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50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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アベノミクス効果で恩恵を受けた株式投資初心者のその後

ビジネス編 現在の中年編 社会問題編


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ここの所、株価のボラティリティが激しくなってきている。大きく上げたり下げたりを繰り返す毎日だ。株式投資をされている方の中には、アベノミクス効果において、高い利益を上げた方も少なくないことだろう。

さて、今回メッセージを送りたいのは、アベノミクス効果で株価が上昇した際に、株式投資に参入された方々である。そんなあなたには、せっかく手にされた利益を吐き出さないための対策を、少々語ってみたい。

いつの時代にも、株式投資が盛り上がる一時期はあるものである。このタイミングで株式投資をたまたまはじめられた方の多くは、簡単に高い利益を得ることに成功する。
「株式投資って意外に簡単じゃん」と、現在そう思われていらっしゃる方も、少ない数ではないはずである。

ところがである。

そう思われていた方の多くが、その後、利益の多くを吐き出すことになり、市場からの撤退を余儀なくされる。そしてこれは、面白いほどにワンパターンの流れに沿っている。

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■株式相場で撤退を余儀なくされる方のパターン

株式相場が完全な上昇相場を形成するころになると、きまって誰もが興味を示すようになるものだ。これは当然と言えば当然であり、2丁目の斉藤さんも、3丁目の加藤さんも、そしてお隣の田中さんも株式投資で利益を上げている。向かいの佐々木さんは、投資による利益で高級車を買ったとの話も飛び込んでくる。「そんなに儲かるのならいっちょうやってみるか」ということになる。

たとえば2013年あたりに株式投資で儲けた隣人知人に影響を受けて、2014年あたりから参入した方は少なくないはずである。最初は恐々と銘柄を選び、株を買う。相場だから上がる日もあれば下がる日もある。しかし、徐々に利益が乗っていく。これは面白いと、慎重に銘柄を吟味しながら、ポートフォリオを作りあげたはずである。あまり動かない銘柄や逆に下落した銘柄もあるが、ポートフォリオの利回りはとても良い成績をたたき出すことに成功する。

「なんか俺、才能あるかもしれないぞ」

たまに大きく下げる月もある。しかし、日々株式投資の勉強に余念がないあなたは、難平買いという手法も会得する。大きく下落した際に、買い増しをする方法である。難平買いは、株式取得平均価格を下げる効果がある。目論見通り、利益はさらに増えることになった。

2015年の夏には、相場が大きくぶれることもあったが、あなたはお得意の難平買いや押し目買い対策を講じている。持ち株はさらに増えた。少々心配もしたが、それでも秋以降は順調にすべての銘柄が利益をたたき出すようになり、ホクホク顔で11月を迎えたはずである。

2015年12月以降は、中国経済の低迷や原油価格の下落などの影響もあり、株価の元気に陰りが見え始めたが、あなたはまだ十分な含み益を得ている。また、お得意の難平買いや押し目買いで今回も凌ぐことができるはずなので、何の問題もない。いかがだろうか。該当する方、いらっしゃるのではないだろうか。

「あんた、ちょっとは相場の事知ってそうだけど、今後の株式相場はどうなると思ってんの?」

では、お答えしよう。

 

まったくわかりません。

 

「おいおい。まったくわからないんじゃあ、そもそもこの記事に意味がないだろう」
確かにそうである。しかしもう少しお付き合いをいただきたい。

■株式相場で含み損を抱えないための方法

株式相場は現物の場合、買いから入る。つまり企業の株を購入することで、その会社に投資をしているといって良い。買いから入るのだから上昇相場において、利益を上げることができる。よって、相場は常に上昇し続けることが望ましいし、そうでなければならないと考えている。つまり、常に上へ上へと願い続ける。また、上昇相場においては、押し目買いを狙うと効率が良い。難平買いもまたしかりである。

株式市場の動向を見てみると、2015年夏までは比較的きれいな上昇相場を形成している。夏の終わりには、中国の株式暴落のあおりを受けて、一旦大きく下落するものの、10月11月には上昇相場へと移行したので、この下落も、押し目買いや難平買いで凌げたことだろう。

さて、ここまで株式投資を経験されると、そしてそれによって利益を確保できたとすると、ある法則が自己の中に形成されることになる。それは、「株は買えば上がる」「下がっても買い増せば利益を確保できる」という法則である。ところがこれ、上昇相場において適用されるものに過ぎないことを、案外見落とされている方が多い。

変動相場で生きるプロの中には、ファンダメンタルズ分析を重視する投資家と、テクニカル分析を重視している投資家がいる。ファンダメンタルズは、市場動向や財務状況などの実態価値を分析し、今後の株価を予想する。一方でテクニカルにおいては、相場の動きを見ることで次の売買展開を把握しようとする。

ちなみに、テクニカル分析において、現状、日本の株式相場は上昇相場から下落相場へ移行するか否かという微妙な転換点にさしかかりつつある。実際、日経平均の週足を見てみると、2012年末から、比較的きれいな上昇を描いてきたチャートは、今年に入って75週移動平均線を大きく下回った。このままでは、75週と25週移動平均線とのデットクロスが生じる可能性もある。つまりトレンド変換の示唆である。

あくまでも仮の話だが、今後下落相場に移行し、プロの投資家の多くがそれを認識したとすると、彼らはその後どのように振る舞うことになるだろうか。彼らとて、相場がどちらへ行くかは、わかっていない。ただしプロの場合、売買はいくつかのルールによって淡々と行うのが一般的だ。

上昇相場で押し目買いを繰り返した投資家も、下落相場に移行したことを認識した以降は、戻り売りによって利益を確保しようとするかもしれない。常に確率的に優位性の高い売買を行うとともに、損切のタイミングもしっかりとルールに組み込んでいる。銘柄を売買する段階で、損切や利益確保のタイミングをしっかりと決めていることが少なくない。

さて、ファンドなどのプロは膨大な資金を保有している。最近では6割以上が日本ではなく外人投資家であるわけだが、彼らはその資金を使って利益を上げようとする。そしてその多くが、売り側に回ることで、利益を追求しようとすることになる。基本が、買いではなく売りからのエントリーとなるわけだ。

一方で、これまでアベノミクス効果で含み益を得てきた方々は、この切り替えができない。常に買いであり、相場の上昇を願う。下落は間違いであると認識する。また、下落相場へ移行したのにもかかわらず、これまでと同様に難平買いをしようとする。

すると、下落の度に保有株式数は増え続け、最後には身動きが取れなくなる。損切をすればよいのだが、それでは損失を確定してしまうことになるのでそれもできない。そうこうしているうちに、多大な含み損になり、つまりは利益の多くはプロの投資家へと移行し、そしてひとつのロングタームの株式相場が終焉を迎えることになるのだ。

■相場に不可欠な自己の売買ルール

さて、いかがだろうか。ネガティブな展開について書いたので、少々お叱りを受けそうである。しかしこれまでの大きな相場において、株式投資からの撤退を余儀なくされる方の多くは、毎回同様のプロセスを経ている。

今後の株式相場が、上下どちらへ移行するかはわからない。しかし現段階であれば、まだ含み益は確保できているはずである。このタイミングにおて、利益確定と損切のルールをご自分なりに持たれることをお勧めする。どうなったら返済するかの自己ルールである。また、どのような展開においてエントリーするかなど、相場の変動に対応したルールを、これまでのチャートやデータのバックテストによって、決定しておくと良い。

しっかりとしたルールを持たれている方は、塩漬けで身動きが取れなくなったり、多大な損失を被り、市場からの撤退を余儀なくされることはないからである。

相場で生き残るためには、大きく儲ける前に、大きな損失を出さないルールを持つことがとても重要だと言われている。大きな損失さえ出さなければ、新たな相場の到来において、再び資産を増やすことができる。

今後の株式市場が、急速に元気を取り戻した場合、今回の下落が、絶好のエントリータイミングとなる可能性もある。また、ボックス相場へ移行したなら、そのレンジ内で利益を追求することもできるはずである。

よって、しっかりとした資金管理のもと、最低限、現在の相場がどちらへと向かおうとしているかは、チャートによって確認することをお勧めしたい。そして、相場とは、上昇することもあれば、下落することもあるという単純明快な事実を見つめていただきたい。

バブル崩壊においても、下落する銘柄を、全身で受け止めて再起不能となった方を、実際に多く目にした。落ちてきたナイフを受け止めるリスクも、十分に把握する必要がある。また、「下手な難平、素寒貧」という言葉も記憶に留めておいていただきたい。
なお、在り来たりなことではあるが、相場とはあくまでも自己責任である。これもまた十分な認識をされておく必要がありそうである。

あと・・・儲かったなら、安飲み屋でいいのでごちそうしてくださいまし。

 




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