50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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貧乏人から脱却するための「カネは使わなければなくならない」


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■「カネは使わなければなくならない」に開いている穴とは

「カネは使わなければなくならない」
この至極当然の言葉である。しかしこの言葉の持つ真の意味をしっかりと把握している方は意外に少ないように思う。

「把握も何も、使わなければなくならないのは当たり前だ」
果たしてそうだろうか。では、試し月末の数日間、お金を全く使わない生活を送ってみていただきたい。できるだろうか。
「週末であれば寝ていればいいので簡単だ。それにそんな日をこれまでも過ごしている」

素晴らしい。では数日後、口座の残高を確認していただきたい。お金はまったく使っていないわけだから、口座の残高もまったく変わらないはずである。しかし、多くの方の残高は大幅に減っているはずである。

使っていないのに残高が減少することなどありあるだろうか。これが実はあるのだ。そしてこの部分が、「カネは使わなければなくならない」という真の意味から逸脱した事態を招いている。

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■多大な固定費を徹底して見直す必要性

「使っていないんだから、残高は減らないだろう」
実際に確かめていただければおわかりになるが、月末には、口座から公共料金やローン返済、家賃などさまざまなお金が引き落とされることになる。まあ、そんな手続きをまったくしていない方なら減額はされないが、その代わりに請求書や振込用紙がポストに投函されるはずである。

つまり、まったく使わないといっても、実は無条件に支払い義務を負う生活を、多くの方が送られている。そしてこれが、カネがない要因の大きな部分と言える。これらは一般的に「固定費」と呼ばれている。つまり毎月固定的にかかるお金のことだ。

実質所得の向上が難しい昨今だから、多くの方が節約生活を余儀なくされている。だから、倹約に倹約を重ねる日々であり、その努力は多大なものであるはずである。
しかし右から左へと流れていく固定費に目を向けない人は意外に多いものだ。ところがこの額がバカにならない。つまり、使っている認識のない部分において、実は多額のお金を消費してしまっているわけである。

また、カード支払いや借金などは、借りる際には負担をあまり感じることはない。だから意識しなければ債務が増えていく。ところが借りた金には高い金利が乗った返済義務が生じる。そしてこれらは、翌月以降支払っていく必要がある。
月末に一銭も使わなかったとしても、否応なしに口座から多額の金額が引き落とされ、そして、過酷な金欠状態へと陥ることになるわけである。

 

■固定費を見直した後の生活費見直し

本ブログにおいて、何度か固定費の削減策について書いてきている。なので、是非ともお読みいただければと思うが、貧乏生活から脱出するためには、爪に火をともして生活する以前、固定費の徹底的な削減を断行することが不可欠となる。

理想としては固定費ゼロ、つまりどこからも口座引き落としがなされない状況が好ましいわけだが、これには少々無理がある。しかし、徹底的な見直しにおいて、固定費や無条件に減額される債務をなくしたり、大幅な減額策を実行することは、さほど難しいことではない。

たとえば、高い家賃を支払っているのであれば、安い物件へと移転することでこれを大幅削減することが可能となる。また、金融機関や企業などに高い金利を支払って儲けさせるようなことはやめるべきである。つまり、高い金利のお金を借りてはならない。

さらには、カードの使用を停止するか、せめてデビットカードへと替えることで、少なくとも消費のツケを翌月以降に支払うという生活から脱却することができることだろう。

この見直しを徹底した方の中には、月10万円程度の固定費を、月3万円程度へと圧縮することに成功した人もいる。その差額は、実に7万円ということになる。

この様に、まずは固定費を精査し、徹底した圧縮策を講じることが不可欠と言える。そしてその後にとるべき策が、日々の消費部分となる。この段階において、「お金は使わなければなくならない」を念頭に日々の生活を見直していけば、あなたは所得に関係なく、かならず貧困から脱出することが可能となるはずである。

「本当に?」

本当である。騙されたと思って是非トライしてみていただきたい。あなたにはごく自然に貯蓄額が積上がり、そして日々の困窮から抜け出すことができるはずだからである。

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