50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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弱肉強食ルールを根底に構築される社会


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「弱肉強食」は、弱者の犠牲の上に強者が栄えることをいう。弱者が強者のえじきとなることは、あらゆる世界において発生することであり、別段珍しいことではない。たとえば食物連鎖は弱肉強食をルールとして、おおよそが成り立っている。

弱肉強食は、当然のこと人間社会にも存在する。人の多くは、自分にとって有利になるように動く傾向が強い。100%ではないものの、誰もが自分にとって有利となる方向に向けて努力をする。それが良いこと、悪いことといったことは別にしても、自分が豊かであること、ストレスなく安定して生きたいと願うことはむしろ当然のことではある。

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■強いものの意向が通る社会

多くの人が同様に自分に有利な環境を構築したいと願った場合、より強い人間の意向が通り始めることになる。末端の労働者よりは、政府などの国家機関が強いのは明らかであり、よって、労働者が富を得ようとするよりも、間接的ながら法をも動かすことができる官僚が自らに優位性を持った環境を構築するほうが楽である。

また、政治家は国民によって選ばれるわけだが、政治家になってしまえば官僚を使うこともできる。よってここには大きな利権が発生する。つまり、末端の労働者に比べればとても大きな力を持つ。

ただし、政治家が政治家であるためには莫大な資金が必要となる。政治家の力とは如何にお金を集めることができるかによって決定付けられている。

そんな政治家を動かそうと考えた場合、それは有り余る資金があれば良いことがわかる。ということは、莫大な資金を動かすことができる資本家は、政治家をも動かすことができることになり、政治家は得た資金に見合うリターンとして、資本家にとって有利な法整備を構築する。そしてそこには、国民の真の意向が含まれることはない。

■国が持つ再分配機能の停止

このような力と資金の単純な流れが構築されてしまうと、政府は政府として本来必要な機能を失ってしまう。国は本来、再分配という重要な機能を担っている。資本主義社会では、貧富の差はどうしても発生する。そしてその格差は、不可逆的に拡大していく。しかし政府が正常に機能しているならば、この拡大を抑制することができる。

大きな利益を上げる資本家から大きな税を徴収し、その資金で公共施設やサービスを運営しこれを国民に提供する。また、各種のセーフティネットを構築することで貧困層を救うこともできる。ところが、政治家が資本家によってコントロールされてしまうと、労働者のための政策が打ちにくい。むしろ資本家に有益な法整備が進んでしまう。

これを続けると、政府の税収は減少してしまう。大きく儲ける企業からの税が減税されてしまうのだから資金が枯渇する。すると、公共サービスや施設の品質が低下する。しかしそれでも、政治家は資本家からお金を取れない。となると、取れるのは国民、しかも弱者のみということになる。

国民は資本家からの搾取を受けながら、政府からの高額な税にも対応しなければならなくなるわけだ。当然のこと、国民の生活レベルは徐々に低下していく。これまでまともに生活ができていた人々の生活も、次第に困窮へと向かうことになる。

■結果として困窮する底辺の国民

実はこの段階において、資本家の収益性も低下することになる。資本家を支えているのは、結果的に国民であるわけだが、国民の生活が困窮してしまえば、消費も減少し売上も低下するからだ。

しかし、頂点に君臨することに成功した資本家に、その影響が及ぶのはまだ先なので、このモデルをやめようとはしない。資本家は、末端の国民から取れなくなれば、次は中間層、そして富裕層からお金を取ろうとするモデルに切り替えれば良いからだ。

大手企業は、中小零細企業に対して受注価格の引き下げを指示し、これを断れない中小零細企業は、人件費を削減してでも受注を受ける。すると、労働者が安く使われることになる。労働者は、すべての強者からのえじきとなるわけだ。ということで、このままの状態で事が進めば、おおよその人々の生活は苦しくなっていく。さて、どうしようかということになる。

 

・・・つづく

 




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