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50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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就職における「辛くても3年耐えろ」は正しいか否かの考察


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■「辛くても3年耐えろ」は正しいか

少し前になるが、就職においては「辛くても3年耐えろ」という言葉が新卒入社した社会人の間でささやかれているといった記事を目にしたことがあった。ひとつの会社で3年程度は継続して働かなければ、当人の忍耐力がないと評価されるうえ、そもそも職歴がつかないというのがその理由のようである。

確かに「石の上にも三年」という言葉があるように、せっかく就職をしたのに、しかも新卒入社で社会人になったのに、辛いからと辞めてしまうのは勿体ないと思う。

かなり前の話だが、新入社員研修において、会社のトイレ掃除を言い渡されたことを不服として、その会社を辞めてしまった若者の話を耳にしたことがある。「自分はトイレ掃除をやるために、この会社に入社したわけではない」というのが、その若者の言い分であったそうだ。確かにトイレ掃除をするために、頑張って大学まで学び続けてきたわけではないはずである。だから、そんな言い分もわからないではない。

しかし、ビジネスを展開する上では、自分の専門外の仕事をこなす必要は多々あるのものだ。たとえば、グラフィックデザイナーとしてある企業に入社したからと、デザインだけをしていれば良いかというと、そんなことはない。時には顧客に対するプレゼンテーションが必要となるかもしれないし、場合によっては仕事を実際に獲得することが要求されるかもしれない。

「俺はデザイナーなんだ」などといっていては、ビジネスで利益を上げることはできないし、利益を上げることができない人間を、企業は大切には思わないに違いない。

つまり、ある程度の柔軟性は要求されるわけであり、それが満たされないからと、会社を辞めてしまっては、ビジネスマンとしてのクオリティが問われることになるはずである。

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■ブラック企業か否かの判断材料

さてでは、運悪く入社した企業が完全なるブラックであった場合はどうだろうか。理不尽かつ過酷な労働をしいられながらも、3年は働く必要があるかという葛藤が必ず生じるはずである。このような状況下において、どのような意識を持って、どんな判断を自らに下すべきだろうか。

まず最初に把握しなければならないのは、本当にその会社がブラックであるかどうかの判断かと思う。単に仕事が大変だとか、残業時間が長いからと、それがブラックであるとはいえない。また、先の例のように、新人研修でトイレの清掃があったからと、それだけでブラックと認識してしまうのは早計だ。企業によっては、すべてを幅広く経験させることで、社会とは、ビジネスとは何かを新入社員に学ばせたいと考えているところもあるからだ。

「大変だからブラック」「イヤだからブラック」などとの判断を最初に下してしまうと、それ以降まともに働けなくなる可能性がある。なぜなら、仕事は皆大変なものだし、イヤだと思いつつも進めなければならないことなど、山ほど存在するからである。

基本的にブラックとは、労働基準法を全く無視した労働形態を強いられ続ける企業をいう。多大な残業や休出などを強いられるのに、その分の賃金が支払われなかったり、何らかの失敗をすると、その分の損失を社員の給与から無条件に減額する暗黙のルールがあるなど、違法行為があたかも当たり前のように、常態化している企業がブラックだ。

また、企業自体に問題はなくても、配属部署やプロジェクトの人間関係が極めて劣悪環境という場合もある。パワハラやセクハラなどが公然と行われているのに、それを誰もとがめようとしない、もしくはとがめることができないような状態にある場合、これもブラックと認識してよいと思う。

■入社企業がブラックだった場合の対応策

さて、入社した企業が、不幸にもブラックであった場合、どのような対応を図るべきだろうか。「辛くても3年は耐えろ」との言葉を胸に頑張るべきだろうか。それとも、鬱などに陥る前に、退職するべきだろうか。

このような岐路に立った場合は、自分だけで頭を抱えて悩む前に、ちょっとした行動をしてみることをお勧めしたい。簡単なので、誰にでもできる。

それは、社内の上司をじっくりと観察することである。新入社員として入社をしているわけだから、職場環境で働く人間の多くは上司であるはずだ。上司の中には、入社2年目の人がいるかもしれないし、入社10年になる人もいることだろう。

サラリーマンの場合、自分のおおよその未来を見る最も簡単な方法は、上司を観察することだといわれている。たとえば10年後の自分で未来であれば、入社10年を迎えた上司を見れば、おおよその判断を得ることができるわけだ。

よって、まず上司をしっかりと観察することから始めよう。あなたはその会社をブラックと認識し、辞めようかと悩んでいる。ところが、そんな会社に5年10年と勤め続けている人間がいるとすると、その彼らがなぜ仕事を続けることができたのかの疑問がわく。
他に行くべき道がなかったのかもしれないし、表面的にはブラックでも、そこに居続けるメリットが何かあるのかもしれない。これらをそれとなく上司に聞いてみるの良いだろう。問題解決の糸口を、手にすることができるかもしれない。
「その上司が、ブラックの諸悪の根元なんです」
もしそうであれば、その部下の人々に聞く方法もある。そんな諸悪の根元の下で働き続ける理由がどこにあるのかを知ることで、有効な情報を得ることができるかもしれない。また、その上司を飛び越えた上の上司に、それとなく相談をするというのも手である。

さて、いかがだろうか。「石の上にも3年」を必ず実行する必要はないが、大変だからと言う理由のみで会社を辞めるのは早計である。辞める前には、しっかりと上司を調べ、そこにとどまる理由も得ることが大切であることを、ひとつご理解いただければと思う。

しかしもし、あれこれとリサーチした結果、会社全体が疲弊しきっていることがわかったのなら、その時は、即次の就職先を探し始めると良いだろう。そして、次が見つかった段階で、何の躊躇もなく、ブラックを去ることである。気分に任せて辞めてしまうと、次が決まらず苦労するものだが、次を決めてからの退職であれば、リスクはほとんどない。

全体が疲弊しきっている企業は、どのみち先がない。その要因の多くは、経営陣に問題があることが少なくないが、業績悪化から、後に倒産を余儀なくされることもある。そんな会社を去ることに、なんの躊躇も必要はないわけだ。

 




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