50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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生きがいを得るための定年後の仕事探し戦略


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本ブログでは、若いうちからご自分のビジネスを持ち始めることで、老後も豊かな生活を送りつつ、生きがいを得ることのできるモデルを何回かご紹介している。自分で展開するビジネスであれば、雇用されるわけではないので収入に応じた自由な働き方を選択することができる。また、小さな展開から始め、利益を再投資する形で徐々にビジネスを膨らませていくことで、まとまった資本金などを用意できない方であっても、問題なく展開を図ることができることだろう。

ただしそうとはいえ、「自分でビジネス展開を図るのは無理」と思われる方も多いことだろう。かといって、ワンコールワーカーデビューも少々体力的に無理があるはずだ。
ということで、定年後の働き口を探しだすことで、生きがいの得られる老後を過ごすための方法を、今回は考えてみることにしよう。

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■定年後に仕事を得て生きるのは難しい

定年後に働き口を探す場合、一般的な正社員雇用を目指すのはまず無理と考えた方が良い。また、働き口があったとしても、収入的にはかなり低いレベルなので、豊かな生活を求めるというのもかなり厳しいと考えていた方がよい。

もともと定年後の仕事は、年金の不足部分を補てんする程度のものが一般的のようだ。よって「それでも仕事をして生きがいを得たい」という方が対象となる。ところが、定年後に働く必要のある方の中には、年金がなく、フルに生活を賄うだけの給与を得る必要があるという方もいらっしゃることだろう。つまり、生きがいを得るなどといった余裕はなく、飯を食うために働かなければならないという方々だ。

このような条件下において、定年後に仕事を探すことはかなり難しい。また、たとえあったとしても、体力的にかなりハードなものが多く、厳しい日々を送る必要がありそうだ。
「そんな生活はいやだし、かといって働かなければ食べていくことができないし・・・」
困った問題である。しかし、仕事探しの幅を広げてみると、意外にも定年後の働き口は見つかるものである。

■探せばないことはない60歳以降の働き口

たとえば、シニア海外ボランティアでは、満40歳から満69歳までの日本国籍を有する者を募集している。審査などがあるから応募すればすぐに行けるわけではないだろうが、場所によっては奥さんとともに赴任することができるようだ。

仕事にもかなりの幅があり、農林水産、鉱工業、エネルギー、保険医療、社会福祉、商業観光、人的資源、公共共益事業、計画行政など多岐に渡る。これまで関連したお仕事をされてきたのであれば、その知識やスキルを海外で活かしてみるのもよいかもしれない。

「海外なんてとんでもない。行ったことすらないのに・・・」

とおっしゃるのであれば、国内の有償ボランティアを探してみるのも手かもしれない。ただし国内の仕事は、単発的なものが多く、これで生活を賄うというのは難しいかもしれない。

これまで事務職として定年まで勤めあげた方の中には、総務や労務、人事、経理畑などで腕を振るったという方もいらっしゃることだろう。このような方の場合、派遣会社に登録をするのもひとつの手ではある。

若いうちから非正規労働者になると、多くの場合低所得に頭を抱えながら生きる必要があるうえ、退職金などもないことから、あまり望ましい選択肢とはいえないが、定年後であれば、低所得であったとしても、毎日通うことのできる勤務先があるのは、むしろありがたいといえる。

また、これらの職種であれば、シニア世代を受け入れる企業も少なくないので、高給を望まなければ、案外派遣先が見つかるかもしれない。いかがだろうか。この手の仕事であれば、定年後にも体力勝負で働く必要はない。派遣会社に打診してみることで、道を切り開くことができるかもしれない。

「海外は嫌だし、体力もない。さりとて事務職としてのスキルもない自分はどうすれば・・・」

道はまだある。シルバー人材センターの活用だ。

政府は現在、高齢者の雇用対策として、生涯現役社会の実現や再就職の援助・促進、多様な就業機会の確保を打ち出している。シルバー人材センターは、政府の方針である多様な就業機会の確保を担う中核団体と言える。

シルバー人材センターの場合、年会費を数千円程度支払ってメンバーとなることで、仕事の紹介を受けることが可能となる。ただし仕事はおおむね臨時的、短期的な仕事が中心となっている。また、継続的な仕事も扱っているが、日々の労働時間は比較的短時間のものが多いようだ。

ちなみに、65歳の知人が、シルバー人材センターから紹介された仕事で一時期働いていた。彼の話によると、その仕事は週4日、9時から15時までの仕事だった。時給は1000円程度であったはずなので、月収は8万程度かと思われる。「小遣い程度だね」と本人はいっていたが、もともと年金のある人なので、実際小遣い稼ぎなのだろう。

なお、年金を受給しながらも、働いて収入を得る場合、その収入額によって受給額が減額されるので、この点はあらかじめ確認しておく必要があることだろう。

さて、いかがだっただろうか。日本はいまや老人が生活しにくい国となっている。よってまだ定年までに時間があるのであれば、今のうちにさまざまな知識を得るとともに、しっかりとしたプランニングを始めておくことが重要となることだろう。そして、ゆとりと生きがいを持った定年後の人生を、是非とも歩んでいただきたいと思う。


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