50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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車中泊の楽しみ方あれこれ


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春になったという事で、車中泊を楽しんでいる。先日も、夜になってふと思い立ち、そのままふらっと車中泊に出かけた。必要最低限のものは車に積んであるし、ひっそりと車の中にとどまっていればよいので(どんだけヒッキーなんだよという話だが)、改めての準備はほぼ不要である。

日本はすでに桜の開花宣言がなされていたりするので、軽装でかつ3シーズンの寝袋だったこともあったが、夜はまだまだ冷え込んだ。かなり冷えるなと思って翌朝、周囲の山を見ると、うっすらと白い。積雪があったようだった。寒いわけである。

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*写真はイメージです。

■楽しみ方は人ぞれぞれの車中泊

最近は車中泊人口も増加傾向にあるようだ。しかしその形態は人それぞれ実に多様である。これは、車中泊のブロガーのサイトを読み進めてみるとよくわかる。

たとえば、現地においておいしい料理を作ることが目的である人もいらっしゃれば、アウトドア生活を主目的とされている方もいる。車中泊をスキーや釣りを楽しむための二次的なものとして捕らえている方も少なくない。長期の観光において、宿泊費用を安く上げるための手段として車中泊を選択される方もいらっしゃることだろう。このように目的はさまざまだが、皆さん、車中泊を楽しまれているようである。

ちなみに俺の場合は、料理を楽しむということもなければ、釣りやスキーもやらない。だから、食事はその場で食欲を満たすことができれば良い。よって手弁当やパン、パンに簡単に挟んで食べることができる食材があれば事が足りる。これであればお金もさしてかからず、簡単にすませることができる。

また、自然の中での時間に重きを置いているわけではなく、観光を積極的に楽しむということもなく・・・。いったい何のための車中泊なんだろうかと考えてしまうが、でもまあ、そんな何の主義主張もない底辺男でも、日常とは異なる環境に身を置くことを楽しむことはできるようである。

■車中泊人口の増加と新たに発生する問題

車中泊人口の増加と共にあらたに発生する問題として、車中泊のモラルの問題を挙げることができる。道の駅で私生活全開という人も少なからずいる。洗濯物を干したり、私物を広げたり、中には焼き肉で盛り上がる人もいるようである。ゴミ問題も深刻化している。このため、多くの道の駅では、現在、車中泊を禁止していたりする。

日本は小さな島国である上、人が生活できるエリアは全土の1/3程度だという。この小さなエリアに、1億人以上が生きているわけだから、なかなか生きるのは大変である。ちょっと自由を満喫しようなどと考えると、それは多くの人に不快感を与えることにもなりかねない。よって規律も厳しくなり、自由も制限されることになる。国土が広ければ、もっと自由な旅ができるんだろうが、致し方ないことでもある。

幸いなことに俺の場合、ひっそりと目立たずにいる事が好きなので、人との摩擦が生じることはまずない。また、あらかじめ決められたルールの中でのみ、そのサービスを享受しようとするので存在感はない。まるで幽霊のごとくである。

■車中泊における今後の夢

「幽霊のような車中泊で、楽しめるのか?」と思われるだろうか。これが意外にも楽しいのだ。しかし現状はあくまでも、試験的段階にとどまってる。つまり、実際に行ってみて感じる何かを求めている段階にしか過ぎない。

俺はあと2年少々で60歳を迎える。60歳を迎えたからといって、定年を迎えるわけでもなく、年金を受給できるわけでもない。よって、何が変わるわけではないが、60歳以降になっても車中泊に出る意欲が残っているのなら、できれば移動手段がそのままオフィスであってほしいというほのかな願望はある。

現在、インターネットアクセスのモバイル環境は、安価で入手することができる。低速であれば月300円もあればSIMを借りることができる。また、アクセスデバイスについても高度化が進んでいるので、たとえばフルHD動画をスマホ一台あればリアルタイムで配信することさえ可能である。実際、このような環境で多くの視聴者とのコミュニケーションを実現している方もいらっしゃるようである。

つまり、誰もが安価に、しかも場所に限定することなく、情報を発信する環境が整いつつあるわけだ。そしてこれは車載環境においても十分に可能なことである。まあ、俺が動画配信をする立ち位置になる可能性はきわめて低いが、それでも、車で移動しながらも、社会と何らかの関わりを持つことはできることになる。であるならば、移動オフィスとして環境を整備することで、充実した旅ができるんじゃないかとも思えてくる。

電力はソーラーパネルを屋根に敷き詰めることで得ることができることだろう。あとは、サブバッテリー、そしてオフィスとして不可欠なものを詰め込めば良い。ちょっと面白そうではある。

 

と、そんな夢を語っていながらも、寒さに負けて2日目はネットカフェに逃げ込んだ最低男である。ネットカフェでは、「ボーダーレス ぼくの船の国境線」というイラン映画を観た。国境付近の廃船の中で生活する少年の物語だが、その少年の力強さや戦争の不条理など考えさせられるとともに、60年近く生きてきた自分がその少年に適わない気がして凹んだりもした。ともあれ、お勧めの映画ではある。

 

 


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