50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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天職に出会えることができた人の幸福度


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■天職を持つことの意味

「天職」という言葉の定義は諸説あるようである。天から授かった職業とは、たとえば代々続く職業かもしれない。また、必死に働き続けた上で、その職業が天職と感じるようになる場合もあるだろう。さらには、自分にとって最も適した適職を天職と称することもあるようである。

いずれにしても天職につくことができた人間の幸福である。

そもそも自分がそれを天職と思えるわけだから、日々仕事をすることが楽しいはずである。生き甲斐を見いだすことができるだろうし、前向きに取り組むことのできる仕事のクオリティは、きっととても高いものであるはずである。

すると、そのクオリティに多くの固定客が集まるかもしれない。日々生き甲斐を感じながら、生活も安定し、そして多くの顧客にありがたがられる。日々多忙に立ち回る必要はあるかもしれないが、これほどまでに充実した人生を送ることができる人は、幸せである。しかし、そんな恵まれた環境にある人は、決して多いとはいえない。

 

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■「船を編む」という作品との出会い

実は先日ある書物に出会った。「舟を編む」という三浦しをん著の作品である。ちなみにこの作品は、映画化もされている。松田 龍平主演、2013年の作品である。一般に、面白い小説も映画化されると、どことなく味気なくなるモノだが、この邦画は良くできていると思う。

小説や映画に実際にふれていただきたいので、過度なネタバレは避けたいが、出版会社の営業部に勤務する男が主人公だ。彼は大学院で言語学を専攻した男であり、営業が全く肌に合わない。この出版社の新社屋の隣には、旧本社の古い建物がそのまま残っているが、この中に、半ば窓際的扱いの辞書編集部がある。この部署のキーマンが定年退職することになり、後任スタッフを社内リクルートするというところがら、このストーリーは始まる。そしてその候補に挙がるのが主人公である。

ちょうど新たな辞書の新規制作が企画として通り、辞書作りが主人公のその後の天職となる。辞書の編集は、実に地道な作業の繰り返しであり、なおかつ非常に時間がかかる。

通常の人間であれば、きっと心が折れてしまうような地道な作業を続けること12年以上、ついに辞書の完成までこぎ着けるわけだが、それまでの紆余曲折的な事象がストーリーに花を添えていくといったものである。

 

■天職をもたれている方は限りなく少ない

あなたは現在天職をもたれていらっしゃるだろうか。冒頭でも申し上げた通り、この答に「Yes」と答えることができるのなら、あなたは幸福を手に入れていることになる。と、そう断言できるほど、天職を全うすることができる人の割合は少ない。

しかし、天職を持つことが幸福に直結するのであれば、ひとつ天職を探してみるというのも、自己の人生に華を添えるのにとても有効な手段となるのではないだろうか。
「探すっていったって、簡単には見つからないし、望めばなれるわけでもないよ」
その通りだ。そう簡単に天職には出会うことができない。また、天職を手に入れたからと、即幸福と言うほど、実は人生簡単でないかもしれない。

ラッキーなことに天職に巡りあい、仕事も多く充実しているうちはいいが、過度に仕事が入り始めると、毎度納期や締め切りに追われはじめる。仕事自体は自分の好きなものであるので問題はないが、それでも寝る間も惜しんで、しかも常に締め切りに追いまくられては楽しくないことだろう。

ではどうすれば、天職を手にしたうえで、生き甲斐を感じながらも幸せに暮らしていくことができるだろうか。実は時間さえかければ、そして、計画的に行動をしていけば、天職を手に入れることはできるものである。しかも、適度な仕事量を保ちながらも、プライベートも同時に充実させるといったおまけ付きである。

「そんなうまい話、あるわけがない」

そう。ないのだ。だから作ればよいのだ。次にこの方法について考えていくことにしよう。

 

■天職を自分で作り上げる方法

天職を得て幸せになるルートはいくつか存在する。

まず第一に、現在の職業を天職とする方法である。仕事に没頭し、その道のプロとなれば、そして誰にも負けない実績や実力を身につけることができたなら、それはそれで天職となり得る。その業界の第一人者となることができれば、いつまでもその会社の中にいる必要はないはずだ。顧客はいくらでも獲得することができることだろう。

よって独立し、経営者かもしくはフリーランスとして適度に仕事をとり、生きていけばよい。適度な仕事量を維持しつつ、プライベートの時間も十分に確保できる環境を作り出すことが、きっとできるはずである。ただし、中途半端な独立は、このような幸せな結果を生まない。あくまでも、業界の第一人者となっておく必要があろうかと思う。

「俺はどう考えても、今の職業を天職とはできない」

そんな方の方がむしろ多いはずだ。このような方の場合は、辛くても現在の仕事を続けながら、今の暮らしを維持するとともに、天職の準備を始めると良い。そしてまず最初に、ほんの小さなビジネスからスタートすることにする。当然のこと、これだけでは生きていくことはできないはずだが、それでも本業によって日々の生活を維持することはできるので、時間をかけて天職の幅を少しずつ広げていく。

たとえば10年単位の計画で、天職たるビジネスを広げていくことを考える。突然会社を辞めてしまうのではなく、あくまでもささやかなサイドビジネスとして、試行錯誤を繰り返しながら、徐々にでも、確実にビジネスをふくらませていけばよい。

これをお読みの方が40代以降であるならば、天職の実現を定年後に設定しても良いと思う。時間さえかければ、資本はさほどかからない。小さな利益を再投資することで、ビジネスは徐々に大きくなっていくからである。

そして、ビジネスが十分に生活を支えてくれる規模にまで成長したなら、その時にそれを本業とするか否かを考えていけばよいだろう。そのころには、固定客やクライアントもあなたについていることだろう。あなたは、好きな仕事を好きな量だけ受け、そして暮らしていくことができる。まさに、人生パラダイスというわけである。

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