて大学を卒業したものの、安定した職に就くことができずに自己破産、しかもそれが親へと連鎖するというケースが急増している中で、実はこれらのリスクを回避する方法が存在するのをご存じだろうか。

奨学金を借りる際、連帯保証人を立てる必要があり、一般的にそれには親がなるということについて先に記している。しかし実は、連帯保証人に親がならなくても、奨学金を借りることは可能である。というのも、保証人代行サービスが用意されており、これを用いることができるからである。

ただ、保証人代行サービスの利用は無料ではない。たとえば先の月8万円奨学金を借りる場合、そこから毎月保証人代行手数料が引かれるので、振り込まれる額はおおよそ7.5万円程度となる。総額400万円の債務に対しておおよそ25万円程度の手数料を支払う必要があるわけである。

しかしながら、このサービスを活用することで、自己破産の連鎖は回避することができる。仮に当人が社会へ出た段階において、奨学金を支払うことができなくなって自己破産をしたとしても、その弁済を親が負う必要はない。

現在は将来の生活設計が描きにくい時代となっている。がんばって大学院まで進みながらも、結果として非正規の職しか得られずに自己破産をする若者までいるのだ。このため、保険の意味でこれらのサービスを使うことも検討されると良い。保証人代行は、奨学金を借りる際に問い合わせれば、申し込みに必要な書類を得ることができるはずである。

■大学へ進学するか否かの選択

最近は高卒に対する求人倍率も上昇しているようである。また、高卒であったとしても安定した人生を歩む方法はある。たとえば、高校の間にしっかりとした試験対策をしておき、公務員試験にパスするという道がある。

地方公務員として都道府県や市区町村で働くのであれば、実はなってしまえば学歴はおおよそ関係がない。公務員の場合、めったなことでは職を断たれることはない。まともに結婚をして子供を育て上げ、安定した老後を送ることさえできる。

それほどまでに優遇された立ち位置なのだから、たとえば高校を卒業した段階において公務員試験にパスするだけの実力を有していなかったとしても、独学で1年間対策をすればよいし、親御さんに資金的余裕があるのであれば、公務員対策専門の専門学校に2年程度通うことで、徹底した受験対策を得ることが可能となる。

ただ、それでもやはり大学には進学したいと思われる方も少なくはないことだろう。確かに周囲が皆大卒の中、自分だけが高卒というのは肩身が狭いこともあることだろう。

仮に、奨学金を借りてでも大学へと進みたいと、ご本人や親御さんが考えられているのであれば、繰り返して申し上げるが、是非とも大学では必死に学ぶことをお勧めしたい。

首席は無理としても、それを目指すことである。すると、4年間の学費の多くの部分が免除されることになる。つまり、奨学金の借入額やそれに伴うリスクを大幅に低減させることが可能となる。また、若いうちに学んだ知識は、その後の人生において、強力な武器となってくれるものだからである。

 




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