50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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自由に生きる一生を選択する若者が増えている


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■自由に生きる若者が増加傾向にある

最近ネットを見ていると、これまでの固定的概念にとらわれることなく生きていこうとする若者が増加傾向にあることが良くわかる。大学を出ても就職をせず、さりとて起業をすることなく生きようとする者、小さな土地を取得して小屋を建て最低限の生活費でこもる者、途上国で生活する外こもり、持ち物を最小限にとどめ、いつでもどこでへでも移動して生活をしようとするミニマリストなどだ。

具現化方法には若干の相違はあるが、これらの若者には、ある種の共通点が見て取れる。
それは、「働く」「結婚する」「子育てをする」などといった自分以外の存在が不可欠な物事を、なるべく排除した環境を構築し、その中で人生を全うしようと考える点である。

日本においては、頑張って成績を向上させ、より良い大学へと進学することが好ましいとされていた。親がそのように考えていることから、彼らとて大学まで進学する。これまでであれば、大学を出た後の道もある程度決まっていた。つまり就職をして、仕事を頑張り、そして妻もしくは夫となる人と出会い、恋をして結婚をする。

しばらくすると子供が産まれ、そして家を買い、仕事を頑張るうちに子供も成長を続ける。さまざまな苦境を乗り越えながらも、家族の絆や愛情の素晴らしさを感じつつ、子供が独立、結婚、そして定年を迎え、静かなふたりの第二の人生を過ごす。ところが、最近の若者の中には、これらの基本的なルートをすべて端折ろうとする者が多くなりつつあるわけである。

 

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■なぜ若者はこれまでにないスタイルを選択するのか

この傾向が、顕著に表れた要因は複数存在するように思う。最も大きな要因は、経済的な問題にある。終身雇用制度が事実上崩壊し、人生設計が立てにくい状況下にある昨今である。また、非正規雇用者数が実質拡大している昨今において、結婚を前提として人生設計を考えるのはリスキーともいえる。

結婚をすれば、家族を養わなければならない。ちなみに子供一人を大学卒業まで育て上げるのにかかるコストは、2000万円は下らない。すべて私立であれば3500万円、医者にでもしようとするなら6000万円は最低でも確保する必要がある。つまり多大なコストがかかる。また、家も車もきっと必要となることだろう。

しかし一人でいれば、これらのコストは一切かかることはない。よってこの部分のコスト分の労働を削減することができることだろう。また、ひとりであれば、そして自分が納得できる範囲であれば、生活コストを極限まで落とすことが可能となる。たとえば、住居は横になれる最小限の場所に屋根がついていればよいと言うのであれば、月1~2万円程度で事が足りる。また、食費においても栄養に配慮しつつ食費を月2万円程度で抑えることもひとりなら十分にできる。

その他の固定費などの削減にも十分に配慮すれば、年100万円程度のお金があれば生活は成り立つことになるだろう。これは月にして8万円程度だろうか。税金や保険などのコストを考慮しても、月10万円を稼ぐことができれば、生きていくことができることになる。
そして、月10万程度であれば、月の半分程度アルバイトをすれば、あとは自由な時間を確保することができるはずである。

確かにこれは魅力的な生活といえる。若者がそんな生活にあこがれるのも納得できる。
ただし、この生活を生涯貫くためには、ある程度の決意と、十分な準備が必要となる。若者はこのことに気づきにくいので、次にこれについての考察を進めたく思う。

・・・つづく

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