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50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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【単身者編・第3話】50代で貧乏なあなたが困窮生活から脱する方法


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■解放感と幸福感を得る

断捨離に成功した段階で、彼に話を聞くと、「今までの悩みが嘘のように消えた気がする。大自然の中で暮らすかのような開放感と幸福感を感じるね」と、どこぞの新興宗教にマインドコントロールされているかのような言葉が返る。この感覚は、断捨離を体験した多くの方が味わう。しかしその感覚を味わうことになるメカニズムは、ある程度説明がつく。

稼いでは使うという行為は、収入を得ては支出をすることの繰り返しである。ところが、稼ぐよりも、お金を使うことの方が簡単なので、よほど気を付けないと、結果として多くの借金を抱えることになる。すると、高い金利をプラスした返済義務が生じるため、生活は苦しくなるが、物欲は減る所か増すことになる。よってここに大きな葛藤が生じる。つまり、使いたいのに使えない。稼いでいるのに生活が困窮するなどの矛盾が各所に生じるのだ。

一方、断捨離を断行すると、不要なモノには一切、手を出さなくなる。これは、節約などといったレベルをはるかに超えた支出額圧縮の実現である。すると、お金を使うことや、無駄な浪費の無意味さに気付くことになる。よって、その後は望んでお金を使わなくなる。しかしそれでも生活になんら不自由がない。すると、解き放たれたような開放感の中、これまでの生活は何だったのかと思えるようになるわけである。

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■最も大きな固定費の削減

さて、いよいよリセットも終盤となる。
「ところで、この部屋広すぎないと思わないかい?」と、俺は切り出した。
「そうだね。ほとんど処分したからね」
「もう少し狭い部屋に引っ越しをしたらどうだろう?」
「引っ越し?」

それまでの彼の家賃は、6万5千円の2DKである。しかし地方都市であることから、実はワンルームであれば風呂付で2万5千円程度からの物件が多数ある。管理費をプラスしても3万円程度で事が足りる。その差額3万5千円。つまり年間で42万円もの支出削減となる。ちなみにこの額を彼が稼ぐためには、2か月少々の労働が必要となる。大金である。

インターネットで検索するとともに、実際に不動産屋に問い合わせてみると、仲介手数料、前渡し家賃込みで、12万円で入居ができるという。

すでに生活改善に着手してから3か月以上が経過していた。目標額よりは低かったが彼には十分にそれを支払うことができる残高がある。しかも、ちょっと小ぎれいな白いタイル貼りのマンションである。4階の角部屋であるその部屋は、眺めも良かった。彼はその部屋を大変気に入り、そして即刻移転を決意した。

■彼が得た金銭的自由とは

彼はその後、健全な生活を取り戻している。何よりも手取り19万の給与の中から、およそ9万円を貯蓄に回せるようになったのには、彼自身とても驚いたようだ。その後、無事自己破産の免責が下り、司法書士に手数料を払う必要が生じた。しかしその額は月1万円程度の分割となった。

結果として、彼は月10万円程度での生活が成り立つようになった。国民健康保険ならびに国民年金もしっかりと支払っている。また、月のコストとほぼ同等の貯蓄を積み上げることにも成功している。つまり、1か月少々働けば、1か月の生活を無給でもしのげるだけの貯蓄が可能となったのだ。この精神的ゆとりはとても大きいはずだ。

現在54歳の彼は、きっとこれから10年以上を労働しつつ生きることだろう。どこまで現状の給与をキープできるかはわからないが、仮に今と同等の給与でいくことができれば、65歳になった段階で1000万円程度の貯蓄を積み上げることができるかもしれない。

仮に、貯蓄額を下げてでも仕事量を減らしたいと考えたとしても、それを実行することはさほど難しい話ではなくなった。月々の貯蓄がゼロというのは心もとないが、たとえば月5万円程度の貯蓄はキープしつつも、労働時間を短縮することは、現在の彼であればできない話ではない。

リストラにあうまでの20数年間、零細企業ながらも正社員として働いてきた彼には年金がある。仮に月十数万円の年金支給を受けることができたなら、貯蓄には手を付けずに老後を過ごしていくことができるはずである。いや、もしかしたら年金の一部も貯蓄へと回すことができるかもしれない。一時期生活が崩壊寸前の状態にあった彼だったが、将来の不安はかなり低減することができたに違いない。

■貧乏ながら気楽な人生

さて、いかがだったろうか。消費社会の中で生き、お金を使うことが豊かな生活という観念に惑わされていると、年収がいくら上昇したとしても、困窮のリスクが付きまとうものである。なぜなら、収入が上がれば、より豊かな生活をするのが当然と考えており、つまりは、稼いだ分を消費する自転車操業を余儀なくされることになるからだ。

しかし、消費社会から離れた中で、真の自由とは何かを考えると、そこには、低所得であったとしても、しっかりとした基盤を築く余地ができるものだ。

収入を上げたり、それで豊かな生活をすることもまた人生ではある。だから、それ自体を否定するわけではないし、間違った生き方というわけではない。しかしもし、必死に働いても、それが報われず、常に困窮した生活を送られているのであれば、消費社会からの離脱を考えてみるのも、有効な手段のひとつといえそうである。

「貧乏ながら気楽な人生」そんな生き方も存在することを知っておくと、困ったときにきっと役立つはずである。

 

 




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