50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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50代の起業と30代の起業の相違点


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■30代の起業環境を考える

人生において最もパワフルに立ち回ることができる年齢とは、いくつくらいだろうかと考え、たぶんは30代なんじゃないかと結論を下したりした。大人となって最もパワーがあるのは20代であるはずだが、20代はまだ人生経験が未熟すぎる。まあ、実社会における経験値も少ないことから、思う存分に動こうにも、大きな失敗を伴うこともあることだろう。

ところが30代になる頃には、社会におけるさまざまな経験を積み上げてきている。人によってはすでに10年以上のスキルを積み上げてきているわけだから、そこそこ仕事ができるようになっているし、サラリーマンだったとしても、数多くの部下を束ねる立場になっているかもしれない。

また、それでいながらも、まだまだ20代には負けないほどの体力がある。つまり体力、知力ともに元気満々の頃であり、多少の無理なら十分に耐えうるだけの忍耐力もある。よって、起業といったパワーを必要とする方向転換を行うにも、最適なタイミングといえるのではないだろうか。

30代で起業をする場合、ビジネスは力強く大きく延ばすことを夢見ることだろう。持ち前のパワーをフルに発揮することで、夢は徐々に現実のものとなり始めるかも知れない。また、1度や2度の失敗をしたとしても、雑草のごとく再び立ち上がることさえできることだろう。自分の力を信じて、心を折ることなく日々頑張って働けば、きっと利益は後から付いてきてくれるはずである。

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■30代とは条件や環境が異なる50代以降の起業

しかし起業とは、30代のみに許されるものではない。たとえば50代や60代になって起業をしたからといって、周囲から白い目で見られるという事はないはずである。つまり、起業に遅すぎるということはない。しかしながら、30代の起業と50代以降の起業は、そのあり方に大きな相違があるように思う。

たとえば、50代以降の方々には、それまでに生きてきた軌跡が存在する。そしてその軌跡の途上において学んだ知識や経験もある。さらには、30代の何倍もの人脈が存在するかも知れない。

一方で、知力体力的には、かなりの減退が進んでいる可能性が高いと言える。頭をクリアな状態に保つことが難しくなるのも、この頃であるはずだ。また、体力や忍耐力も極端に衰退し始めるころだから、30代の頃のような無理が利かない。
さらには、大きな失敗が許されないというのも、ミドル以降の起業条件となることだろう。30代であれば、力任せの起業で玉砕したとしても、立ち直るだけの体力も時間もある。

しかしミドル以降に持ち金のすべてを投じて起業した場合のリスクは大きい。失敗をしてすべてを失うのみならず、大きな借金を抱えてしまうと、その後に再起のチャンスや知力、体力がない。まさに一巻の終わりということになりかねないからである。

■豊かな老後のプランニング

本ブログでは、各所で触れてきているが、ミドルの起業は、小さく始め、それを徐々に膨らませていくことが望ましいと考えている。また、ミドル以降であれば、すでに子供たちは独立をする頃なので、妻と二人で暮らしていくことができるお金を稼ぎ出せば良い。事業拡大を望むよりも、自分の生き甲斐を作り出し、ある程度豊かな二人の生活を維持することができれば、それはそれで成功の域に達することになるのではないかと思えたりする。

60を超えて、企業に雇用されるのは厳しいと聞く。そもそもまともな仕事にはありつけないし、ありつけたとしても、雀の涙程の給与を得るのがやっとであるはずである。
一方、長期的プランの中で徐々に育て上げたビジネスを持つことに成功した場合、雀の涙以上の給与を得ることは、さほど難しい話ではない。また、自分のビジネスであるわけだから、働き方も自分で決定することができる大きなメリットがある。いかがだろうか。少々楽しい第二の人生をプランニングできるのではないだろうか。

■ビジネス展開を図ることの意味

なお、これまでサラリーマン以外の経験をお持ちでない方からするならば、雇用されることなく自らお金を作り出すというモデルは、なかなか描きにくいものかもしれない。
サラリーマンの場合は、自分の時間を、企業に売ることで給与を得ていると言える。つまり、毎朝出勤することで、給与を得ることになる。ところが自分のビジネスを持つ場合、時間と所得は、実はあまり強い相関関係を持たない場合が少なくない。

1年間、休みなくフルに働いたからと、給与が支払われるわけではない。いくら苦労を重ねたとしても、実際に売上を計上することができなければ、収入は1円たりとも得ることができない。しかし、自分のビジネスが軌道に乗り、流れるお金の川の中に、何らかの立ち位置を見いだすことができれば、労働時間とは関係なく、お金を得ることも夢物語ではない。

まあ、実際には必死に働き続けなければ、収益を得ることはできないだろうが、それでも、人より豊かな生活を、老後に得ることができるのは、自分のビジネスを持つことの醍醐味の一つといえるだろう。

さて、いかがだろうか。ミドルにさしかかるあなたが、もし現状や将来に不安や不満をお持ちであるのなら、本業をそのまま続けながら、小さなビジネスを始められたらいかがだろうか。小さなビジネスの継続から、ノウハウを蓄積し、利益を再投資しつつ徐々にビジネスを安定拡大していく。

そんなあなたがシニアとなられ、定年退職を果たした頃には、あなたは人生の勝ち組となられているかもしれない。そして、第二のあなたの人生は、バラ色に輝くことになることだろう。


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