50代からの貧乏ながら気楽な人生

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「うちの光回線遅くてさぁ」という友人の問題に答える


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■光回線なのに遅いという問題

「うちの光回線遅くてさあ」
先日友人宅にお邪魔をした際、友人がこのようにボヤキ始めた。光回線と言えば、最近では一般家庭に浸透する通信インフラといえる。電話回線の帯域の一部を用いたADSLとは異なり、光ファイバーを敷設することでサービス提供がなされる光回線は、現在では1Gbpsの品目もあり、これですら一般化してきている。

光回線でのネット環境であれば、動画やファイルのアップロード、クラウドの利用などもスムーズとなるし、光によって提供されるさまざまなサービスを受けることも可能となる。

インターネットでブラウジングを行ったりSNSを利用する程度であれば、実はADSLであったとしても十分なのだが、ちなみにうちの場合は、カミさんがドラマや映画を見たいという半ば強制的な強い要求が続いているため、カネがないのに光回線を利用している。まあ、徹底的な精査によってかなり安い請求額には抑えているわけだが。

話がそれた。ということで、光回線は通信速度が高速であることが必須条件といえる。にもかかわらず「光回線が遅い」というのは、明らかに無駄な状態といえるだろう。

しかし実は、光回線が遅いと感じられている方は、決して少なくないことが、その後あちこちでお話を伺うことで判明した。そこで今回は、なぜお宅の光回線が遅いのかについて、素人 to 素人的なレベルにおいて、お話をさせていただこうと思う。

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■まずは回線サービスとルーターを確認する

ちなみに冒頭で登場した友人宅では、NTTの「ハイスピード」、200Mbpsのサービスを使っていることが請求明細から確認できた。現在では1Gbpsのサービスである「隼」がリリースされている。ちなみに隼の料金はハイスピードと同じであり、また、移行にも料金は発生しなかったと記憶している。即刻、隼へと切り替えることを提案した。

さて、これで問題解決かというと、実はスピードが遅い原因は、まだまだ至る所に存在する。そしてこのどれか1つに合致しただけでも、高いパフォーマンスを得ることができないので、話は厄介である。

まずはルーターの問題である。多くの方は何らかのブロードバンドルーターを利用されているかと思う。また、最近では無線ルーターを使われている方も少なくないことだろう。

ルーターは、ざっくりいうなら、ネットでやりとりする情報、つまりパケットを中継する機器であるわけだが、これは製品により無線LAN規格やスループット値が異なる。
細かい話は省略するが、スループットとは要は情報を転送できる速度であるとご理解いただければと思う。つまり、せっかく回線を高速なものにしても、途中に介在するルーターのスループットが遅ければ、その部分がボトルネックとなり、スピードが出ないのだ。太いパイプで水を流しても、一部分が細くなっていれば水は勢いよく流れないのと同様である。

スループットは、ルーターのファームウエアのバージョンによっても変動するので、素人があれこれと手を加えるのは少々難しい。よって、古いルーターをお使いならば、安価な製品であっても新しいものに買い換えることが最善策と言える。

 

■LANケーブルとPCも確認しよう

「新しいルーターに替えてもやっぱり遅いんだよ」

回線のサービスとルーターの買い換えをされても、問題が改善されないことも珍しいことではない。この場合次に確認すべきはLANケーブルだ。まあ、これについては実はあんまり意識する必要はないのだが、少々解説しておくと、LANケーブルにはさまざまな規格が存在し、可能通信速度が異なる。ちなみにカテゴリー5は100Mbps、カテゴリー5eと6が1Gbps、カテゴリー7が10Gbpsとなっている。よって繋がるからと昔から使っているケーブルをそのまま使っていると、それが通信速度を遅める原因となるかもしれない。

また、PCがとてつもなく古い場合、このPCに実装されるLAN規格が古いことも原因となるし、そもそもPCの動作が遅ければ、回線速度に関係なくブラウジングはもっさりとしたものになる。

さらには、OSのデフォルト設定がパフォーマンス低下の原因となる場合もある。設定についてもここではあえて説明しないが、興味がおありであれば検索サイトであれこれと検索すれば、改善方法を見つけることができるはずである。つまり、パフォーマンスを追求するには、ケーブルやPC自体も、比較的新しいモノへと交換する必要があるということである。

 

■20Mbps程度の帯域が確保できていれば問題なし

「全部見直したけど、やっぱり1Gbpsなんてスピードは出ないぞ」

この友人、素人のくせして1Gbpsを要求するか。実は光回線サービスの多くは、ベストエフォート型となっている。ベストエフォートとは最大限の努力という意味である。つまり、「最高まで頑張れば、それだけのスピードが出るかもしれませんね」程度の1Gbpsなのだ。また、インターネットアクセスにおいては、プロバイダを介することになる。この部分のスループットによっても、通信速度は大幅に変動する。

さらに、光回線において、動画サービスやテレビ、ビデオサービスなどを併用されている場合は、そのサービスにも帯域が食われている。よって、どんなに改善したとしても1Gbpsといった広帯域を肌で感じることはできない。

ちなみに、通信速度計測サイトなどでの簡単計測において、20Mbps程度かそれ以上のパフォーマンスを得ることができたなら、十分なパフォーマンスが出ていると判断して良いかと思う。これだけの帯域が確保できていれば、そしてPCやタブレットなどのデバイスが比較的新しいものであるなら、十分に満足した状態で、ネットを楽しむことができるはずだからだ。

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