50代からの貧乏ながら気楽な人生

ミドルの視点から見たさまざまな問題やネタを綴ります。

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1日1000円の無駄金と1日10万円の効果的なお金の使い方

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無駄な消費を繰り返すために労働をするのであれば、むしろ消費を切り詰めて労働を軽減するのも手であるということについて、本ブログでは各所で触れてきている。

労働とは、社会的貢献を果たしたり生き甲斐を求めることにも意味があるものでもあり、単にお金を稼ぐためだけのものではないが、仮に嫌々働いているのであれば、消費を押さえることでそのイヤイヤの半分程度を解消することも不可能な話ではないことは確かではある。

ただし、お金を使うこと自体が罪悪であると私は考えていない。消費は必ず第三者の所得となるわけなので、消費が低迷すれば社会全体が疲弊することにもなりかねないからであり、有効なお金はむしろ進んで使うのも決して悪いことではないと思う。

ということで、今回はお金の使い方について、スポットを当てて考えを進めていくことにしよう。

■ある日の1000円の無駄な支出

たとえばある日、私は午後から家を出て、腹が減ったので牛丼を食べたとする。これに350円。そしてその後に100円均一店で茶こし袋とウエットティッシュを購入し、これに税別200円。さらには近くのカフェに立ち寄り、アイスコーヒーを頼み、これに400円を消費する。税も含めれば支出計はおおよそ1000円となる。

カフェでは儲かることのないブログの記事を執筆する。まあこれは趣味の範囲のブログなので収益もへったくれもないわけであり、よってリターンも見込めず、つまり私はこの日1000円を単に消費したことになる。

って、これは今日の私の支出計ではないか・・・。

私にとって牛丼はあきらかに無駄な消費だった。家には食べるものがあったはずなので、食べてから出れば牛丼を食べる必要がなかったからだ。ただ、私は牛丼がとても好きなので、これは明らかに贅沢でもある。

「あんた、筋金入りの底辺だな」と、そんなに褒められては照れる。

■ある日の10万円の効果的な支出

さて、これからは現実の話ではないが、ある日私は銀座で有名な、それでいて小さなお店で知人と寿司を軽くつまんでいたとする。

口に入れると溶けてしまうようなトロを堪能しながらも、知人との話が意外に盛り上がる。ここでの支払いが35000円。少々飲んで帰ろうかということになり、近くのバーに立ち寄り、盛り上がる話を具現化しようという話に発展する。ここでの飲み台が65000円となれば、この日の支出はこれだけで10万円ということになる。

先の底辺男の1000円からすれば、その100倍ものお金を消費していることになる。ところが、先の1000円よりもこの日の10万円の方が効果的なお金の使い方であった可能性もある。

具現化しようと盛り上がった話が、知人の法人のビジネス拡大の話であり、その支援を私が請け負う話であり、利益率の高い2000万円程度の案件に発展する可能性が高かったとする。

これを10万円で引っ張ることに成功したわけだから、その経費としての10万円であれば、むしろ安価であり、牛丼とカフェ代よりも安い場合があるわけである。

■お金を節約することがもったいないことも

この例は、少々こじつけなので無理があるかもしれない。しかし、このようにお金の使い方には多様性がある。前者は単なる消費であり、後者は投資であり経費ということができる。

よってお金を使わないことが善であり、お金を使うことが悪とは一概にはいえない。

真のお金持ちは、リターンの見込めるお金についてはしっかりと使う。それは単なる消費ではなく、利回りを得ることのできる投資となるわけであり、この判断や切り分けを的確に行うことができるものである。

その一方で、単にお金を使うことに快楽を見出してしまったり、無意味な見栄をはるための消費である場合、それは贅沢の域を超えてしまうことにもなりかねない。これらの消費になんらリターンを見込むことはできない。単なる消費は、他者を助けることにはなるが、自分を助けることにはならない。

もしそんな使い方が常態化しているようであれば、その支出を押さえることで、貯蓄を増やすことも、生活に安定性を見出すことも出来る。つまり、自分を助けることになる。

時にお金はお金を生む。そんなタイミングにおいてお金を節約するのはもったいないことだ。しかし単なる消費に気持ちが大きくなりすぎるのも、これまたもったいないことといえそうである。

お金の使い方は、なかなか難しいものである。

 


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