50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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55歳の考える経済的自由とははたして何か


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■経済的自由とは何か
「経済的自由」、たまに目にする言葉である。困窮することなく、お金の悩みを持つことのない自由といった意味合いだろうか。資産も持たない55歳のほぼ無職男には、まことしやかに魅力的な言葉ではある。経済的に自由を得ることができるということは、とりあえず生活費には困っていないわけであり、また、自由というくらいだから十分に生きるだけの経済的余裕を手にいれているってことのはずだ。

経済的自由を手にするための方法として、まず最初に思いつくのは、収入を上げることだろう。収入を上げれば自ずと生活は楽になるはずである。ゆとりあるライフスタイルを実現することができるし、貯金だってできるはずである。

しかし最近になって、この方向性にはちょっとした落ち度があるんじゃないかと気づいている。なぜなら、年収1千万円を超える人間の中にも、経済的自由を得られていない人間が山ほど存在するからである。

「年収が1千万円を超えてなおかつ、経済的自由を得られないってどういうことよ」

と多くの方は、そう思うはずである。しかし実際に、そのような年収レベルにある人々の中には、日々の暮らしが楽ではないという人間も少なくないのだ。実際この落とし穴にハマるのは実に簡単なことだし、逆に何の意識もしなければ、年収をいくらあげたとしても、この穴から抜け出すことはできない。

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■高収入だけでは得られない経済的自由
これまでの社会においては、年齢とともに年収が上がっていくことが珍しいことではなかった。しかし問題なのは、年収の上昇とともに、豊かな生活を具現化することもまた一般的なこととして認識されていたということだ。

年収が上がるのだから、その分、生活レベルを向上させるのは、ある意味当然のことのように思う。しかし考えてみていただきたい。年収1千万の人間の支出総額が、1千2百万円であったらどうだろう。これ、年間あたり2百万の赤字となる。

「そんな無謀な」と思われるかもしれない。しかしこんな落とし穴にハマっている方は実に多く存在する。なぜなら、私たちの生活環境においては、カードの利用やローンなど、将来の収入を見越した借金が可能となっているからである。

年収が上がることで、自らの信用力も向上する。するとその分、多くのお金を借りることができるようになる。つまり大きなものが買えるわけだ。また、年収が上がるわけだから、より広く快適な住環境を得たいと考えるだろうし、住環境が向上すれば、そこに置く家具や電化製品も新しく購入したいと考えるだろう。

車だって新しくしたくなるかもしれないし、どうせ買うなら高級車となるかもしれない。子供にだって多くの習い事をさせたいし、年末年始には、海外旅行にだっていきたいはずだ。

信用を得た人は、その信用を金に代えることで多くの欲望を満たすことだろう。しかし生活レベルを向上させ欲望を満たしていくと、案外簡単に支出額が年収を超えることになる。ところが借金の多くは、利子さえ支払っていればすぐには返済しなくてよい。このため気づきにくいわけである。年収以上の支出にだ。

このシワ寄せは、のちの生活を苦しいものとする。翌年からは、何も買わなかったとしても、返済の必要性が生じるからだ。また、予想に反して年収が大幅にダウンした場合、深刻な事態を招くことになる。生活は一気に苦しくなるはずである。

人は一度上げてしまったライフスタイルを落とすことが難しい。上げてしまったライフスタイルには、毎月多大な固定費がついてまわることになる。また、すでに消費してしまった分のお金の返済が続く。

よって年収が上がったとしても経済的自由は、簡単には手に入れることができないことになる。

■経済的自由を得るための方法とは
さて、では私たちは経済的自由を生涯に渡って得ることができないのだろうか。年収1千万円でも手にすることができない経済的自由だ。「手に入れることなどできるはずがない」と思われることだろう。しかし、決してそんなことはないと気づき始めている。ちなみに経済的自由は、たとえば年収300万円以下の人でも、十分に手にすることができる。

それは、生活環境を見直し、年収以下で暮らすことのできる生活を手にすることだ。これは極端な例だが、年収300万円の人が、年150万円で暮らすことのできる環境を手に入れたとしたなら、単純計算で年間150万円の貯金を手にすることができる。つまり、翌年には、1年間遊んで暮らせる資金を貯めることができることになる。

その人が年収400万円になったのなら、支出を少しあげて年200万円での生活へとシフトすれば良い。すると、ライフスタイルは向上しているものの、先と同様に2年で1年を暮らせるだけのお金が貯まる。

年収の半分で生活することなど、できるはずがないと思われるかもしれない。しかし、あなたの年収の半分しか得ていない人も、しっかりと生きて生活をしているし、中には毎月それなりの貯金をしている人も存在する。つまりやってできないことはないのだ。

これを具現化するためには、これまでの意識を改革する必要があるといわれている。また、環境を作り出すには時間がかかるかもしれない。しかしやってできない話ではないし、実はシニアの方たちの多くは、このノウハウを知り抜いていたりする。つまり経済的自由とは、年収を上げることよりも、むしろ支出を抑えることで手にすることができるもののようである。

「支出を抑える」と一口にいうものの、実行するにはそれなりの覚悟が必要となる。また、生活環境を抜本的に見直す必要があるから、多少の苦労は伴うはずである。しかしその対価として、年収を上げることなく、経済的自由を手にすることができる。

意外なところに、その方法は存在したわけである。

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