50代からの貧乏ながら気楽な人生

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近未来に到来するかもしれないシンギュラリティ


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■シンギュラリティとは何か
シンギュラリティという言葉をご存知だろうか。シンギュラリティ(Technological Singularity)とは、日本語では技術的特異点という。ちなみに技術的特異点をwikiなどで調べてみると、そこには「未来研究において、正確かつ信頼できる、人類の技術開発の歴史から推測され得る未来モデルの限界点を指す」と書かれている。

・・・まったくわからん。のでもう少し砕いて説明する。

現代進化し続ける技術って、ある程度までは、今後どんなことが実現するのか、また、それによって私たちの生活はどのように変わっていくかを予測することができる。

たとえば、癌を消したり痴呆症を直す薬が登場するとか、ロボットカーが一般化するとか、ごく近い将来だと水で走行可能な自動車が登場するとかね。これらは、現状はまだ研究の余地があるものの、このまま技術革新を続けていけば、いずれは実現するんじゃない?ってある程度の推測はできる。また、えらーい研究者であれば、知識は豊富だろうから、もっと先に登場する技術についても、ある程度の予想は立てることができるはずだ。つまりこれが、未来モデルということになる。

しかし現代の人類には、予想することもできないような進化を、もしかしたら私たちは垣間見ることになるかもしれない。それはたぶん、とってもすごいことなんだろうけど、残念ながらどのように考えてみても、見越せる先には限界があり、そこから先は、誰がどのように知恵を絞ってみてもまったく推測することはできない。そしてこの限界点となる部分が技術的特異点であり、シンギュラリティであるわけだ。

「予想もつかないほどの未来なんだから、俺らには関係ないじゃん」と思われるかもしれない。しかしそれは、案外近い将来、もしかしたら若い世代のあなたなら、おっさんおばちゃんになる以前、俺たち世代であればヨボヨボになる以前に、到来するかもしれない可能性が出てきている。

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■シンギュラリティ到達のふたつの要素
シンギュラリティに到達する要素として、現在ではふたつの事が考えられている。

ひとつめは、突然人間が覚醒し、今までにはまったく持っていなかった能力を身につけてしまったときだ。まあこれ、結構SFチックであり、この辺は「Akira」をお楽しみいただきたい。また、少なくとも頭の悪い俺の脳が覚醒するとは思えないので、あんまりリアルには考えていない。

しかしもう一つの要素。これは現在でもリアルに考えられるのでちょっと怖い。

それは人工知能の進化だ。現在この分野の研究は、多くの国や研究機関で進められている。現状、その多くはまだ人間の意志決定支援システムの域を出ていないが、日本では国立情報学研究所が「ロボットは東大に入れるか」というプロジェクトを進行中だ。米国のベンチャーを中心として、多くの企業でも研究が進んでいる。

また、IBMが開発した質問応答システム・ワトソンは、高い自然言語解析機能を持ち、米国のクイズ番組に優勝したり、新たな発見も始めている。ちなみに彼の声、「2001年宇宙の旅」に登場するHALのようでもあり、ちょっと怖い。

現状はまだシンギュラリティの気配は感じられないが、ムーアの法則にもあるように、テクノロジーは日進月歩で進化が続いている。人工知能がこれまで人間の知り得ない論理や法則を発見しだすのは、そんなに先ではないように思う。

さて、この部分のみを考えるなら、人間の見つけられないことを見つけるのだから、人類にとっても有益なことなのではないかと思えたりする。しかしここには、ひとつの大きなリスクが存在することに気づかれるだろうか。

■シンギュラリティ到達における大きなリスク
それは、人工知能が発見した新たな定理や公式を、もしかしたら人間が理解できないかもしれないということだ。理解できなければ、私たち人類はそれを使うことができない。しかし人工知能にはそれがわからない。自らが発見した定理が、彼ら自身が思考する上で、とてつもなく便利だとすると、彼らは躊躇なくそれを活用することだろう。なぜなら、これまで人間の積み上げた知識や論理、公式など無意味といえるほどに、効率的なものであるはずだからだ。

彼らはこれまで人類が知り得なかったことを次々と解明していくかもしれない。たとえば、18世紀以降、多くの数学者を悩ませ、しかも現在でも解明されていない素数定理も、そのひとつの気づきによって解明できるかもしれない。

すると、インターネットのセキュリティは一気に崩壊する。インターネットの暗号化技術は、まだ人が解明できていない素数定理をブラックボックスとすることで成り立っている。誰もが知り得ないことなのだから、ブラックボックスとして十分機能するわけだ。しかし、定理を理解してしまえば、それは単なる公式によって解を得ることができる。算数の宿題に成り代わるわけであり、超ヤバいわけだ。

技術的特異点から以降、人類がどのような道を辿るのか、予想することは不可能となる。人類の歴史上、ありえなかった特異点の向こう側なのだ。何が起きても不思議ではない世界だからである。こわー。

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