50代からの貧乏ながら気楽な人生

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「自分に厳しく他人に甘い」思考で幸せになることができる理由

「自分に厳しく他人に甘い」と耳にされて、どのような印象を持たれるだろうか。この思考を持つことに成功している人の多くは、幸せになることができるという。これは本当だろうか。
「わかるような気はするけど、なかなか難しそうだ」
確かにこれは難しい。というのも、多くの人は「自分に甘く他人に厳しい」からである。
しかしこの傾向が特に強い人を観察してみると、一様に不幸な人が目立つことも事実である。
さて、では「自分に厳しく他人に甘い」人が幸福であり、「自分に甘く他人に厳しい」人が不幸な傾向にあるのはなぜだろうか。今回はこの点について考えを進めていくことにしたい。

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■「自分に甘く他人に厳しい」人はなぜ不幸?

周囲を観察すると、とかく人の批判をしたがる人がいるものである。サラリーマンの方であれば、上司にそんな人を見つけるのは難しいことではないかもしれない。また、SNSにいおてもそんな人は目立つものだ。いずれも人の欠点をこと細かく指摘したりする。

さて、これらの人はなぜ人の批判をしたがるのだろうか。

上司の場合、部下の教育のためだろうか。いやいや、部下の為を思っているのであれば、批判ではなく改善点を指摘することが優先されるべきであり、執拗な攻撃はしないことだろう。また、SNSなどの批判も同様であり、相手を思っているのであれば、辛辣なコメントは出るはずがない。

指摘する相手のことを考慮していないとなれば、あとは自分のためということになる。では、相手を指摘することで、どのようなメリットを得ることができるのだろうか。

考えられるのは、人を指摘することによる自己の優位性の確認である。周囲の人に批判をすることで、自分の立ち位置を確認しようとしている。また、思うことを相手にぶつけることで気が晴れることもあることだろう。

ところがこれは、一時的な発散にしかならない。というのも、社会や人は簡単には動かない。ましてや辛辣な意見を真に受けようとは思わない。つまり他人に厳しい思考は何もうまない。

他人に厳しい人は、おおよそ自分には甘い。甘いということは、つまりどのような事象に遭遇したとしても、自分にその責任を課したり反省をする機会が少ない。よって自己を改善していく機会に恵まれにくい。

さて、自分に変化がなく、しかも周囲に変化がないのであれば、現状の不満を払拭することができない。

変えることができる自分を変えず、変えることができない人や社会が変わるべきだと考える。これはかなり無理があり辛い。不幸な状況に陥っている場合、そこから抜け出す手立てがない。

「自分に甘く他人に厳しい」人は、結果としてずっと不幸でストレスフルな状況で生きるしかなくなるわけである。

■「自分に厳しく他人にも厳しい」はあり得ない

「いやいや、私の場合は自分に厳しいからこそ、他人にも厳しいのだ」

と、そんな方もいらっしゃるかもしれない。しかしこれ、実はありえない。

自分に厳しい人は、他人に厳しくあたることはない。自分に厳しい人は常に上を見ている。自己の至らない点を反省すると共に、常に自分を改善しようと考える。このため、下を攻撃するといった無益なことをしないし、そんな時間的余裕はない。

自分に厳しく他人にも厳しいというのは、結果として自分に限界を感じ、下にしか目が行かなくなった状態にあるわけであり、結果として「自分に甘く他人に厳しい」状況にハマっていることが多いわである。

■「自分に甘く他人にも甘い」コミュニティーの絆は弱い

「私の場合、自分にも人にも甘いわけだが」

さて、このような思考はどうだろうか。自分に向上心がなく相手にも関心がない。よってこれについても事態が改善するのは難しいかもしれない。また、同様のタイプが集まると傷の舐めあいとなってしまうので、上昇志向を持つ人は注意が必要となるかもしれない。

「生きるのって大変だよな」
「まったくだよな」
「でも俺たちはこれでいいよな」
「そうだよな」

本当にこれで良いのであれば問題はない。しかしこのようなコミュニティーでは、意外に人と人の絆が弱いことが少なくない。

「やっぱりボクは先へと進むよ。じゃあね」

といわれて、焦ったりしないように注意をする必要がある。

■「自分に厳しく他人に甘い」人が幸福になる理由

さて、では自分に厳しく他人に甘いという考え方は、幸福を生むことになるのだろうか。

まあ、これについては絶対とは言えない。しかしこのような考え方をすることができる人には、幸福な人が多いように思う。

先にもふれたが、自分に厳しい人の多くは上を見ている。常に自分の至らない所を改善しようと考えている。また、他人に甘いわけだから、たとえば部下に対しては、批判ではなく引き上げるための改善策を提示したり、それに気づくためのヒントを伝えているように思う。

自らが変わろうとしているわけだから、徐々にではあれ、状態は好転に向けた変化を見ることになるはずである。また、無駄な批判をしないので、多くの人に支持されることになる。一人の変化が、多くの人の変化となることもあるかもしれない。

自分を中心としたコミュニティーも拡大するだろうし、自分の生きやすい環境を構築しやすくなることだろう。つまり、幸福になる可能性が高いわけである。

■苦境に遭遇したときにこそ持ちたい「自分に厳しく他人に甘い」思考

現代社会は生きることさえ辛いことが多い。このような状況に陥ると、心に余裕がなくなるために、とかく「自分に甘く他人に厳しい」思考を持ちがちになる。

これは、私自信を振り返ってもいえる。不埒に生きているのでさまざまなことに遭遇する。心に余裕がなくなると、周囲の人や社会などさまざまなことが目に付き始めるし、批判をしたくなるものである。

生き抜くことが困難な状況では、自分にはどうにもできないことで身動きがとれなくなることもある。そんな時に、自分自身、何を変えることができるのかを論理的に考えることは重要だと思う。

先にも申し上げたとおり、社会や他人は自分の意思で変わることはない。ましてや自分の望むべき環境へと変化させることはまず無理である。変えることができないわけだから不満が積もることになり、批判もしたくなる。

しかしこれを繰り返したとしても、周囲は何もかわらないのだから、苦しい状況から抜け出すことは難しい。

唯一変えることができるのは、自分自身だけだ。よって、苦境から脱することを望むのであれば、いち早く自分を変えるための行動を起こすしかない。

まずは自分を変化させ、行動を起こすことだ。諦めることなく行動を続けることで、徐々にではあるが事態が好転を始める。するとわずかながら心に余裕が生まれ始める。この繰り返しにより、あなたの人生は、これまでとは異なる素晴らしい時を迎えることになる。

「自分に厳しく他人に甘い」思考を取り入れ、あなたもぜひ幸せな人生をお送りいただきたいと思う。意外にも、そこには不満のない気楽な世界が存在するものである。

 


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