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50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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ブロガーを介して見るインターネットのあり方

社会問題編 テクノロジー編


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はてなブログには「旬のトピック」という文字通り話題のトピックを扱う企画がある。いつもあまり気にとめたことはなかったが、少し前「プロブロガーについてあれこれ」というトピックの記事が目を引いた。テロ行為を絶対に許すな的なブロガーが書いた記事が、はてなブログのトップページで紹介されていたからだ。

ネットとは、このような暴力的なタイトルにアクセスが集まる傾向にある。どこにでもありがちなタイトルよりも、むしろ、過激なタイトルに注目が集まるのは、当然と言えば当然の事だろう。御多分に洩れず、その戦略に無条件で釣られた俺は、リンクをクリックしてその記事を見る。もともとブログ大好き人間なので、この手のタイトルを目にしたままスルーすることはできない。

果たして、プロブロガーのどこがテロ行為になるのだろうと記事を読み進めると、どうやら金儲けのために嘘や無意味なコンテンツを書き、それをSEOによって上位インデックスさせるといった行為を言っているようだった。公共インフラたるインターネットを汚すなというわけである。

ネット上には現在膨大な情報が蓄積され続けている。この中には、嘘の情報も多いし、金欲しさのためだけの情報も多々存在する。中には法に抵触したコンテンツさえある。しかも検索アルゴリズムを逆手に取った手法により、上位インデックスをさせることから、そんな情報が目立つ位置に鎮座するということもある。このブロガーは、そんな輩をサイバーテロリストと称し、テロ行為を絶対に許すなと激怒していたわけだ。

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■正論であるかのような記事に覚えた違和感

「うーむ。確かに・・・」と納得をする。確かに人の情報をパクったコピペサイトなどは、とんでもないと俺も思う。しかしその一方で、ちょっとした違和感も覚えた。まず一点目は、彼の怒りの矛先がプロブロガーに向いていた点である。

プロブロガーというからには、膨大なアクセス数を集めることに成功している人々であるはずである。ということは、数多くのファンを持つサイトであり、提供するコンテンツの質も、そしてその情報量にも、他にはマネができないなにかを持っているはずだ。つまり、何を書いていたとしても、そこには何らかの価値が生じている。これをテロ行為と称しては、プロブロガーがあまりにもかわいそうである。

なお、インターネットにおいて広告収入を得るモデルの中には、無料ブログなどを用いて、1ページから数ページの情報を膨大に作成して収益を得る方法もあるようだ。しかしこれは、プロブロガーとはいわないし、そもそもそんなサイトにSEO対策を講じたとしても、すべてが検索上位に上がるわけではない。また、仮に検索順位が上がったとしても、そのサイトのその後の運命は知れている。もしこの人が、このような行為を批判しているのであれば、対象はプロブロガーではなくアフィリエイターと呼ばれる人々なのではないかと思える。

さて、ではアフィリエイターは悪なのだろうか。確かにまったくコンテンツがなく、単に広告主へのリンクを張っただけのサイトに価値があるとは言いにくい。しかし商業行為を目的としたサイトに価値はないかというと、これもまた違和感がある。

たとえば、実際にネットを使ってほしいものを手に入れようとする際に、役立つことがある。

どうしても手に入れたいとは思っているが、実際の所どうなんだろうと思っている際に、あれこれと検索をすることはあろうかと思う。もともと製品の製造元は、製品に関する情報を発信していることから、正確な情報を知るためには、そのサイトを見に行けばよい。しかしメーカーサイトでは知り得ない情報を知りたい場合もある。その製品の消費者サイドからの情報だ。これは既存ユーザの情報を得るのが一番である。しかも特定サイトのみではなく、幅広い消費者の情報を知りたいと考えるだろう。

仮に、製品を実際に使用したレポートやレビューがあったらどうだろう。たとえそれが販売目的であったとしても、その情報は参考となることだろう。また、ネット上の情報の多くが不完全なものであり、信用ができないと思われている方も多いと聞く。しかし、だからこそインターネットは面白いし価値があるともいえる。

たとえば、50を超えてなお底辺を這っている最低男のサイトがあったとしよう(今ご覧のサイトである)。このような情報は勝ち組の方々からすれば単なるゴミ情報に過ぎない。しかし同様の状況下で苦悩する人の力になる場合もあるだろうし、「こんな愚かな人生を歩まないようにしよう」と反面教師的に機能することもあるかもしれない。

つまり、ある人か不必要と思える情報も、実は別の人にとって有効となることも少なくないのだ。また、この価値観は、個人はおろか群衆でさえも決定すべきものではないし、だからこそインターネットは高い利便性を持つものとなっている。

■一方向性をもった浄化行為がもたらす世界とは

と、これまでのように記すと「そんなことはない!ゴミ情報はどう考えてもゴミ情報だ!排除すべきである」とさらに鼻息を荒くして怒られそうである。そんな怒りを鎮めていただくために、ここに「DEATH NOTE」を進呈することにしょう。

持ち主がゴミサイトと判断したサイトは、そのURLをこのノートに記載することで、瞬時に検索インデックス情報はおろか、DNSからもきれいに排除することができる。つまり、特定サイトを瞬時に消去することができるという便利なノートである。

この人は、まず多くの人気プロブロガーのサイトを消していくことだろう。また、ゴミと思える商用目的のサイトや不要と思える数々のサイトを次々と消していく。ついでに、小さな頃にいじめられたジャイアンのサイトを密かに消すかもしれないし、検索順位で自分のサイトより上位にあるサイトを片っ端から消していくかもしれない。それがなぜ起こるのかは、誰にもわからない。しかしある方向性をもって情報は確実に統制されていく。

さて、この浄化行為の末に実現するインターネットとは、どのような世界だろうか。あくまでもクリーンであり、健全性の高い、理想的な世界は果たして構築されるだろうか。

答はNOである。

そんな世界に何ら面白味はないことだろう。そもそも一部の意識にゆがんだ世界を利用したいとは、誰も思わないことだろう。つまり、一方向からの認識においての情報統制はまずいのだ。これでは、どこぞの大国になってしまう。

インターネット上の情報の価値は、人それぞれによって全く異なる。それは個人の認識では判断できない多種の側面において、メリットとデメリットを併せ持つ。よって一意に是非を判断できるものではない。情報の取捨選択は、個人が自由に行えばよいし、それ以外に方法はない。

著作権を侵害したサイトの横行はとんでもないと思う。また、明らかに法律に抵触するサイトもダメである。しかし、これらは法のもとで適切に対処されるべきだ。

その他の合法的な個々の情報を、自分にとって不要だからと統制しようと思われない方が良い。インターネットは、誰もが自由に情報を発信できる世界で良い。そしてだからこそ、鼻息を荒くしていた過激なブロガーにも、ちゃんと居場所が用意されているわけだからだ。

 




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